第8節 飛鳥FC vs いわてグルージャ盛岡(2025/5/3)より
第27回日本フットボールリーグ第8節は5月3日(土・祝)に6試合、4日(日・祝)に2試合が開催され、Hondaと青森の無敗対決は青森が虎の子の1点を守り切って勝ち首位に浮上、前節まで首位だったV大分は引き分けて2位に、飛鳥が岩手に勝ちJFL入会後初勝利となった。
3日はY.S.C.C.横浜とレイラック滋賀が「ニッパツ」で対戦。YSCCは前半3本でゴールなしに対し、10本のシュートを放った滋賀は前半終了間際に右CKからのボールにゴール前相手GKのクリアを小野寺健也がつなぎ北川柊斗が右足で詰め先制し1点リードで折り返す。後半序盤からはYSCCが優位に攻め54分には小川真輝からのクロスボールにゴール前に飛び込んだ浜下瑛が右足で合わせ追いつくと58分には右CKからのボールに小川真輝がクロスを入れるとゴール前で菊谷篤資が左足で合わせ逆転。70分には自陣で相手ボールをインターセプトし新里涼が相手陣内にロングボールを入れると抜け出した竹間永和が左足でミドルシュートを決め3点目。2点差を追う滋賀は86分に右CKからのボールにゴール前で森本ヒマンがつなぎファーサイドに飛び込んだ西山大雅が頭で押込み1点差にすると90+4分には自陣GKからのロングボールをつなぎ左サイドから森本ヒマンがクロスを入れるとゴール前ファーサイドに飛びこんだ角田駿が頭で押込み同点。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。3-3の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
Honda FCとラインメール青森は「都田」で対戦。前半6分に青森は左サイドから岡健太がドリブルで持ち込みクロスを入れるとゴール前ニアサイドに飛びこんだ有田光希が左足で合わせ先制。青森はその後自陣でのプレーが多くなり前半はシュート2本で追加点はなし。Hondaは先制された後は優位に攻める時間が多くシュート3本を放つもゴールなく前半は青森が1点リードで折り返す。後半の多くはHondaが青森陣内で仕掛ける時間が多く青森がシュートゼロに対しHondaは10本のシュートを放つが今季未だPKの1失点のみと鉄壁の守備を誇る青森守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。虎の子の1点を守り切った青森が逃げきって勝ち首位に浮上。Hondaは今季初黒星となった。
FCマルヤス岡崎と沖縄SVは「マルヤス龍北」で対戦。前半は優位に攻めシュート数で相手を上回る5本のシュートを放ったマルヤスは41分に右CKからのボールにゴール前でつなぎ相手のクリアボールを大城佑斗が右足で詰め先制。沖縄は前半シュート2本でゴールなく前半はマルヤスが1-0で折り返す。後半は沖縄が58分に左サイドでつないだボールから沼田圭悟がクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ川中健太が頭で押込み同点。沖縄は後半シュート3本で追加点はなし。マルヤスも後半は前半に比べチャンスが少なくシュート3本でゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
クリアソン新宿と横河武蔵野FCは「味フィ西」で対戦。武蔵野は前半4分に右CKからのボールに相手のクリアボールを中田開人がクロスを入れゴール前に飛び込んだ金泰煜が頭で押込み先制。しかし新宿は17分に石井圭太の頭で大きく出した浮き球にゴール前右サイドで池谷友喜が頭でつなぎ最後は中山仁斗が右足で決め追いつくと18分には齊藤和樹がドリブルでも持ち込み相手との競り合いから出たこぼれ球を池谷友喜が落ち着いて右足で決め逆転。34分にはPKのチャンスを得ると中山仁斗が左足でゴール左下隅に決め3点目。前半は新宿が3-1で折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作り新宿が6本、武蔵野が5本のシュートを放つが決定的に決めきれず後半はゴールなく試合終了。新宿が3-1で勝ち4試合ぶりの勝利。この日2ゴールを決めた中山仁斗は今季5ゴールとなり得点ランキングトップに並んだ。武蔵野は3連敗となった。
