天皇杯４回戦 ヴェルスパ大分－Ｈｏｎｄａ ＦＣ(2020/12/13)より

　天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会の４回戦が１２月１３日(日)に開催された。ＪＦＬからは４チーム出場。１チーム(Ｈｏｎｄａ ＦＣのみ)が勝利し５回戦へ駒を進めた。


■４回戦の結果　　　　　　　　　　
　※【　】はマッチナンバー、得点時間後ろの(　)数字は背番号

◎１２月１３日(日)

【41】１３：００　テクノポート福井スタジアム(福井テクノ)
福井ユナイテッドＦＣ(岩手県)　２　－　１(前半１－０ 後半０－１ 延前０－０ 延後１－０)　　ラインメール青森(青森県)　　　

青森得点：４６分(３３)新藤誠司
失点：３分、１０６分

　ラインメール青森は北信越フットボールリーグの福井ユナイテッドＦＣと対戦。キックオフの頃は雨も降る寒さの中、開始早々３分に右ＣＫからのボールに青森ＦＰのオウンゴールにより福井が先制する。同点に追いつくべく積極的に仕掛ける青森だったが相手の堅い守りを崩せず前半はゴールなしで福井が１－０の１点リードで折り返す。後半は開始早々に青森は左からのクロスボールに相手のクリアボールを繋ぎ最後はゴール右隅から新藤誠司が詰め同点に追いつく。その後は攻守の切り替えの速い展開から共にチャンスを作るがゴールはなく１－１の同点で延長戦へ進む。延長前半は青森が優位の展開で進み決定的なチャンスを作るが決めきれずゴールなく延長後半へ。そして延長後半の１０６分に自陣のボールの競り合いから福井がボールを奪い繋いだボールから右隅に決め、青森は再びリードを許す。その後は青森は積極的に仕掛けるも相手の体を張った守りの前にゴールなく１－２で敗れ５回戦進出ならず。


【43】１３：００　大分市営陸上競技場(大分陸)
ヴェルスパ大分(大分県)　０　－　１(前半０－１　後半０－０)　Ｈｏｎｄａ ＦＣ(アマチュアシード)　

Ｈｏｎｄａ得点：１４分(４)富田湧也

　ヴェルスパ大分とＨｏｎｄａ ＦＣのＪＦＬ同士が対戦。Ｈｏｎｄａは前半１４分に堀内颯人からのスルーパスに富田湧也が抜け出して決め先制。その後も追加点を狙ったＨｏｎｄａが優位に攻める展開も追加点なし。Ｖ大分は前半決定的なチャンスを作れず前半はシュートゼロでゴールなし。Ｈｏｎｄａが１点リードで折り返す。Ｖ大分は流れを変えるべく後半最初から中村真人を投入し前線へボールを入れる展開を多く作りシュートも放つが再三の決定機に決めきれず。後半もシュート数で上回るＨｏｎｄａだったがこちらも再三の決定機を作るも決めきれず後半は互いにゴールなく試合終了。Ｈｏｎｄａが１－０で勝ちＪＦＬリーグ戦で敗れた借りを返し５回戦に駒を進めた。今季ＪＦＬ優勝のＶ大分は今季のリーグ戦でゴールがない試合はたった１試合だったが、この日は最後までゴールが遠く５回戦進出ならず。


【44】１９：００　茨城県立カシマサッカースタジアム(カシマ)
筑波大学(茨城県)　３　－　２(前半０－０ 後半２－２ 延前０－０ 延後１－０)　高知ユナイテッドＳＣ(高知県)

高知得点：４７分(１９)赤星魁麻、７０分(１９)赤星魁麻
失点：５０分、９０＋６分、１０８分

　高知ユナイテッドＳＣは関東大学サッカーリーグの筑波大学と対戦。前半から積極的に仕掛ける筑波大に主導権を握られる展開となる高知だったが体を張った守りでゴールを許さず。高知もチャンスを作るが決めきれずスコアレスで折り返す。後半は開始２分に高知がリーグ戦の終盤戦での好調の立役者でもある赤星魁麻が田口遼からパスに抜け出して決め先制。しかしその３分後の５０分にはオウンゴールで失点し振り出しへ。しかし７０分に高知は自陣から西村勇太がドリブルでゴール前まで持ち込みパス、それに赤星魁麻が合わせ再びリード。その後は筑波大の猛攻に対し体を張った守りでゴールを死守する高知。このまま逃げ切りかと思われた９０＋６分に筑波大はやや右サイドからのクロスボールにゴール前で頭で合わせ２－２の同点に追いつき延長戦へ。延長戦では筑波大がやや優位の展開ながら高知もチャンスを作るが決めきれず、延長後半の１０８分に筑波大は高知のボールをインターセプトし繋いだボールを決め逆転。１点ビハインドとなった高知はチャンスに決めきれずこのまま試合終了。あと一歩で勝利を掴むことができなかった高知は２－３の逆転負けで５回戦進出ならず。


■５回戦の対戦カード
【46】Ｈｏｎｄａ ＦＣ(アマチュアシード)　－　筑波大学(茨城県)
１２月２０日(日)１８：００　エコパスタジアム(エコパ)