レイラック滋賀がヴェルスパ大分との接戦を制す!
第27回日本フットボールリーグ第9節は5月17日(土)に4試合、18日(日)に4試合が開催され、首位の青森は今季初の複数失点で引き分け2位に後退。代わりに新宿に勝った沖縄が首位に浮上。滋賀は今季初の「東近江」開催で好調のV大分との接戦を制し今季5勝目となった。
17日はレイラック滋賀とヴェルスパ大分が「東近江」で対戦。試合前から降り続く雨の影響もあるなか互いに相手陣内でチャンスを作り3本ずつのシュートを放つが互いに守りが堅くゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は滋賀が49分に右サイドで三宅海斗が相手ボールをインターセプトし中央で北條真汰がつないだボールを距離のある位置から人見拓哉が右足で豪快なミドルシュートを決め先制。滋賀は後半6本のシュートを放ったが相手GKの好セーブもあり追加点はならず。V大分は後半5本のシュートを放ち、特に金崎夢生は前半に引き続き後半も2本のシュートを放つが滋賀守備陣が体を張った守りでゴールを許さず最後までゴールなく試合終了。滋賀が虎の子の1点を守り切りホームでは連勝で今季5勝目。V大分は2試合連続ゴールなく今季2敗目となった。
ブリオベッカ浦安・市川と飛鳥FCは「D1秋津」で対戦。試合前からの強い雨風の中、前半は浦安市川が優位に攻め6本のシュートを放つが決定機に決め切れず。飛鳥はシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は54分に浦安市川がPKのチャンスを得るとこれを峯勇斗が右足で決め先制すると飛鳥は71分に左サイドからのクロスにゴール前で川﨑章弘が頭で合わせ同点。しかし浦安市川は75分に若杉好輝が左サイドからドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前ニアサイドに飛び込んだ東駿が頭で合わせ再びリードすると88分には右CKから相手のクリアボールをつなぎ左サイドからのクロスにゴール前ファーサイドで東駿が右足で詰め3点目。飛鳥は90+1分に右サイド直節FKからボールをつなぎゴール前にクロスを入れ相手のこぼれ玉を大原彰輝が左足で詰め1点差にするがあと一歩及ばす浦安市川が3-2で勝ち今季3勝目。飛鳥は今季6敗目となった。
アトレチコ鈴鹿とHonda FCは「上野競」で対戦。時折雨が強くなる中で前半はHondaが31分に相手のバックパスから前線でプレッシュヤーをかけた鈴木理久が相手GKのミスを誘い左足で詰め先制すると31分には右サイドからパスをつなぎ鈴木雄也が距離のある位置から左足で決め2点目。37分には左サイドから石原央羅がドリブルで持ち込み左足で決め3点目。鈴鹿は前半3本のシュートを放つが決定機に決め切れずHondaが3点リードで折り返す。後半は54分に右サイドから佐々木俊輝がクロスを入れるとファーサイドで知花康士朗が頭で押し込み4点目。鈴鹿は71分に左サイドから木出雄斗がクロスを入れるとそのままゴール右サイドに吸い込まれ1点を返す。しかしHondaは79分に寺田阿輝彦のシュートに相手GKのクリアボールを庄司夢ノ介が右足で詰め5点目。鈴鹿はその後のリスタートからボールをつなぎ最後は福元友哉が左足で決め2点目を決めるがその後は互いにゴールなく終了。Hondaが3点差をつけ勝ち3試合ぶりの勝利。鈴鹿は連敗となった。
横河武蔵野FCとY.S.C.C.横浜は「武蔵野」で対戦。終始雨の中での試合は前半から武蔵野が相手陣内で仕掛ける時間が多く9本のシュートを放つが再三の決定機に決めきれず。YSCCはチャンスこそ少ないが2本のシュートを放つがゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も武蔵野が優位な時間が多く前半はなかったCKのチャンスが5あったがゴールには結びつかず。後半はシュート4本を放つが最後までゴールが遠く。YSCCは自陣での戦いが多く後半も3本のシュートでゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝ち点1ずつを分け合った。YSCCは2試合連続の引き分け。武蔵野は4試合ぶりの勝ち点も順位は16位のまま変わらず。
