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第22回JFL 第23節「奈良クラブが今季ホーム初勝利で連勝!」


第22節 奈良クラブ vs ヴィアティン三重(2020/10/3)より

 第22回日本フットボールリーグの第23節が10月3日(土)に全8試合が開催され、首位のHondaが勝ち、2位のV大分が敗れ勝点は広がり、T宮崎が勝ち3位に浮上した。

 ソニー仙台FCと高知ユナイテッドSCは「石巻フ」で対戦。前半は9分にソニーは山﨑一帆が右サイドからドリブルで切り込みゴール前にパス、それを藤原元輝が決め先制。高知は前半、風上に立ちチャンスを作るも好機を生かせずゴールなし。ソニーが1-0で折り返す。後半は風上に立つソニーが51分に自陣直接FKのロングボールからゴール前で内野裕太が繋いだボールを山﨑一帆が決め2点目。53分に高知は左サイドからのロングパスから坪井清志郎がドリブルで持ち込んで決め1点を返すがソニーは84分に鈴木啓太郎が右サイドゴールラインギリギリのところをドリプルで持ち込みゴール前にパス、それに藤原元輝が左足で合わせダメ押しとなる3点目を決め3-1で勝ち3連勝となった。高知は今季2番目に多い3失点で敗れ未だに白星なし。

 東京武蔵野シティFCとテゲバジャーロ宮崎は「武蔵野」で対戦。開始早々にT宮崎は左サイドからのクロスボールにゴール前でシュートのこぼれ球を水永翔馬がミドルシュートを決め先制。その後は互いに決定的なチャンスを作るも決定機に決めきれずT宮崎が1点リードで折り返す。後半は互いに7本ずつのシュートを放ち攻守の切り替えの早い展開から積極的に攻め、88分にT宮崎は右サイドを使ったカウンターからゴール前で繋いだボールを最後は渡邊龍が詰め追加点。武蔵野は終了間際に中川諒真がPKを決め1点を返すがあと一歩及ばず。T宮崎が1点差で勝ち3位に浮上した。武蔵野はホームで今季初黒星となった。

 ホンダロックSCとHonda FCは「宮崎市」で対戦。前半は風上に立つHondaが31分に左CKからのボールにニアで児玉怜音が頭で合わせ先制。ロックもチャンスを作るが決められずHondaが1点リードで折り返す。後半は風上のロックだったが決定的なチャンスが少なくゴールなし。逆にHondaは73分に左サイドからのクロスボールにゴール前の競り合いのこぼれ球を富田湧也が詰め2点目。76分には左CKからのボールにゴール前の競り合いからの浮き球を川浪龍平がダイレクトで決め3点目。守っても安定した守りでゴールを許さず3点差をつけて完封勝利で首位をキープ。ロックは今季3度目のゴール無しで3試合ぶりに敗れた。

 ヴェルスパ大分とラインメール青森は「日田」で対戦。前半15分に右サイドからのクロスボールにゴール前で繋いだボールを薮内健人が決め先制。その後も追加点を狙い前半だけで13本のシュートを放ったV大分だったが追加点ならず1-0で折り返す。後半も追加点を狙って攻めるV大分だったが青森の攻守の前にゴールなし。逆に後半は青森がシュート数で上回り85分に左CKからのボールに木下高彰が空中での競り合いを制し頭で決め同点とすると86分には自陣のロングボールから行武大希が相手を交わし決め逆転。その後はV大分の猛攻に体を張った守りでゴールを許さず青森が1点のリードを守り逆転勝利で今季2勝目。敗れたV大分は2位も首位のHondaとは勝点3差に広がった。

 FC大阪とFCマルヤス岡崎は「服部陸」で対戦。前半シュート数やCK数で上回るマルヤスが決定的なチャンスを作るもFC大阪の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず、FC大阪もチャンスを作るが決めきれずスコアレスで折り返す。後半はFC大阪優位の展開もこちらも決定機に決めきれず、5本のCKのチャンスを生かせずゴールなし。マルヤスも終盤に攻撃的な選手を投入し1点を取りに行くがこちらもゴールが遠く試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。FC大阪はこれで開幕3連勝後は5試合勝利なし。マルヤスも4試合勝利なし。

 MIOびわこ滋賀と松江シティFCは「甲賀」で対戦。前半から風の影響もあり、なかなかチャンスが作れない両チームだったが、滋賀は33分に右サイドからのパスにゴール前でつないだボールを坂本一輝が相手を交わしシュートを決め先制、1点リードで折り返す。後半はやや風上の滋賀が優位の展開もシュート数は3本と決して多くはなく5回のCKのチャンスも生かせず追加点ならず。松江は後半、風下でなかなかチャンスが作れず最後までゴールなし。滋賀が1点のリードを守りきり連勝で4位に順位を上げた。3連敗となった松江は7位まで順位を落とした。

 鈴鹿ポイントゲッターズといわきFCは「AGF鈴鹿」で対戦。前半はシュート数やCK数でやや上回る鈴鹿が40分に相手ボールをインターセプトし和田篤紀がドリブルで持ち込み決め先制、1点リードで折り返す。後半はシュート1本の鈴鹿に対し、優位に攻めるいわきだったが、鈴鹿の体を張った守りの前にCKを含む多くのチャンスを生かせず最後までゴールなし。鈴鹿が虎の子の1点を守りきり、この競技場で連勝。敗れたいわきは5位に順位を落とした。

 奈良クラブとヴィアティン三重は「ならでん」で対戦。前半は攻守の切り替えの早い展開で互いにシュート3本ずつも決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は68分に奈良が左サイドからヘディングで大きく前方へ、そこからゴール前の競り合いに最後は菅野哲也が決め先制。先制された三重だったが後半は5本のCKのチャンスを生かせず、そしてシュートも2本と少なく最後までゴールなし。最後は猛攻を仕掛けるも奈良の守備陣が体を張ったまもりでゴールを許さず。虎の子の1点を守りきった奈良が連勝とし今季 ホーム初勝利で順位を一桁に上げた。三重は今季2度目の連敗でJ百年構想クラブ相手には今季初黒星となった。

 次週以降は代替開催として、10日(土)、11日(日)、14日(水)に1試合ずつ開催され、次節(第24節)は10月17日(土)に1試合、18日(日)に6試合が開催される。