

 第27回日本フットボールリーグ第27節が11月1日(土)に6試合、2日(日)に2試合が開催される。
※第7節のホーム&アウェイが逆の対戦カード
 1日はY.S.C.C.横浜とヴィアティン三重の対戦が「ニッパツ」で開催。直近4試合負けなしで2連勝のYSCCは入替え戦圏内から脱出の14位。攻撃陣の調子が上がっており今回対戦する相手の堅い守備に対しどのように仕掛けるか?その中でも前節2ゴールを決めた浜下瑛には注目が集まりそうだ。こちらも直近5試合負けなしで2連勝のV三重は堅い守備が持ち味。それでも相手のセットプレーには警戒し、そのチャンスを与えないようにもしたい。攻撃面では前回の対戦で3ゴールを決めたように序盤で先制できるか?今回は多くのゴールシーンというよりは1点を争う展開となるか?
 いわてグルージャ盛岡とブリオベッカ浦安・市川の対戦は「いわスタA」で開催。ホームでは連勝の岩手。2試合連続のホームゲームとなるこの試合では堅守で好調の浦安市川相手にも複数のゴールを決め前回の対戦で敗れた借りを返せるか?守備面では不安を残すだけに選手交代のタイミングも鍵を握りそうだ。前節は試合終了間際に引き分けに持ち込むなど粘り強い戦いで4位まで順位を上げた浦安市川。今節は前半の相手の猛攻と後半の切り札投入の際に如何にして抑えるか注目したい。攻撃面では得意とするサイドを使った攻撃でゴールを決められるか?今回は気温差との戦いにもなるがコンディションを整えて望みたいところだ。
 Honda FCと沖縄SVの対戦は「都田」で開催。Hondaは逆転優勝に向けて勝点3を確保したい試合。直近9試合負けなしも前節は後半に運動量が落ち相手に攻め込まれるシーンが多くなり、今回の沖縄が終盤でも運動量が落ちないことを考えると後半の選手交代のタイミングが鍵となるかもしれない。攻撃面では前半で先制し優位に進めたいところだ。前節は監督交代もあり相手の勢いを止められず敗れた沖縄。今節は自陣での戦いが多くなるかもしれないがカウンター等でチャンスを作りゴールをきめたいところだ。前回の対戦はスコアレスドロー。今回は複数ゴールもありそうな気配もあり決着がつくか?
 FCマルヤス岡崎と横河武蔵野FCの対戦は「マルヤス龍北」で開催。直近3連敗で11位のマルヤス。今節は15位との直接対決となるため勝てば得失点差を考えるとほぼ今季の残留が確定する。但し相手も後がないだけに前半から積極的に仕掛けてくるだろう。それだけに前半はしっかり守り後半に勝負といったところか?武蔵野は前節終了間際の失点で勝利を逃しただけに今節は最後までしっかり守り抜きたい。攻撃面では前線からのプレスで相手ボールを奪いカウンターで仕掛ける展開に持ち込みたい。前節は堅守の浦安市川相手でも先制したことで前回の対戦でゴールを決められなかった相手に先制点を決めることができるか?
 クリアソン新宿とレイラック滋賀の対戦は「味フィ西」で開催。第25節こそHondaに敗れるものの第21節からは確実に勝点を重ね残留確定まであと一歩というところまできた新宿。今回は首位の滋賀の攻撃力をいかにして抑えるか注目したい。攻撃面では今回はカウンターやセットプレーのチャンスを生かしたいところだ。今節で相手の結果次第で今季の2位以内が確定する滋賀。10月全勝、優勝に向け前半から積極的に仕掛けていきたいところだ。前掛かりに攻めた際の相手のカウンターには警戒したい。前回の対戦は1点勝負となったが今回は複数のゴールシーンが見られるか?
 ヴェルスパ大分とFCティアモ枚方の対戦は「日田」で開催。今季2位以内に向けて敗れれば現在2位のHondaの結果次第で可能性がなくなるV大分。前節は今季2度目の4失点で敗れ今節は守備の立て直しができているか気になるところか?今回の相手である枚方は攻撃力があるだけにひとつのミスで複数失点もありえるだけに注意したい。攻撃面では相手の守備の背後を狙っていきたいところか?前節は鈴鹿相手に3失点で敗れた枚方。今回は相手も前半から積極的に仕掛けてくるだけに守備を固めてくるチームよりはやりやすいか?攻撃面では前節は水を含んだピッチで持ち味のポゼッションが活かせる1ゴールに終わったが今節は状況に応じてどのように仕掛けるか注目したい。
 2日はミネベアミツミFCとラインメール青森の対戦が「宮崎県」で開催。直近4試合勝利のないミネベア。守備面での大きな崩れはないが3試合連続で相手に先制され、特に引き分けた2試合は前半の失点でこの点はしっかり対策して望みたい。今回は相手も目標実現に向け後がないだけに前半から積極的に仕掛けてくることが予想されるが逆にカウンターはしやすくなるので、ボールを奪ったら素早く相手の背後を狙っていきたい。3位の青森だが首位の滋賀が直近3連勝で逆に青森は3連敗で勝点差が9に広がった。今節の結果如何では今季の2位以内もなくなるだけに勝利が必須だが3試合連続ゴールのない攻撃陣の奮起に期待したいところだ。守備面では相手のロングボールやセットプレーには警戒したい。
 飛鳥FCとアトレチコ鈴鹿の対戦は「奈良橿原」で開催。今節の結果如何では今季の15位以下が確定する飛鳥。課題は相手のセットプレーからの守備。ゴール前で如何にして相手の選手をフリーにさせないようにするかが鍵か?また相手にセットプレーのチャンスを与えないようにしたい。攻撃面では相手が人数をかけてしっかり守ってくるので、どのように仕掛けるか注目したい。鈴鹿としては勝てば今季の15位以上は確定する。まずはしっかり守りカウンター等でチャンスを作りゴールを狙いたい。守備面では相手のサイドからの仕掛けに警戒したい。前回の対戦はセットプレーから相手のオウンゴールで鈴鹿の勝利。今回も勝敗の鍵はセットプレーか?
 2025年シーズンも残り4試合。優勝争いは上位2チームに絞られつつある中、前節敗れた3位以下のチームには今節が目標実現への最後のチャンスとなるかもしれない。また得点王争いは岩手の藤本憲明がこのまま独走するか?このあたりが注目されそうな第27節だ。
Copyright © JAPAN FOOTBALL LEAGUE. All Rights Reserved.