飛鳥FCといわてグルージャ盛岡は「奈良橿原」で対戦。前半から互いに相手陣内で仕掛けチャンスを作り飛鳥が7本、岩手が6本のシュートを放つが互いに守備も堅くゴールはなし。前半はスコアレスで折り返す。後半も前半同様に相手陣内でチャンスを作り5本ずつのシュートを放つ。そして飛鳥は77分に相手ボールを奪った川﨑章弘が中央でドリブルからパスを出すと受けた中井崇仁が距離のある位置から落ち着いて右足で放ったシュートを放つと相手GKの頭上を越えゴールに吸い込まれ先制。岩手は終盤に猛攻を仕掛けるが飛鳥守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。飛鳥が1ー0で勝ち8戦目にしてJFL初勝利。岩手は5連敗となった。
ヴェルスパ大分とヴィアティン三重は「クラサA」で対戦。終始強風の中で開催された試合。前半は風上のV三重だったが相手陣内でプレーはするものの決定的なチャンスは少なくシュート3本でゴールなし。攻撃陣が好調なV大分は逆風にも関わらず相手陣内に攻め込みチャンスを作り相手を上回る4本のシュートを放つがV三重の守りが堅くゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半はV大分が風上も時折風向きが一定しない時間もあり、またV三重の組織的な守りの前に決定的なチャンスが少なくシュート2本でゴールなし。V三重は前半を上回る4本のシュートを放つがV大分守備陣の堅い守りの前にゴールならず試合終了。スコアレスドローで勝ち点1ずつを分け合った。前節首位のV大分は4連勝ならず順位を一つ下げ、V三重は今季3度目の引き分けとなった。
4日はFCティアモ枚方とブリオベッカ浦安・市川は「J-G堺メイン」で対戦。前半3分に枚方は自陣からのロングボールを相手ゴール前でつなぎ最後は若谷拓海が左足で決め先制。しかしシュート数では相手の3本を上回る8本のシュートを放った浦安市川は右サイドでボールをつなぎ小島樹がシュートし相手GKのクリアボールを菊地紘平右足で詰め同点。前半は1-1で折り返す。後半は枚方が62分に自陣からの縦パスから阿部隼人が左サイドからクロスを入れると抜け出したファーサイドに走りこんだ後藤卓磨が右足で決め再びリード。そして66分には右サイドでつないだボールから後藤卓磨の縦パスに抜け出した若谷拓海が右足で決め3点目。81分に枚方が退場者を出し数的優位に立った浦安市川は後半7本のシュートを放ったが決定機に決めきれず後半はゴールなく試合終了。枚方が3-1で勝ち3試合ぶりの勝利、浦安市川はアウェイで4戦4敗となった。
ミネベアミツミFCとアトレチコ鈴鹿は「宮崎県」で対戦。前半11本のシュートを放ったミネベアは8分に相手陣内でボールを奪った後つないだボールに縄靖也がやや左サイドから右足で放ったループシュートがゴール右隅に決まり先制すると23分には右サイドからゴール前まで細かくボールをつなぎ最後は越野雄太が右足で決め2点目。鈴鹿は前半シュート2本でゴールなく前半はミネベアが2-0で折り返す。後半は54分にミネベアが澁谷雅也のドリブルからパスを受け木橋朋暉が右サイドからシュートを放ち相手GKのこぼれ球をファーサイドに走りこんだ髙瀬太聖が左足で詰め3点目。74分には左サイドからのクロスにゴール前距離のある位置から縄靖也が右足でゴール右隅に決め4点目。鈴鹿はミネベアが後半シュート4本に対し上回る6本のシュートを放ったがミネベアの守りが堅く最後までゴールなしで試合終了。ミネベアが4-0で勝ち今季初勝利。鈴鹿は5試合ぶりの黒星となった。
次週(5月10、11日)は天皇杯都道府県予選のためリーグ戦は休み。次節(第9節)は5月17日(土)に4試合、18日(日)に4試合が開催される。
Copyright © JAPAN FOOTBALL LEAGUE. All Rights Reserved.