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第103回天皇杯、JFL勢は7チームが2回戦に進出!


天皇杯1回戦 ブリオベッカ浦安 vs 筑波大学(2023/5/21)より

 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会の1回戦にJFLからは9チームが出場し5月20日(土)に1試合、22日(日)に8試合が開催された。浦安が大学の強豪筑波大に勝ち、J3との対戦5試合ではJFL勢が4勝1敗で勝ち越し、地域リーグチームとの対戦は苦戦するも、JFL7チームが勝利し、6月7日(水)開催の2回戦へ駒を進めた。


■1回戦の結果
 ※【 】は、マッチナンバー、得点後の(  )は背番号

◎5月20日(土)
【13】13:00 栃木グリーンスタジアム(栃木グ)
栃木シティFC(栃木県) 4-1(前半1-0、後半0-1、延長前半3-0、延長後半 0-0) FCマルヤス岡崎(愛知県)0
マルヤス得点:71分(9)前田央樹
失点:41分、101分、105分、105+1分

 FCマルヤス岡崎は関東サッカーリーグ1部の栃木シティFCと対戦。前半からボールの主導権を握るマルヤスは5本のシュートを放つも決定機に決め切れず逆に41分に栃木Cが左CKからゴール前のHSで先制しマルヤスは1点ビハインドで折り返す。後半もボールの主導権を握るマルヤスは71分に左サイドからのクロスにゴール前で岡部拓実が繋いだボールを前田央樹が頭で合わせ同点とする。後半は栃木Cが5本のシュートを放つもマルヤスの守備陣が体を張った守りでゴールを許さず延長戦へ。延長に入ると栃木Cが優位に攻める時間が多くなりマルヤスは101分にゴール前のクリアボールを詰められ再びリードされると105分に右サイドから攻められ追加点。その1分後には相手にボールをインターセプトされてから決められ4失点目。延長後半も相手優位の展開でマルヤスはチャンスが少なくゴールならず試合終了。マルヤスがJFL復帰を目指す栃木C相手に1-4で敗れ2回戦進出ならず。


◎5月21日(日)
【1】13:00 ゼットエーオリプリスタジアム(ZA市原)
ブリオベッカ浦安(千葉県) 3-2(前半2-1、後半1-1) 筑波大学(茨城県) 
浦安得点:13分(2)村越健太、34分(28)伊藤純也、79分(24)林容平
失点:22分、64分

 ブリオベッカ浦安は関東学生リーグ1部の筑波大学と対戦。浦安は前半13分に自陣からの浮き球パスを受けた村越健太がドリブルで持ち込み右足で決め先制。22分には中央で繋がれ失点となるが34分にはゴール前で繋いだボールを最後は伊藤純也が落ち着いて決め2-1とし1点リードで前半を折り返す。後半は64分に中央で繋がれ再び追いつかれるが、79分にゴール前で林容平が頭で合わせ三度リード。その後は筑波大の反撃を浦安守備陣が体を張った守りで決定的なシュートを打たせず試合終了。浦安が3-2で筑波大に勝ち2回戦へ駒を進めた。


【3】13:00 平和堂HATOスタジアム(HATOスタ)
レイラック滋賀(滋賀県) 2-1(前半0-0、後半1-1、延長前半0-0、延長後半 1-0) アスルクラロ沼津(静岡県)   
滋賀得点:75分(6)俣野亜以己、120+2分(50)平尾壮
失点:58分

 レイラック滋賀はJ3のアスルクラロ沼津と対戦。前半は沼津の1本に対し滋賀がシュート数で3本と上回るがチャンスに決められずスコアレスで折り返す。後半は沼津がシュート7本を放つなど優位に進め58分には右サイドのスローインから繋いだボールにゴール前で頭で合わされ先制されるが滋賀は75分にカウンターから右サイドで平尾壮がクロスを入れると俣野亜以己が頭で合わせ1-1に追いつく。その後は沼津の反撃を抑え1-1のまま延長戦へ。延長に入ると沼津が滋賀陣内でボールを繋ぎ、滋賀はカウンターを狙う展開が続き終盤へ。このままPK方式までもつれるかと思われた120+2分に滋賀はカウンターから川森有真が左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れるとファーサイドに走り込んだ平尾壮が右足で決めその後すぐに試合終了滋賀が2-1の逆転勝ちで2回戦へ駒を進めた。


【4】13:00 三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 サッカー・ラグビー場(三交鈴鹿)
ヴィアティン三重(三重県) 2-0(前半1-0、後半1-0) ガイナーレ鳥取(鳥取県)
V三重得点:45+4分(22)川中健太、84分(13)安西海斗

 ヴィアティン三重はJ3のガイナーレ鳥取と対戦。前半から優位に攻めるV三重はシュート数でもJ3の鳥取を上回り(V三重7本、鳥取3本)、前半終了間際の45+4分に川中健太がFKを直接決め先制、V三重が1-0で折り返す。後半は相手も5本のシュートを放つなど積極的に仕掛けるがV三重の守備が堅くゴールを許さない。そして84分には連続攻撃から最後は梁賢柱のシュートのバー返りを安西海斗が右足で詰め追加点。その後は相手の反撃を抑え2-0でV三重が勝ち2回戦に駒を進めた。


【6】13:00 プライフーズスタジアム(プラスタ)
ヴァンラーレ八戸(青森県) 2-3(前半1-0、後半0-1、延長前半0-1、延長後半1-1) ソニー仙台FC(宮城県)
ソニー得点:67分(4)澤田雄大、95分(14)吉野蓮、111分(17)伊藤綾汰
失点:26分、117分

