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第25回JFL 第26節「沖縄SVが今季初の複数ゴールで3連勝!」


第26節 沖縄SV vs 鈴鹿ポイントゲッターズ(2023/10/29)より

 第25回日本フットボールリーグ第26節が10月28日(土)に1試合、10月29日(日)に6試合が開催され、首位のHonda、2位のソニーは共に引き分け、3位の青森が敗れ滋賀が3連勝で3位に浮上し2位との勝点差も1に縮めた。沖縄は今季初の複数ゴールを決め3連勝とし今節敗れた14位武蔵野との勝点差を4に縮めた。
 *試合なし:クリアソン新宿

 28日はブリオベッカ浦安とFCティアモ枚方が「柏の葉」で対戦。前半は浦安がボールの主導権を握る時間が多くシュート数で4本を放ち、37分に伊藤純也が右サイドにパスを出し受けた藤森隆汰がクロスを入れるとゴール前ファーサイドに飛び込んだ小島樹が相手との競り合いから頭で押し込み先制。枚方はシュート2本でゴールなし。前半は浦安が1-0で折り返す。後半は枚方が開始早々の49分に右サイドからバジルがドリブルで持ち込み横パスを出すとやや左サイドの距離のある位置から阿部隼人が左足インサイドで放ったシュートがゴール左下隅に決まり同点。後半は枚方がボールの主導権を握る時間が多くなり逆転を狙って後半は6本のシュートを放つも浦安の守りが堅くゴールなし。浦安は後半シュート2本でゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。

 29日はラインメール青森とヴェルスパ大分が「弘前陸」で対戦。序盤から攻守の切り替えの早い展開で青森が6本、V大分が5本のシュートを放つも互いの守備陣の好守もありゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は74分にV大分が自陣でボールを奪い前線にロンボールを入れるとゴール前で中井崇仁がキープし瓜生昴勢が横パスを出すと中野匠が右足アウトサイドでシュートし相手DFのクリアボールを松木駿之介が詰めV大分が先制。青森はシュート2本を放つもV大分守備陣の体を張った守りでゴールを許さず試合終了。虎の子の1点を守り切ったV大分が6試合ぶりの勝利、敗れた青森は4位に順位を落とした。

 ミネベアミツミFCとFCマルヤス岡崎は「宮崎小林」で対戦。前半は風上のミネベアが相手陣内で攻める時間が多いもののシュート2本と少なくゴールなし。マルヤスはシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半はマルヤスがボールを持つ時間が増えるが互いに相手陣内で仕掛ける時間が多くシュート数も4本ずつを放つものの互いの守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。得点ランキングトップのミネベアの日野友貴は前後半シュート各1本でゴールならず。フルタイムの戦いはスコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。両チームとも順位は変わらず。

 高知ユナイテッドSCとHonda FCは「春野陸」で対戦。前半ボールの主導権を握る時間が多いHondaが相手陣内で攻める時間が多いものの高知の堅い守備の前にシュートは2本と少なくゴールなし。高知はシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は65分にHondaが左サイドからボールを繫ぎ最後はペナルティエリア外から川浪龍平が落ちついて右足で放ったシュートが左下隅に決まり先制。高知は77分に縦のロングボールから前方で樋口叶が頭で繫いだボールをゴール前で新谷聖基が相手GKと競り合いながら左足で押し込み同点。後半は互いに5本ずつのシュートを放つもその後は追加点なく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。Hondaは首位をキープも3位との勝点差が5に縮まった。

 ソニー仙台FCとヴィアティン三重は「めぐみB」で対戦。前半32分にソニーは直接FKのチャンスに瀬尾純基が放ったボールをゴール前で鈴木啓太郎が頭で合わせ先制。前半シュート数2本のソニーに対し4本のシュートを放ったV三重だったが決定機に決め切れずゴールなし。前半はソニーが1-0で折り返す。後半もシュート2本と少なく追加点はないソニーに対し、V大分は後半もシュート数5本と数ではソニーを上回るもゴール遠く。それでも90+1分にV三重はGKが自陣から放ったロングボールに前方に抜け出した梁賢柱が右足で直節合わせ同点に追いつく。その後は互いに決定的なチャンスはなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。2位のソニーは首位Hondaとの勝点差を詰められず4のまま。V三重は今季の優勝がなくなった。

 レイラック滋賀と東京武蔵野ユナイテッドFCは「東近江」で対戦。滋賀は前半13分に左CKからのボールに相手のクリアボールを繫ぎ最後は田部井悠からのパスにゴール前で大垣勇樹が右足で詰め先制。32分には相手陣内でボールを奪いゴール前で繫ぎ最後はペナルティエリア外から角田駿が落ちついて右足で放ったシュートが右上隅に決まり2点目。武蔵野もカウンターからチャンスを作ったが滋賀守備陣の好守にも阻まれシュート2本でゴールなし。前半は滋賀が2-0で折り返す。後半は武蔵野もボールを持つ時間が多くなり決定的なチャンスを作るが滋賀の守護神である伊東倖希の好セーブや守備陣の体を張った守りでゴールを許さず。逆に滋賀は90+1分に榎本大輝が相手ボールをインターセプトしゴール前にパスを出すと受けた菊島卓が落ち着いて右足で決めダメ押しとなる3点を決め試合終了。滋賀が3-0で勝ち3試合連続の完封勝ちで3位に順位を上げ2位との勝点差を1に縮めた。敗れた武蔵野は3試合勝利なしで13位との勝点差が2になった。

 沖縄SVと鈴鹿ポイントゲッターズは「沖縄市陸」で対戦。沖縄は前半9分に右CKからのボールにゴール前ニアサイドで安藝正俊が頭で繫いだボールをファーサイドに詰めた山田雄太が頭で押し込み先制。20分には自陣からのロングボールに前方に抜け出した松下大祐が右サイドからクロスを入れるとファーサイドに走り込んだ山田雄太が左足のダイレクトボレーで決め2点目。鈴鹿はチャンスを作り3本のシュートを放つも沖縄の堅い守りの前にゴールならず。前半は沖縄が2-0で折り返す。後半は鈴鹿がボールの主導権を握る時間が多くなったが62分に退場者を出し一人少ない状況に。それでも鈴鹿は77分に左サイドから繫いだボールに最後は距離のある位置から八木橋俊介が左足で低く抑えたシュートを決め1点を返す。その後は数的優位に立つ沖縄が後半はシュート1本でゴールなしも守備面では鈴鹿の反撃を抑えて2-1で勝ち3連勝。14位の武蔵野との勝点差を4に縮めた。

 次節(第27節)は11月4日(土)に5試合、5日(日)に2試合が開催される。