海外遠征
   日本フットボールリーグはリーグ創立10周年の行事として、タイ(バンコク)へ遠征をおこなうこととなりました。監督は昨年のJFL優秀監督の中口 雅史(SAGAWA SHIGA FC)が務め、選手は参加18チームより各1名参加します。
 JFLチームの海外遠征は、アジア各国とサッカーを通じて親善をはかるために行なわれています。過去の遠征は、1999年バングラデシュで行なわれた「第2回バンガ・バンドゥカップ」で優勝、2002年にはウズベキスタン協会創立90周年記念試合などへの参加、2003年にはインドネシア代表チームから勝利を飾るなどの結果を残し、2004年にはサウジアラビアで行われた「第8回アブドゥラアルファイサルプリンスカップ」に参加しました。
  大会概要
 
遠征場所 タイ・バンコク
遠征期間 2008年9月22日(月)~27日(土)
  日程・結果
 
09/23 19:00 JFL選抜 4 - 0 チュラーFC
(タイプレミアリーグ)
チュラーロンコーンスポーツスタジアム 【試合結果(PDF)】
09/25 16:20 JFL選抜 1 - 1 ムアンタンFC
(タイ1部リーグ)
ムアンタンスタジアム 【試合結果(PDF)】
  ※キックオフは現地時間
  メンバー
 
スタッフ
役職 氏 名 Name 所属
団長 桑原 勝義 Katsuyoshi KUWABARA 日本サッカー協会・日本フットボールリーグ
オフィシャル 藤田 一郎 Ichiro FUJITA 日本サッカー協会
総務 加藤 桂三 Keizo KATO 日本フットボールリーグ
主務 瀧森 誠 Makoto TAKIMORI 西鉄旅行
監督 中口 雅史 Masafumi NAKAGUCHI SAGAWA SHIGA FC
コーチ 石橋 眞和 Masakazu ISHIBASHI Honda FC
コーチ 古矢 武士 Takeshi FURUYA 横河武蔵野FC
ドクター 高田 尚文 Naofumi TAKATA 高島病院
トレーナー 岩田 清志 Kiyoshi IWATA 玉野医療専門学校
 
選手
Pos. No. 氏 名 Name 身長 体重 生年月日(年齢) 所属チーム
GK 1 中村 元 Gen NAKAMURA 180 72 1978/09/06 (30) Honda FC
DF 2 鳥養 祐矢 Yuya TORIKAI 171 62 1988/05/11 (20) ジェフリザーブズ
DF 3 大杉 誠人 Masato OSUGI 166 65 1983/02/02 (25) SAGAWA SHIGA FC
DF 4 伊藤 琢矢 Takuya ITO 180 74 1974/06/11 (34) ファジアーノ岡山
DF 5 西村 陽毅 Haruki NISHIMURA 182 67 1987/05/31 (21) アルテ高崎
DF 6 細貝 竜太 Ryuta HOSOKAI 174 66 1988/01/18 (20) 流通経済大学
MF 7 長山 一也 Kazuya NAGAYAMA 165 64 1982/04/01 (26) カターレ富山
MF 8 向 慎一 Shinichi MUKAI 169 66 1985/06/15 (23) 栃木SC
MF 9 林 俊介 Shunsuke HAYASHI 168 63 1985/07/25 (23) 横河武蔵野FC
MF 10 実信 憲明 Noriaki SANENOBU 165 60 1980/05/07 (28) ガイナーレ鳥取
MF 11 山下 聡也 Toshiya YAMASHITA 173 66 1981/07/08 (27) 三菱水島FC
MF 12 高向 隼人 Hayato TAKAMUKI 176 68 1982/11/24 (25) 佐川印刷SC
MF 13 日下 大資 Taishi KUSAKA 170 65 1984/06/08 (24) FC刈谷
MF 14 佐野 裕哉 Yuya SANO 170 65 1982/04/22 (26) ニューウェーブ北九州
FW 15 村田 純平 Junpei MURATA 181 74 1982/02/01 (26) ソニー仙台FC
FW 16 アラン ALLAN 178 72 1989/02/20 (19) MIOびわこ草津
FW 17 木下 真吾 Shingo KINOSHITA 181 72 1987/09/25 (20) TDK SC
GK 18 野田 恭平 Kyohei NODA 191 85 1981/10/06 (26) FC琉球
  ※年齢は、2008/9/22現在
  戦評
 
【第1戦】JFL選抜 - チュラーFC(タイプレミアリーグ)
 JFL選抜チームは、9月22日にタイのバンコク入りをしました。到着後練習に出かけたものの、競技場使用の都合でボールに触れることができたのは15分程度となり、早速アウェイの洗礼を受けました。
 9月23日のチュラーFCとの第1戦は、急造チームのためコンビネーション等心配されましたが、開始早々の45秒、鳥養裕矢(ジェフ)のシュートがポストに当たり戻ってきたところを、林俊介(武蔵野)が決めて先制。9分には鳥養が倒されて得たペナルティキックを佐野裕哉(北九州)が決めて2点をリード。その後は、チュラーFCに得点チャンスを与えることなく無失点に抑え、2点リードのまま前半を終了しました。後半もJFL選抜のペースで試合は進み、JFLが何度か決定的なチャンスを得ましたが追加点をあげることができません。しかし、2-0のまま試合終了かと思われた86分、コーナーキックのチャンスから高向隼人(佐川印)が決めて3点差に。終了間際には日下大資(刈谷)の右からのクロスを相手選手がオウンゴールを入れてしまい、4-0で試合終了しました。
 試合内容は、チュラーFCに決定機を作らせることなく快勝でした。チュラーFCは主力と思われる外国人選手が出てはいませんでしたが、アウェイの試合としては最高の試合ができました。




 
【第2戦】JFL選抜 - ムアンタンFC(タイ1部リーグ)
 9月25日(木)に行われた第2戦は、キックオフ時間が19時から16時に変更しましたが、関係者への連絡が取れていなかったようで、審判員が遅れ16時20分にキックオフされました。ムアンタンFCは27日に公式戦があるため、前後半でフィールドプレーヤー全員交代しました。前半はテスト生の外国人選手も数名出場していました。後半のメンバーがレギュラークラスではないかと思います。
 試合は、前半はJFLが押し気味に試合を進め30分、パスを受けたアラン(びわこ)がドリブルで抜け出しゴール前で相手ディフェンダーをかわして先制点を決めました。しかし前半終了間際に一瞬のスキを衝かれ相手11番に同点ゴールを決められ前半は同点で終了しました。後半は相手に押し込まれる場面が増え守備にまわる時間帯が多くなりました。なかなかチャンスを作ることができずに苦しみましたが、最後まで集中が切れることなくそのまま終了。結局1-1の引き分けに終わりました。
 ムアンタンFCは現在タイ1部リーグで首位に位置し、このまま勝ち進めば来季はプレミアリーグ昇格の可能性が高いチームとのことです。アフリカ系の外国人選手も所属し強化しているようです。ホームグラウンドはバンコク郊外、ホテルから高速道路で40分くらいのところにあり、約1,000名収容のスタンドがあるコンパクトな天延芝の競技場でした。