18日はいわてグルージャ盛岡とミネベアミツミFCが「いわスタA」で対戦。前半からミネベアが相手陣内に積極的にボールを入れる展開で進み前半シュート5本を放つも決定機に決め切れずゴールなし。岩手もチャンスを作りシュート3本を放つがゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は序盤から岩手がチャンスを作るが決定機に決め切れず逆にミネベアは61分に右CKからのボールにゴール距離のある位置から越野雄太が頭で合わせ先制。ミネベアの後半のシュートはこの1本のみ。その後は岩手が相手陣内で仕掛ける時間が多く後半は6本のシュートを放つがミネベアの堅い守りの前に最後までゴールが遠くこのまま試合終了。ミネベアが1点のリードを守り切り連勝で得失点差ゼロとなり12位に順位を上げた。岩手は3試合連続ゴールなしの6連敗となり14位に順位を下げた。
ヴィアティン三重とFCティアモ枚方は「ラピスタ」で対戦。前半14分にV三重は村瀬悠介が左足でミドルシュートを放つと相手GKの手を弾きゴールに吸い込まれ先制。枚方は41分に自陣からのロングボールに抜け出した平山駿がドリブルで駆け上がり右足でゴール左下隅に決め追いつく。その後は互いにゴールがなく1-1の同点で折り返す。後半は53分にV三重が左サイドでつないだボールから梁賢柱がクロスを入れるとゴール前で池田直樹が左足で合わせ再びリード。79分に枚方は右サイドからのクロスにファーサイドに走り込んだ阿部隼人が左足で決め再び追いつくがV三重は86分に野口 竜彦が左サイドからクロスを入れると相手のクリアボールがゴールに吸い込まれオウンゴールとなる三度リード。その後は枚方の反撃を抑えたV三重が3-2で勝ち今季4勝目。枚方は2試合連続複数ゴ-ルを決めるが今季4敗目となった。
沖縄SVとクリアソン新宿は「沖縄市陸」で対戦。気温が32℃を超えクーリングブレイクを実施するぐらいの猛暑の中で行われたこの試合はやや沖縄が優位の展開で6本のシュートを放つも新宿の堅い守りの前にゴールならず。新宿もチャンスを作り4本のシュートを放つがゴールなく前半はスコアレスで折り返す。、後半は沖縄が49分にPKのチャンスを得るとこれを小川嵩翔が右足で決め先制。73分には左サイドからのクロスにゴール前競り合いからのこぼれ球を距離のある位置から小川嵩翔が右足で放ったシュートがゴール左下隅に決まり2点目。終了間際にはカウンターから松下大祐が左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れるとゴール前で川中健太が頭で決め3点目。新宿は後半シュート1本でゴールなく試合終了。沖縄が3-0で勝ち3試合ぶりの勝利で首位に浮上、新宿はアウェイでは3試合連続黒星となり順位をひとつ下げは7位。
ラインメール青森とFCマルヤス岡崎は「新青森球」で対戦。マルヤスは前半12分に右サイドからのクロスにゴール前で原耕太郎が頭で合わせ先制。青森は29分にPKのチャンスを作るが決めることが出来ず。しかし前半終了際の45+2分に右サイドから平尾泰雅がドリブルで駆け上がり左足で決め同点とし前半を折り返す。後半は79分にマルヤスが左サイドから若月尋がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で布方叶夢が左足で決め再びリードするが81分に青森はベッサがドリブルで持ち込み左足で決め再び追いつく。そして青森は90+1分にPKのチャンスを得るが決めることが出来ずこのまま試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分けあった。首位の青森は2位に順位を下げマルヤスは2試合連続の引き分けとなった。
次週(5月24、25日)は天皇杯1回戦のためリーグ戦は休み。次節(第10節)は5月31日(土)に3試合、6月1日(日)に5試合が開催される。