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第27回日本フットボールリーグ第2節プレビュー

 第27回日本フットボールリーグ第2節が3月15日(土)に2試合、16日(日)に6試合が開催される。

 15日はHonda FCとヴェルスパ大分の対戦が「都田」で開催。前節は昨年から前線のメンバーを大きく変更しシュート数では相手を上回るものの決定的なシーンが少なくゴールなし。守備面ではバーに救われるシーンもあったが無失点で抑えることができた。今節はホームで決定的なシーンを多く作りたいところだが逆にV大分のベテラン勢に序盤からチャンスを与えないようにしたいところだ。V大分は前節のミネベア戦では金崎夢生が今季チーム最初のゴールを決めたほかに福満隆貴も得点に絡むなど存在を示した。今節も瓜生昂勢を起点にした攻撃からHonda相手にも先制できるか?課題は後半の守備になりそうで選手交代のタイミングが鍵かもしれない。

 FCマルヤス岡崎とY.S.C.C.横浜の対戦は「マルヤス龍北」で開催。前節は2失点でゴールなく黒星スタートとなったマルヤス。今回は相手も序盤から積極的に来そうな相手で、まず前半の守備が課題となりそうだ。攻撃面では二桁に近いシュートを放っており今節は如何にして詰めるか注目したい。前節はシュート数ではHondaより少ないものの決定的なシーンでは上回ったYSCC。今節は優位に攻める時間が多くなるかもしれないが相手のカウンターには警戒したい。前節は共にゴールがなかったチーム同士の対戦。今回は1点を争う展開となるかもしれない。

 16日はいわてグルージャ盛岡とレイラック滋賀の対戦が「いわスタB」で開催。JFL初戦は慣れないピッチコンディションの中でゴールは相手のオウンゴールをのみとなった岩手。全体的には攻撃面を補強したV三重に押された感もあったが今節は慣れているホームで自分達の持ち味を見せゴールを決めて勝利に結びつけたい。但し今回の相手は前節で4ゴールを決めた滋賀だけに守備に費やす時間が多くなるか?2年連続で好スタートとなった滋賀。前節の4ゴールで今季は攻撃面ではJFLでも上位であることをしめした感があるが昨年も第2節はアウェイで完敗だっただけに油断は禁物。寒さ対策をしっかりして望みたい。そして昨年のその滋賀相手に存在感をしめしたのが昨年は鈴鹿に在籍し今季は岩手に所属する濱名真央の存在。今節のキーパ-ソンとして注目したい選手だ。

 ブリオベッカ浦安・市川とクリアソン新宿の対戦は「柏の葉」で開催。前節は対照的な結果となったチームの対戦。浦安市川としては前節は前線の選手のシュート数が3本であることから今節ではもう少し増やして行きたいところか?また後半から投入してくることが予想されそうな選手達のゴールにも期待したい。新戦力が増え昨年からメンバーを大きく変更した新宿。早速結果を出し守備面では相手に安定した守りゴールを決めさせず、坂本修佑と猪野毛日南太の二人の新戦力がゴールを決め結果を出した。今節も前半から主導権を握り先制して優位に進めることができるか?浦安のサイドからの攻撃には警戒したい。

 沖縄SVとラインメール青森の対戦は「沖縄読谷」で開催。今節唯一の前節勝利チーム同士の対戦となるこの試合。沖縄は得点王こそ移籍したが攻撃面ではシュート数も二桁放っており、補強した守備面は安定し前節はスピードのある浦安の攻撃を抑え無失点。今節はFW陣のゴールに期待したいところか?青森は新加入の有田光希が決勝ゴールを決め結果を出し今節も注目になりそうだ。今節は彼以外の前線の選手にもゴールを期待したい所か?守備面では守護神である廣末陸の好セーブもあり無失点。気温差もある沖縄の地でも堅守で無失点となるか注目したい。JFL最南端と最北端の対戦となるこの戦いを制するのはどちらか?

 アトレチコ鈴鹿と横河武蔵野FCの対戦は「三交鈴鹿」で開催。前節は前半の風上では2-1で折り返し、風が強くなった後半の風下では3失点で敗れた鈴鹿。今節は慣れたホームで仕切り直しといったところか?それでも後半の守備には課題を残す結果となっただけにしっかり立て直してこの試合に臨みたい。攻撃面ではチーム最初のゴールを決めた新加入の桐蒼太には今節も期待がかかりそうだ。前節はシュート5本ながらもゴールには結びつかず敗れた武蔵野。守備面での大きな崩れはないものの相手のサイドからのカウンターにはしっかり対策して臨みたい。今節唯一の前節敗戦チーム同士の対戦となるこの試合。今季の初勝利はどちらか?

 ミネベアミツミFCとFCティアモ枚方の対戦は「宮崎県」で開催。前節は2失点から追う展開となったミネベア。今季も守備には課題がありそうだ。但し試合終盤ではV大分相手に積極的に相手陣内にボールを入れ1点を返すなど終盤まで運動量が落ちないのが今季の持ち味か?まず前半はしっかり守って無失点で折り返したい。攻撃面では今季も爆発力が期待できそうな枚方。前節唯一の2ゴールを決めた山口隆希には注目が集まりそうだ。但し守備面では新入会の飛鳥相手に17本打たれるなど不安を残す内容。風を利用したミネベアのロングボールに対応出来るかが連勝への鍵となるかもしれない。

 飛鳥FCとヴィアティン三重の対戦は「奈良橿原」で開催。前節は昨年の3位相手にシュート数で圧倒するものの1-2で敗れた飛鳥。それでもPKを決めていれば流れも変わったことも予想されJFL初戦の結果を見る限りではJFLでも旋風を巻き起こすことが期待される。今節もJFLでの経験がある選手達が中心となってゴールを期待したい所か?前節は昨年までJ3で戦った相手に互角以上に戦い勝点1。今節は補強した攻撃面での爆発を期待したい。注目は昨年のJFL得点王である青戸翔。2年連続の得点王に向けゴールを決めるか?この試合は1点を争うというよりは多くのゴールシーンが期待できるかもしれない。

 開幕戦で勝利チーム同士の対戦が1試合、敗れたチーム同士の対戦が1試合、引き分け同士の対戦が0試合の今節。2節を終えた時点で連勝、連敗はあるのか?結果如何では混戦となるような予想できそうな?そんな期待がかかる第2節だ。