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第25回JFL 第29節「第25回JFL2位争いは最終節に持ち越し!」


第29節 レイラック滋賀 vs FCティアモ枚方(2023/11/19)より

 第25回日本フットボールリーグ第29節が11月18日(土)に2試合、19日(日)に5試合が開催され、前節まで2位だったソニーが敗れ、滋賀、青森、浦安の3チームが勝利で、2位の確定は最終節に持ち越しなった。この4チームが今季最終節となる次節(第30節)で2位の座を争うことになった。下位の方では15位の沖縄は勝ち、14位の武蔵野が敗れたため勝点差が3に縮まり次節の直接対決で地域との入れ替え戦に回るチームが決定する。
*試合なし:Honda FC

 18日はクリアソン新宿とヴェルスパ大分が「味フィ西」で対戦。前半16分にV大分は自陣右サイドからボールを繫ぎ長島滉大がドリブルから出したパスにゴール前で半田航也が相手を交わしながら落ち着いて左足で決め先制。V大分は前半3本のシュートを放つも追加点はなし。新宿は相手陣内でチャンスを作るがシュート1本でゴールなくV大分が1点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作るが互いに守りも堅く新宿がシュート1本、V大分がシュート2本と少なくゴールなく試合終了。虎の子の1点を守り切ったV大分が勝ち直近4試合負けなし。新宿は連勝ならず。

 ブリオベッカ浦安とミネベアミツミFCは「柏の葉」で対戦。前半34分に浦安は小島樹が相手ボールを奪い出たボールに井上翔太郎がドリブルから左足で決め先制。シュート数では浦安の2本に対し4本のシュートを放ったミネベアだったが決定機に決められず浦安が1-0で折り返す。後半は59分に浦安が右サイドからのクロスにゴール前で峯勇斗が右足で合わせ2点目。70分にはPKのチャンスに伊藤純也が右足で決め3点目。85分には左CKからのボールにゴール前の連続攻撃から最後は相手守備のこぼれ球を林容平が右足で詰め4点目。ミネベアは終了間際の90+4分に永吉広大がFKを直接決め1点を返すがこのまま試合終了し浦安が4-1で勝ち2位とは勝点1差のまま5位。ミネベアは最後は連敗で今季終了。得点ランキングトップの日野友貴はこの日もゴールがなく19得点のまま今季を終え、次節での他チームの選手の結果を待つ。

 19日はラインメール青森と東京武蔵野ユナイテッドFCが「新青森球」で対戦。雨上がりの強風の中で前半15分に青森は右CKからのボールにゴール前で長倉颯が頭で合わせ先制。武蔵野は39分に左サイドからのクロスにゴール前相手のクリアボールに相手GKのこぼれ球を行武大希が左足で決め追いつく。その後は互いに追加点はなく1-1の同点で折り返す。後半は69分に青森は左サイドからボールを繫ぎ齋藤来飛がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で山口和樹が落ち着いて右足で決め再びリード。その後追加点はないものの相手の攻撃を守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。2-1で青森が勝ち2位とは勝点差1のまま4位をキープ。敗れた武蔵野は今節での14位以上が確定せず。

 高知ユナイテッドSCと鈴鹿ポイントゲッターズは「春野陸」で対戦。前半7分に鈴鹿は左サイドから鈴木翔太がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で山内健史が左足で決め先制。44分には左サイドの直接FKからのボールにゴール前で中村俊貴が頭で合わせ2点目、高知はシュート1本でゴールなく鈴鹿が2点リードで折り返す。後半は高知が優位に攻める時間が多くなり75分にPKのチャンスを得ると小林心が右足で決め1点を返すと終了間際には右サイドからのロングボールに逆サイドから橋本峻輝がクロスを入れるとゴール前で相手のクリアボールがオウンゴールとなり同点。鈴鹿は後半シュート2本でゴールなし。この試合は2-2の引き分けで勝点1ずつを分けあった。

 ソニー仙台FCとFCマルヤス岡崎は「めぐみB」で対戦。前半14分にマルヤスは左サイドからのクロスボールにゴール前で塩谷仁が頭で合わせ先制。ソニーはシュート4本を放つもゴールなくマルヤスが1点リードで折り返す。後半は48分にマルヤスが相手GKからのボールを袴田航也がインターセプトしパスを出すと塩谷仁が右足でミドルシュートを決め2点目。ソニーは73分に中央でボールを繫ぎ最後は池内龍哉が右足で決め1点を返すが78分にマルヤスは右からのクロスにゴール前で前田央樹が頭で合わせ3点目。その後は相手の反撃を抑えたマルヤスが2点差をつけ勝利。敗れたソニーは連敗となり2位とは勝点差なしの3位に順位を落とした。

 レイラック滋賀とFCティアモ枚方は「東近江」で対戦。前半は互いに好守の切り替えの早い展開から滋賀が6本、枚方が4本のシュートを放つも決定機に決め切れずスコアレスで折り返す。後半も6本のシュートを放った滋賀は58分に自陣からのロングボールにゴール前で大垣勇樹が胸で落としたボールを拾った榎本大輝がドリブルで持ち込みミドルシュートを決め先制するとその後は相手に攻めこまれる時間が続いたが85分には右CKからのボールに井出敬大が頭で落としたボールを最後は海口彦太が右足で詰め追加点。枚方は後半6本のシュートを放つも滋賀の守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。滋賀が2-0で勝ち3位とは勝点差なしながらも2位に浮上した。

 沖縄SVとヴィアティン三重は「沖縄市陸」で対戦。前半はV三重がボールの主導権を握る時間が多く5本のシュートを放つも決定機に決め切れず。沖縄もカウンター等からチャンスを作りシュート2本を放つもゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半もV三重が優位な展開が続き7本のシュートを放つも沖縄守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。逆に沖縄は終了間際の90+6分に左CKからのボールにゴール前に飛び込んだ安藝正俊が頭で合わせゴール。この後試合終了のホイッスルが鳴り沖縄が1-0で勝利。これで14位武蔵野との勝点差を3とし次節の直接対決で入れ替え戦回避へ望みを繫いだ。V三重は連勝ならず。

 今季最終節となる次節(第30節)は11月26日(日)13時に全7試合が開催される。