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第100回天皇杯2回戦「天皇杯2回戦、JFLは6チームが勝ち3回戦へ!」


天皇杯2回戦 高知ユナイテッドSC-高松大学(2020/9/23)より

 天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会の2回戦が9月23日(水)に開催された。JFLからは11チーム出場。6チームが勝利し、10月28日と11月11日に開催する3回戦へ駒を進めた。


■2回戦の結果          
 ※【 】はマッチナンバー、得点時間後ろの( )数字は背番号

◎9月23日(水)
【17】19:00 キューアンドエースタジアムみやぎ(Qスタ)
富士大学(岩手県) 3-2(前半1-0 後半2-2) ソニー仙台FC(宮城県)

ソニー得点:83分(17)藤原元輝、87分(17)藤原元輝
失点:35分、62分、67分

 ソニー仙台FCは東北大学サッカーリーグの富士大学と対戦。ソニーは前半から優位に攻めシュート数で上回るがゴールならず。逆に35分に左サイドを起点に攻められ富士大が先制しソニーは1点ビハインドで折り返す。後半もシュート数が13本を放ったソニーだったが62分にはオウンゴールを献上し67分にも決められ3点のビハインドとなる。その後はソニーが怒涛の攻撃を見せ83分には前節4ゴールの藤原元輝が相手GKのクリアボールを詰め、87分にはPKを決め1点差まで詰め寄るがあと一歩及ばず敗れ、3回戦進出ならず。

 
【18】15:00 Jヴィレッジスタジアム(Jヴィレッジ)
いわきFC(福島県) 0-3(前半0-1 後半0-2) ラインメール青森(青森県) 

青森得点:18分(16)和田響稀、79分(16)和田響稀、89分(27)新田裕平(PK)

 いわきFCとラインメール青森のJFL同士が対戦。前半シュート数で上回るのは青森。18分にPKのチャンスを得ると和田響稀が蹴り一度は相手GKに防がれるが、こぼれ球を自ら詰め先制し青森が1点リードで折り返す。後半は62分にいわきが2枚目のイエローカードで退場者を出すと数位的優位に立つ青森は79分に右サイドから堀研太がドリブルで持ち込みゴール前にパス、それを和田響稀が落ち着いて決め2点目。89分にはPKのチャンスを得ると新田裕平が決め3点目。後半は数位的不利になったいわきは決定的なチャンスが少なくゴールなし。2回戦唯一のJFL対決は青森が勝ち3回戦へ駒を進めた。


【20】17:00 ゼットエーオリプリスタジアム(ゼットエー)
VONDS市原FC 2-3(前半0-0 後半0-0 延前1-1 延後1-2) 東京武蔵野シティFC(東京都)

武蔵野得点:98分(18)石原幸治(PK)、109分(16)中川諒真
111分(9)田口光樹
失点:105分(PK)、119分

 東京武蔵野シティFCは関東サッカーリーグ1部のVONDS市原と対戦。台風12号の影響もあり雨と風が強い悪天候の中、前半は風下の武蔵野は自陣内でのプレーが多いものの、ボールを奪ってからのショートカウンター等でシュート数やCK数でも上回るがチャンスに決めきれずスコアレスで折り返す。後半序盤は市原が積極的に攻め武蔵野ゴールを脅かすも武蔵野はゴールを割らせず。武蔵野は15分を過ぎてからは前線から積極的にボールを奪いあと一歩のところまで攻めこむが相手の体を張った守りの前にゴールならず。そして前後半を通じてスコアレスとなり武蔵野は1回戦に続き延長戦へ。そして延長前半の98分に右CKからのボールにゴール前で相手がハンドの反則で得たPKのチャンスに石原幸治が決め武蔵野が先制。しかし延長前半終了間際に市原がPKを決め同点に。そして延長後半に入り武蔵野は109分に自陣ゴールキックオフから繋ぎゴール前競り合いのこぼれ球を中川諒真が決め再びリードすると、111分には左からのクロスボールに田口光樹が頭で合わせ3点目。その後119分に相手にゴールを許すが、その後は相手に決定的なチャンスを作らせず1点差で勝ち3回戦に駒を進めた。


【23】19:00 エコパスタジアム(エコパ)
Honda FC(アマチュアシード) 2-1(前半2-0 後半0-1) 常葉大学(静岡県)

Honda得点:14分(9)大町将梧、26分(9)大町将梧
失点:90分+2分

 Honda FCは東海大学サッカーリーグの常葉大学と対戦。前半はシュート数で互いに4本ずつも決め手で勝るHondaは14分に相手ボールをインターセプトした八戸雄太が左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れ、それに大町将梧が右足で合わせ先制、26分には左サイドからのクロスボールにゴール前で折り返し繋いだボールを最後は大町将梧が決めHondaが2点リードで折り返す。後半は互いにチャンスが少なく終盤へ。90+2分に常葉大が1点を返すがその後はHondaがしっかり守りきり2-1で辛くも勝利で3回戦に駒を進めた。


【24】19:00 岐阜メモリアルセンター長良川競技場(長良川陸)
長良クラブ(岐阜県) 0-4(前半0-3 後半0-1) FCマルヤス岡崎(愛知県)

マルヤス得点:14分(36)犬飼翔洋、40分(27)津田知宏、43分(36)犬飼翔洋
       72分(8)寺尾憲祐

 FCマルヤス岡崎は東海大学サッカーリーグ2部の長良クラブと対戦。前後半を通じてシュート数ではほぼ互角も決め手で勝るマルヤスは前半14分に左サイドからのパスに犬飼翔洋が合わせ先制すると40分には右CKからゴール前で繋いだボールを津田知宏が頭で決め、43分には左サイドからのクロスボールに犬飼翔洋が頭で合わせ3-0で折り返す。後半も決め手で勝るマルヤスは72分に直接FKからのボールに相手GKのこぼれ球を寺尾憲祐が詰め4点目。守っても相手にシュートを放たれてもゴールは許さずこのまま4点差でマルヤスが勝ち3回戦へ駒を進めた。


