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第22回JFL 第17節「ヴェルスパ大分が4ゴールを決め連勝!」


第17節 ヴェルスパ大分 vs いわきFC(2020/8/23)より

 第22回日本フットボールリーグの第17節が8月22日(土)に2試合、23日(日)に4試合が開催された。FC大阪が3連勝で首位をキープ。V大分は2連勝で2位につけた。
※23日のラインメール青森-東京武蔵野シティFCは開催中止となりました。

 22日は奈良クラブと高知ユナイテッドSCが「奈良橿原」で対戦。雷雨の影響で予定より1時間15分後に開始となったこの試合。前半序盤から積極的に仕掛ける高知が10分に左ショートCKから繋いだボールからゴール前にクロス、そのこぼれ球を長尾善公が低く抑えた右足シュートがゴール右隅に決まり先制、その後はシュート数で上回る奈良だったが高知の攻守もあり無得点。高知が前半1点リードで折り返す。後半は序盤から奈良が決定的なチャンスを作るも高知の守護神である奥田達朗の好セーブもありゴールを許さず。しかし64分に奈良は左サイドからのロングボールに島田拓海が相手DFに競り勝ち頭で合わせたボールが前がかりに出た相手GKの頭上を越え同点に追いつく。その後は互いにチャンスを作るも決めることができず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 Honda FCとヴィアティン三重は「都田」で対戦。こちらも雷雨の影響で予定より30分後に開始となったこの試合。前半はシュート数で上回る三重が38分に右サイドからゴール前に出したパスから再び右サイドの後方へそのボールを佐藤洸一が豪快なミドルシュートを決め先制、前半を三重が1点リードで折り返す。後半はHondaがシュート数で上回り多くのチャンスを作るも三重の攻守の前にゴールを決められず終盤へ。このまま三重が逃げ切りかと思われた90+1分にHondaは左CKからのボールに池松大騎が頭で合わせ同点。その後は互いにゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 23日はテゲバジャーロ宮崎とホンダロックSCが「宮崎県」で対戦。前半シュート数で勝るT宮崎がやや優位の展開も決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は開始早々にロックが自陣のクリアボールからハ―フェイライン過ぎあたりに来たボールを田中大和がゴールめがけてロングシュート、そのボールが前がかりの相手GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ先制する。その後、後半は攻守の切り替えの速い展開でほぼ互角の展開。そして85分にT宮崎は、自陣左サイドのロングフィードからゴール前で繋いだボールを代健司が決め同点。その後は互いに決定機に決めきれず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 ヴェルスパ大分といわきFCは「昭和電サA」で対戦。前半30分にいわきは左サイドに展開されたボールを日高大が落ち着いて決め先制。しかしV大分は40分に中央のパス回しから最後は中野匠が決め同点に追いつくと42分には左サイドから利根瑠偉がドリブルで持ち込んだボールを薮内健人が決め逆転し前半を2-1で折り返す。後半は49分にV大分が後方からのロングボールに左サイドから利根瑠偉がダイレクトで低く抑えたシュートを右隅に決め3点目。いわきは後半6本のシュートを放ち、セットプレー等のチャンスも多くあったがゴールに結びつかず、逆にV大分は76分に右からのロングボールからワンバウンドしたボールに利根瑠偉が頭で合わせ4点目。守ってもその後のいわきの攻撃を抑え4-1で勝ち開幕2連勝とした。いわきは4失点でJFL初黒星となった。

 FC大阪とMIOびわこ滋賀は「花園第2G」で対戦。前半はカウンターから積極的にゴールを狙う滋賀がシュート数で上回るも相手GKの攻守にも阻まれゴールなし。FC大阪も6本のCKのチャンスを生かせず前半はゴールなくスコアレスで折り返す。後半はシュート数でFC大阪が9本、滋賀が7本と積極的にシュートを放つ展開も、63分にFC大阪が中央直接FKから右サイドへ、そこからのクロスボールに川西誠が頭で合わせ先制、滋賀も決定的なシーンを作ったがFC大阪の守護神である永井文也が好セーブ連発でゴールを割らせずこのまま試合終了。虎の子の1点を守り切ったFC大阪が勝ち開幕から3連勝で首位をキープ。滋賀は天皇杯予選含め今季4試合目で初のゴールなしで敗れた。

 鈴鹿ポイントゲッターズと松江シティFCは「三交鈴鹿」で対戦。前半14分に右サイドから菅本岳がドリブルでゴール前に持ち込んだボールを酒井達磨が決め先制。鈴鹿は18分に左サイドからのロングボールをエフライン・リンタロウが落ち着いて決め同点に追いつく。その後は互いに決定機に決めきれず前半終盤へ。そして42分に松江は敵陣で相手が前方に出したボールを垣根拓也がダイレクトで前方に大きくクリア、これがゴール前のパスとなり、それを酒井達磨が落ち着いて右隅に決め再びリードし松江が1点リードで折り返す。後半は猛暑の影響もあり互いにシュート1本ずつとチャンスも少なくゴールなし。松江が1点のリードを守りきり今季2勝目。鈴鹿は天皇杯予選含め今季初黒星となった。

 次節(第18節)は8月29日(日)に3試合、30日(日)に4試合が開催される。
※30日のヴェルスパ大分-東京武蔵野シティFCは開催中止となりました。