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第22回JFL 第26節「MIOびわこ滋賀が首位のヴェルスパ大分に完封勝利!」


第26節 MIOびわこ滋賀 vs ヴェルスパ大分(2020/10/31)より

 第22回日本フットボールリーグの第26節が10月31日(土)に5試合、11月1日(日)に3試合が開催された。首位のV大分が滋賀に敗れ勝点差なしの2位に、2位のHondaが引き分け、3位のソニーは勝ち首位に立った。T宮崎は勝ち5位に勝点4差をつけ4位以内をキープした。

 31日は東京武蔵野シティFCとFCマルヤス岡崎が「武蔵野」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開も互いに決定的なチャンスは少なくスコアレスで折り返す。後半はシュート数で勝るマルヤスがサイドを使い積極的に仕掛けるも武蔵野堅い守りの前にゴールならず。武蔵野もカウンターから決定的なチャンスがあったが決めきれず。そして試合終了間際の90+3分にマルヤスはゴール前に上がった浮き球から競り合いのこぼれ球を右サイドの阪本将基が後方へパス、そのボールに江口和磨が左足で右隅に決めこれが決勝点となりマルヤスが勝ち今季アウェイでは2勝目。武蔵野はまたも連勝ならず。

 MIOびわこ滋賀とヴェルスパ大分は「東近江」で対戦。前半は風上のV大分が7本のシュートを放ち優位に進めるが滋賀の攻守の前にゴールならず。逆に滋賀は前半終了間際に右からのクロスボールを久保吏久斗が頭で前方へ出すと坂本一輝が胸で落とし落ち着いて決め先制し1点リードで折り返す。後半は互いにチャンスを作るもシュートまで持って行けず。そして83分にV大分は退場者を出し数的優位に立った滋賀だったが決定的なチャンスはなくこのまま試合終了。滋賀は首位のV大分相手に勝点で5差まで縮めた。天皇杯から中2日の影響か今季初の無得点でリーグ戦2試合連続勝利なし。

 ラインメール青森とヴィアティン三重は「新青森球」で対戦。前半は攻撃の形は作るものの決定的なチャンスがなかなか作れない三重に対し、シュート数で上回る青森は43分にカウンターからロングボールを受けた菊池大樹がドリブルで持ち込み決め先制、青森が1点リードで折り返す。後半は三重が開始早々に右CKからのボールに古川大悟がニアに飛び込み頭で合わせ同点に追いつくと62分には相手ボールを奪い繋ぎ、ゴール前右サイドから角度のない所からのパスに塩谷仁はニアで合わせ逆転。青森も積極的に三重のゴールに迫るが三重のGKをはじめ守備陣が体を張った守りでゴールを許さず1点のリード守りきって勝ち今季アウェイで2勝目。青森は連敗で今季5敗目となった。

 松江シティFCと奈良クラブは「松江」で対戦。松江は前半19分に右サイドから攻め上がりクロスボールに酒井達磨がスライディングシュートを決め先制。奈良は21分に左サイドからのクロスボールに鈴木一朗が頭で合わせ、相手GKがクリアしポストに跳ね返ったボールを鈴木一朗が詰め同点とする。しかし松江は37分に左CKから相手GKがクリアしたボールを桃井紳伍がゴール前に入れ、それを北原大奨が決め再びリードすると40分には右CKからの低いボールにゴール前で相手FPのこぼれ球を西村光司が蹴り込み2点差とし前半を折り返す。後半はシュート数で勝る奈良が80分に左サイドからクロスボールに金聖基が空中で相手との競り合いから頭で合わせ1点を返すがその後は松江の体を張った守りの前にゴールならず松江が3-2で勝ち6試合ぶりの勝利。奈良はアウェイで連敗。

 高知ユナイテッドSCとテゲバジャーロ宮崎は「春野陸」で対戦。前半10分に左CKからゴール前相手のクリアボールからの混戦を最後は井原伸太郎が決め先制。前半シュート数では高知が上回るも決定的なチャンスに決めきれずT宮崎が1点リードで折り返す。後半はT宮崎が53分に左CKからのボールに儀保幸英がニアで頭で合わせ2点目。その後もT宮崎は再三のCKや流れから決定的なチャンスを作るも決めきれず。高知もチャンスを作るがT宮崎の攻守にも阻まれゴールならず。2点差をつけT宮崎が勝ち連勝で首位とは勝点で1差まで詰めた。前節初勝利の高知はまたもホームで勝てず。

 1日はソニー仙台FCとFC大阪が「めぐみB」で対戦。序盤はFC大阪が積極的に仕掛けるもソニーは安定した守りで決定的なチャンスを作らせず。そしてソニーは19分に右CKから相手のクリアボールを荻原健太がシュートし相手FPがゴール前で止めるが、そのこぼれ球を吉野蓮で詰め先制、その後は互いにゴールなく1-0でソニーがリードし折り返す。後半は50分にソニーが左CKからゴール前の競り合いのこぼれ球を荻原健太が詰め追加点。54分には左サイドで繋いだボールを佐藤碧がミドルシュート決め3点目。84分には左サイドから仕掛け相手のクリアボールを繋ぎ内野裕太からの横パスを吉森恭平がミドルシュートを決め4点目。FC大阪も前後半合わせ7本のシュートを放つもソニーの安定した守りの前にゴールならず。ソニーが4-0で勝ち6連勝とし勝点で首位に並んだ。敗れたFC大阪はこれで4位のT宮崎とは残り4試合で勝点6差に広がった。

 ホンダロックSCと鈴鹿ポイントゲッターズは「宮崎県」で対戦。前半4分に鈴鹿は自陣からのロングボールに左サイドから菊島卓がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れると海口彦太が決め先制。39分には右サイドからのクロスボールにゴール前での競り合いから出たこぼれ球に佐藤和馬が落ち着いて決め2点目。40分には右サイドで繋いだボールから右の角度のないところから海口彦太が決め3点目。ロックは前半シュート数2本でゴールなく鈴鹿が3点リードで折り返す。後半はロックが相手陣内で攻める時間が増え72分には右サイドからに立てパスから當瀬泰祐が前方へスルーパス、抜け出した田中大和が右サイドから決め1点を返すとその後も鈴鹿陣内で積極的に仕掛けるも鈴鹿もボールを奪うとキープする時間を作りロックに追加点を与えずこのまま試合終了。鈴鹿が2点差で勝ち今季2度目の連勝。敗れたロックは12位に順位を下げた。

 いわきFCとHonda FCは「いわきGF」で対戦。前半序盤から積極的に仕掛けるいわきだったがHonda守備陣が決定的なチャンスを作らせず、逆に10分頃からHondaが決定的なシーンを作るようになり16分、自陣から中央のラインでパスを繋ぎ富田涌也がゴール前にスルーパス、それを岡崎優希が決め先制。その後は互いにチャンスを作るもゴールなくHondaが1点リードで折り返す。後半はいわきがチームに復帰したバスケス・バイロンを投入。しかしなかなかシュートまでもっていけない時間帯が続くが、飲水タイム前後からHondaゴール前に攻め込む時間が増え81分に右サイドからのロングクロスボールに左サイドの角度のないところから日高大が決め同点に追いつく。その後も積極的に攻めHondaゴールを脅かすもHondaの守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。Hondaもカウンターからチャンスを作るが決定的なシュートは放てず、このまま互いにゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。Hondaはこれで3試合勝利なく4位に後退。いわきは勝点1を積み上げるも4位とは勝点6差に広がった。

 次節(第27節)は11月7日(土)に1試合、8日(日)に7試合が開催される。