【25】18:15 和歌山県紀三井寺公園陸上競技場(紀三井寺)
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県) 1-0(前半1-0 後半0-0) MIOびわこ滋賀(滋賀県) 

失点:27分

 MIOびわこ滋賀は関西社会人サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山と対戦。前半から和歌山がシュート数で上回るなど、今季攻撃的な滋賀の攻撃陣がなかなかチャンスを掴めない展開で27分に和歌山が左サイドからのクロスボールに滋賀がクリアするもそれを詰め和歌山が先制し前半を折り返す。追う滋賀だったが後半もシュート数は前半に引き続き後半も1本と精彩を欠く。CKのチャンスも増えるが決定的なシュートを放てない滋賀に対し和歌山は守りを固めながらもカウンターで滋賀ゴールを脅かす。そして後半は互いにゴールなく試合終了。滋賀が0-1で敗れ3回戦進出ならず。


【26】19:00 ヤンマースタジアム長居(ヤンマー)
FC TIAMO枚方(大阪府) 1-0(前半1-0 後半0-0) 奈良クラブ(奈良県)

失点:11分

 奈良クラブは関西社会人サッカーリーグ1部のFC TIAMO枚方と対戦。前半11分にTIAMO枚方が左サイドからゴール前で繋いだボールを決め先制。先制された奈良はシュート数では上回るものの決定的に決めきれず1点ビハインドで折り返す。後半はTIAMO枚方が9本のシュートを放つも奈良の守備が堅く追加点は与えず。奈良も6本のシュートを放ち6本のCKのチャンスを得るが最後まで1点が遠くゴール無し。奈良は0-1で敗れ3回戦進出ならず。


【28】19:00 Axisバードスタジアム(Axis)
三菱水島FC (岡山県) 1-0(前半0-0 後半0-0 延前1-0 延後0-0) 松江シティFC(島根県)   

失点:104分

 松江シティFCは中国サッカーリーグの三菱水島FCと対戦。前半は松江がやや優位の展開ながらも互いに決定的なチャンスを作りシュートを放つも互いの攻守もありスコアレスで折り返す。後半は三菱水島FCがシュート数で上回り松江のゴールを脅かすも松江の守備も堅くゴールを割らせない。松江もチャンスを作るが決めきれずこのままスコアレスで90分間終了、延長戦に進んだ。延長前半は三菱水島が松江のゴール前で連続のシュートを放ち、松江もその度に跳ね返すが、最後はGKのクリアボールを三菱水島の中川知也に決められ三菱水島が先制する。追いつきたい松江は延長後半で積極的に攻めるが相手の体を張った守りの前にゴールならずこのまま試合終了。松江が0-1で敗れ3回戦進出ならず。


【29】19:00 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(春野陸)
高知ユナイテッドSC(高知県) 2-1(前半1-0 後半1-1) 高松大学(香川県)   
 
高知得点:37(19)赤星魁麻、90+4分(18)泉光輝
失点:81分

 高知ユナイテッドSCは四国大学サッカーリーグの高松大学と対戦。前半から優位に攻める高知は37分に左サイドからのクロスボールに赤星魁麻が頭で合わせ先制、1点リードで折り返す。後半は追加点を狙ってチャンスを作る高知だったがシュートまで持って行けず。逆に高松大は81分に右サイドから繋ぎ1-1の同点に追いつく。追いつかれた高知だったが90+4分に右サイドから中央で繋いだボールを泉光輝が落ちついて決め再びリード。その後はしっか守りきり高知が2-1で勝ち3回戦へ駒を進めた。


【32】19:00 トランスコスモススタジアム長崎(トラスタ)
MD長崎(長崎県) 0-2(前半0-1 後半0-1) ヴェルスパ大分(大分県)

V大分得点:45+2分(44)福島新太、53分 オウンゴール

 ヴェルスパ大分は九州サッカーリーグのMD長崎と対戦。前半からシュート数でも圧倒するV大分だったがMD長崎の体を張った守りの前になかなかゴールが決められず。それでも前半終了間際に相手ボールをインターセプトした福島新太が落ち着いて決め先制し1点リードで折り返す。後半もV大分優位は変わらず、53分には相手のオウンゴールで追加点。その後はゴールがないものの守備面では攻守から相手に決定的なチャンス与えず失点なしでV大分が勝ち、3回戦へ駒を進めた。


 2回戦では1試合のJFL対決では青森が勝利。他の9チームは地域リーグや大学生と戦い関西ではJFL2チームが関西リーグに共に敗れるなどJFLの関西勢は3回戦に進めず。その他ではソニーが大学チームに松江が地域リーグチームに敗れるなど計5チームが敗れ、6チームが3回戦に駒を進めた。


■JFL6チーム、天皇杯3回戦対戦カード
【 】は、マッチナンバー

◎10月28日(水)
【33】キックオフ時間・開催会場未定
富士大学(岩手県) ― ラインメール青森(青森県)

【34】キックオフ時間・開催会場未定
筑波大学 ― 東京武蔵野シティFC(東京都)

【36】キックオフ時間・開催会場未定
Honda FC(アマチュアシード) ― FCマルヤス岡崎(愛知県)

【40】キックオフ時間・開催会場未定
鹿屋体育大学(鹿児島県) ― ヴェルスパ大分(大分県)

◎11月11日(水)
【39】キックオフ時間未定 Pikaraスタジアム(ピカスタ)
高知ユナイテッドSC(高知県) ― FC徳島(徳島県)