 ソニー仙台FCはJ3のヴァンラーレ八戸と対戦。前半シュート数で上回るソニーだったが決定機に決められず逆に26分には八戸の左CKからのボールにゴール前でクリアしたボールを繋がれ失点、ソニーは0-1の1点ビハインドで折り返す。後半は相手のシュートを1本で抑えたソニーが67分に左CKからのボールにゴール前で澤田雄大が頭で合わせ同点とする。その後は互いに追加点なく1-1で延長戦へ。延長前半の95分には右サイドから中央で繋いだボールに最後は吉野蓮が右足で決め逆転。延長後半の111分には左サイド直接FKからのボールにゴール前で伊藤綾汰が右足で合わせ3点目。117分に1点を返されるがその後の反撃を抑え試合終了。ソニーが3-2の逆転勝ちで2回戦へ駒を進めた。


【7】13:00 ロートフィールド奈良(ロートF)
奈良クラブ(奈良県) 0-1(前半0-0、後半0-1) Honda FC(アマチュアシード)
Honda得点:63分(16)川浪龍平

 Honda FCは昨年のJFL優勝でJ3でも上位につける奈良クラブと対戦。前半は互いに相手陣内で仕掛けチャンスを作るがシュート数で奈良2本、Honda3本と少なくゴールなしのスコアレスで前半を折り返す。後半はHondaが63分に右CKからのボールにゴール前で川浪龍平が頭で合わせ先制。その後は互いにチャンスを作り後半は互いに4本ずつのシュートを放つがその後はゴールなし。虎の子の1点を守り切ったHondaが1-0でJ3入会1年目で今季も好調の奈良に勝ち2回戦へ駒を進めた。


【14】13:00 島根県立浜山公園陸上競技場(出雲浜山)
ベルガロッソいわみ(島根県) 1-2(前半1-1、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-1) 高知ユナイテッドSC(高知県)
高知得点:43分(18)佐々木敦河、113分(28)東家聡樹
失点:45+1分(PK)

 高知ユナイテッドSCは中国サッカーリーグのベルガロッソいわみと対戦。前半から優位に攻める高知は5本のシュートを放ち43分にはゴール前で繋いだボールから佐々木敦河が右足で決め先制。しかし前半終了間際に相手にPKのチャンスを与えこれを決められ1-1で折り返す。後半も高知が優位に攻め7本のシュートを放ったが決定機に決め切れず、相手も3本のシュートを放ったが安定した守りでゴールを許さず1-1のまま延長戦へ。延長も高知の優位は変わらず延長前半は無得点も延長後半の113分に吉田知樹からのパスを受けた東家聡樹がドリブルから右足で決め、これが決勝点となり高知が2-1で勝ち2回戦へ駒を進めた。


【15】13:00 いわぎんスタジアム(いわスタ)
いわてグルージャ盛岡(岩手県) 4-0(前半2-0、後半2-0) クリアソン新宿(東京都)
失点:13分、16分、73分、84分  

 天皇杯初出場のクリアソン新宿はJ3のいわてグルージャ盛岡と対戦。前半13分に左サイドからのクロスにゴール前で合わせられGKがクリアするがその後は右足で詰められ先制されると16分には相手のロングボールからボールをインターセプトされそのまま右サイドから持ち込まれ2失点目。新宿も3本のシュートを放つが決定機に決め切れず0-2のビハインドで前半を折り返す。後半は相手を上回るシュート(いわて4本、新宿5本)を放った新宿だったが相手の守りが堅くゴールなし。逆に73分にはカウンターからゴール前で繋がれ3失点目。84分には左サイド距離のある位置から決められ計4失点目。新宿は0-4で敗れ2回戦進出ならず。


【18】12:00 レゾナックサッカー・ラグビー場 Aコート(レゾサA)
ヴェルスパ大分(大分県) 2-1(前半0-0、後半1-1、延長前半0-0、延長後半1-0) FCバレイン下関(山口県)
V大分得点:55分(3)福宮弘乃介、114分(19)酒井信磨
失点:88分

 ヴェルスパ大分は中国サッカーリーグのFCバレイン下関と対戦。前半から優位に攻めシュート数でも上回るV大分だったが決定機に決め切れず。守っては相手のシュートを1本に抑え無失点とし前半はスコアレスで折り返す。後半は55分にV大分が直接FKからのボールにゴール前で福宮弘乃介が頭で合わせ先制、その後もチャンスを作るが決め切れず。逆に88分に相手にFKを直接決められ1-1で延長戦へ。延長戦では相手がシュートで上回るも守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。そして延長後半の114分には瓜生昂勢が左サイドからドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れると酒井信磨が頭で合わせこれが決勝点となりV大分が2-1で勝ち2回戦へ駒を進めた。


■JFL7チーム、天皇杯2回戦対戦カード 【 】はマッチナンバー
◎6月7日(水)
【25】19:00 ニッパツ三ツ沢球技場(ニッパツ)
横浜F・マリノス(J1) ― ブリオベッカ浦安(千葉県)

【28】19:00 デンカビッグスワンスタジアム(デンカS)
アルビレックス新潟(J1) ― レイラック滋賀(滋賀県)

【29】19:00 パロマ瑞穂ラグビー場(パロ瑞穂ラ)
名古屋グランパス(J1) ― ヴィアティン三重(三重県)

【32】19:00 NDソフトスタジアム山形(NDスタ)
モンテディオ山形(J2) ― ソニー仙台FC(宮城県)

【33】19:00 茨城県立カシマサッカースタジアム(カシマ)
鹿島アントラーズ(J1) ― Honda FC(アマチュアシード)

【43】19:00 パナソニック スタジアム吹田(パナスタ)
ガンバ大阪(J1) ― 高知ユナイテッドSC(高知県)

【48】19:00 レジナックドーム大分(レゾド)
大分トリニータ(J2) ― ヴェルスパ大分(大分県)