第16節 ラインメール青森 vs 横河武蔵野FC(2025/7/12)より
第27回日本フットボールリーグ第16節は7月12日(土)に6試合、13日(日)に2試合が開催され、首位の沖縄が敗れ連敗、2位の滋賀が勝ち勝点で並び得失点差で首位に立つ。青森はJFL入会10年目にしてホーム初のナイター開催でチーム最多となる3,047人の入場者の中、第11節以来の勝利で首位とは勝点1差に縮めた。今季7度目のベンチ入りとなった鈴鹿の三浦知良の出場はなし。
12日はいわてグルージャ盛岡とヴィアティン三重が「いわスタA」で対戦。前半は岩手が相手陣内で積極的に仕掛け4分に中央でつないだボールから最後はゴール前で岡﨑大志郎が落ち着いて右足で決め先制すると36分には自陣からのボールを受けた小林祐希がゴール前にロングボールを入れると抜け出した藤本憲明が左足でループシュートを決め2点目。V三重はシュート2本でゴールなく岩手が2-0で前半を折り返す。反撃に出たいV三重は後半最初から梁賢柱を投入。自らのドリブルで相手陣内に攻め込むもののシュートまでもっていけずV三重は後半もシュート2本でゴールなし。岩手は後半守備に費やす時間が増えたがシュート3本を放ちゴールなく試合終了。前半のリードを守った岩手が勝ち今季6勝目。敗れたV三重は直近7試合勝利なし。
ミネベアミツミFCとヴェルスパ大分は「宮崎県」で対戦。前半は優位に攻めるV大分が4本のシュートを放つも決定機に決めきれず。ミネベアは前半シュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は78分にV大分が左サイドからのクロスにファーサイドで佐藤駿介が頭で折り返し今村優介がシュート。相手FPのこぼれ球を今節から登録された川中健太が左足で詰め先制。しかしミネベアは90+2分に樋口堅大のドリブル突破からパスを出すと大塚尋斗が右足で決め追いつく。そしてこのまま引き分けかと思われた終了間際の90+5分にV大分はPKのチャンスを得ると金崎夢生が右足でゴール左下隅に決め試合終了。V大分が勝ち4試合ぶりの勝利、ミネベアは5試合ぶりの黒星となった。
飛鳥FCとFCティアモ枚方は「J-G堺メイン」で対戦。前半から優位に攻める枚方は7本のシュートを放つが決定機に決めきれず。飛鳥は前半シュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は62分に飛鳥は右サイドスローインから甲元大成がつないだボールを井口椋介がドリブルから左足で決め先制。しかし後半も7本のシュートを放った枚方が71分に左サイドスローインから平山駿がクロスを入れるとゴール前で若谷拓海がドリブルから左足で決め同点。その後は互いにゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。飛鳥は3試合連続引き分け、枚方は3連勝ならず。
ブリオベッカ浦安・市川と沖縄SVは「柏の葉」で対戦。前半から相手陣内で積極的に仕掛ける浦安市川は4本のシュートを放つが決定機に決めきれず。沖縄はチャンスが少なくシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も優位に攻める浦安市川は59分に坂本琉維が相手ボールをインターセプトしパスを出すと藤山雄生が右足でシュート、相手GKのこぼれ球を東駿が右足で詰め先制。その後もチャンスを作るが追加点はなし。沖縄は後半もチャンスが少なくシュート2本でゴールなく試合終了。浦安市川が1-0で勝ち連勝で8試合負けなし、沖縄は連敗となり2位に順位を下げた。
Honda FCとY.S.C.C.横浜は「都田」で対戦。前半はHondaが相手陣内で仕掛けるチャンスが多く8本のシュートを放つが決定機に決めきれず。YSCCもチャンスを作るがシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半はHondaが49分に左CKからのボールを相手がクリア、そのボールを川浪龍平が頭で押しみ相手がクリアしたボールを石原央羅が右足で決め先制。60分には左サイドから岡﨑優希がクロスを入れると佐々木俊輝が右足でシュートし相手GKのクリアボールを石原央羅が右足で詰め2点目。YSCCも相手陣内にボールを運ぶもののシュートゼロでゴールなく試合終了。Hondaが2-0で勝ちホーム3連戦を2勝1分けとした。YSCCは連敗。
ラインメール青森と横河武蔵野FCは「カクスタ」で対戦。前半序盤から武蔵野が決定的なチャンスを作り4本のシュートを放つが決定的な場面で青森GKの廣末陸が再三の好セーブでピンチを救い武蔵野はゴールなし。逆にシュート数では相手を上回る5本のシュートを放った青森が44分に右サイドスローインからボールをつなぎ距離のある位置から佐久間駿希がロングボールを入れるとゴール前やや右サイドで受けた朴勇志が相手を交わし角度のない所から右足で決め先制。青森が1-0で前半を折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作り青森がシュート3本、武蔵野が2本のシュートを放つが互いに守りが堅く後半はゴールなく試合終了。青森が1点を守り切って勝ちリーグ戦は第11節以来の勝利となった。武蔵野は3試合ぶりの黒星。
13日はFCマルヤス岡崎とクリアソン新宿が「ラピスタ」で対戦。前半は互いに相手陣内に攻め込むものの決定的なチャンスが少なくマルヤスがシュートゼロ、新宿がシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は互いに相手陣内で仕掛けるチャンスも増えシュート数も多くなると84分にマルヤスは左CKからのボールにゴール前で相手がクリアすると距離のある位置から畔柳頼生がダイレクトボレーシュートを決め先制。新宿は後半シュート3本を放つがマルヤス守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。マルヤスが1-0で勝ち4試合ぶりの勝利。新宿は3試合ぶりの黒星となった。
アトレチコ鈴鹿とレイラック滋賀は「三交鈴鹿」で対戦。滋賀は前半10分に中村健人の縦パスから相手守備の背後に抜け出した藤谷壮が右サイドからクロスを入れるゴール前に走り込んだ人見拓哉が右足で決め先制。その後も滋賀が優位な展開で進み決定的な場面を作るが鈴鹿のGK出口貴也の好守もあり追加点はなし。鈴鹿もチャンスを作りシュート2本を放つがゴールなし。前半は滋賀が1点リードで折り返す。後半も滋賀が決定的なシュートを放つもバーにあたるなど追加点はならず。後半はシュート数で上回った鈴鹿だったが83分には退場者を出すなど数位的不利もあり滋賀の堅い守りの前に最後までゴールなく試合終了。滋賀が前節の青森戦に続き1点のリードを守り切って勝ち首位に浮上。敗れた鈴鹿は直近4試合勝利なし。
次節(第17節)は7月19日(土)に4試合、20日(日)に3試合、21日(月・祝)に1試合が開催される。
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