

第29節 ミネベアミツミFC vs Honda FC(2025/11/16)より
第27回日本フットボールリーグ第29節は11月15日(土)に2試合、16日(日)に6試合が開催され、首位のHondaが勝利し、2位の滋賀が引き分けためHondaの2年ぶり11回目の優勝が決定した。また3位の青森が敗れたため滋賀の2位が確定した。16位の飛鳥は引き分け今季の16位が確定し来季は地域リーグでの戦いとなる。15位の武蔵野と13位の鈴鹿が敗れ地域リーグとの入替え戦対象となる15位はこの2チームに絞られた。今節の結果で13位以上のチームのJFL残留が確定した。今季14度目のベンチ入りとなった鈴鹿の三浦知良は後半終盤の90+3分から出場し、自身が持つ最年長出場記録を7日更新の58歳263日とした。
15日は、横河武蔵野FCとヴィアティン三重が「武蔵野」で対戦。前半は序盤からV三重が積極的に仕掛け13分には右サイドからのクロスにゴール前で相手のクリアボールに距離のある位置から松浦蒼波が右足で放ったシュートがゴール左隅に決まり先制。前半の武蔵野は相手陣内で仕掛ける時間が少なくシュート2本でゴールなし。前半はV三重が1点リードで折り返す。後半は武蔵野が相手陣内で仕掛ける時間が多くチャンスを作るがV三重の守備が堅くシュートまで持って行けず。逆にV三重は82分にPKのチャンスを得るとこれを大竹将吾が右足で決め2点目。その後は互いに決定的なチャンスはなく試合終了。V三重が2点差をつけ勝ち直近8戦負けなし。武蔵野は連敗となり15位のまま。
飛鳥FCとFCマルヤス岡崎は「奈良橿原」で対戦。前半19分に飛鳥はゴール前で相手GKがキープするボールを野中魁が奪い右サイド角度のない所から右足で決め先制。マルヤスは38分に自陣からのロングボールを受けた原耕太郎がドリブルで駆け上がり右サイドからクロスを入れるとゴール前で揚石琉生が右足で決め同点。前半は1-1で折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作りシュート4本ずつを放つが互いの守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。マルヤスは今季の残留が確定し、飛鳥は今季の16位が確定した。
16日は、いわてグルージャ盛岡とクリアソン新宿が「純情TF」で対戦。新宿は前半6分に前澤甲気が相手ボールをインターセプトし自らドリブルで持ち込み右足で決め先制。その後は岩手が優位に攻める時間が多くなりシュート7本を放つが新宿の守備が堅くゴールなし。前半は新宿が1点リードで折り返す。後半は65分に新宿が右ザイドでボールをつなぎ吉田将也がクロスを入れるとゴール前ファーサイドで中山仁斗が頭で押し込み2点目。岩手は81分にPKのチャンスを得ると藤本憲明が右足で決め1点を返すが終了間際に新宿は飛び出した相手GKのボールをインターセプトしガラ空きとなったゴールへ中山仁斗が左足で決め3点目を決め試合終了。新宿が2点差で勝ち直近4戦負けなし。岩手は4試合ぶりの黒星となった。
ブリオベッカ浦安・市川とレイラック滋賀は「柏の葉」で対戦。滋賀は開始直後に三宅海斗が相手ボールをインターセプトし飛び出した相手GKも交わし左足で決め先制。滋賀は前半5本のシュートを放つが追加点はなし。浦安市川は相手陣内でチャンスを作るがシュート2本と少なくゴールなし。前半は滋賀が1点リードで折り返す。後半は62分に浦安市川が左サイドから山崎広大がクロスを入れるとゴール前逆サイドに走り込んだ栗田詩音が右足で直節決め同点。そして74分にはゴール前でボールをつなぎ峯勇斗がつないだボールを右サイドから栗田詩音が左足で決め逆転。しかし滋賀は82分に左サイドからクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ鍋田純志が頭で合わせ同点。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分けあった。浦安市川は次節での3以内入賞に望みをつなぎ、滋賀は今季の2位が確定した。
沖縄SVとFCティアモ枚方は「沖縄県陸」で対戦。沖縄は前半6分に自陣からのロングボールにゴール前に抜け出した後藤卓磨が相手を交わし右足で決め先制。18分には左サイドから阿部隼人がクロスを入れゴール前相手のクリアボールを逆サイドから走り込んだ後藤卓磨が右足で決め2点目。沖縄はシュート数では相手を上回る4本(枚方3本)を放つが決定機に決め切れずゴールなし。前半は枚方が2点リードで折り返す。後半は枚方が左サイドからクロスを入れゴール前で平山駿がつないだボールを若谷拓海が左足で決め3点目。沖縄も後半は6本のシュートを放つが決定機に決め切れずゴールなしで試合終了。枚方が勝ち3連勝、沖縄は4連敗となった。
ラインメール青森とヴェルスパ大分は「カクスタ」で対戦。V大分は前半13分にPKのチャンスを得るとこれを今村優介が右足で決め先制。V大分は前半3本のシュートで追加点はなし。青森は相手陣内でチャンスを作るがシュート2本と少なくゴールなし。前半はV大分が1点リードで折り返す。後半は青森が53分、62分と立て続けに退場者を出す。数位的優位に立ったV大分は68分に右サイドから川中健太がクロスを入れるとゴール前逆サイドにいた鈴木啓太郎が右足で決め2点目。90+2分には左サイドからつないだボールに最後は金崎夢生が落ち着いて右足で決め3点目。青森は後半シュート2本でゴールなくV大分が3点差をつけ勝ち4試合ぶりの勝利。敗れた青森は今季の2位以内がなくなった。
アトレチコ鈴鹿とY.S.C.C.横浜は「上野競」で対戦。鈴鹿は前半21分にハーフェイライン付近で相手ボールをインターセプトしそのまま飛び出した相手GKの頭上を越えるロングシュートを決め先制。45+1分には堀江貴大が放った直節FKからのボールにゴール前での競り合いから出たこぼれ球を天野太雅が左足で決め2点目。YSCCは前半チャンスが少なくシュートゼロでゴールなし。前半は鈴鹿が2-0で折り返す。後半は78分にYSCCが右CKから相手のクリアボールをつなぎゴール前で新井直登のシュートのこぼれ球を浜下瑛が決め1点を返す。そして86分には増谷幸祐が右サイドからクロスを入れるとゴール前逆サイドにいた新井直登が頭で決め追いつくと87分には田原廉登からスルーパスにゴール前で新井直登が折り返したボールを松本祐満が左足で決め逆転。その後は鈴鹿の反撃を抑えたYSCCの逆転勝利となり今季のJFL残留を決めた。鈴鹿は連敗となり次節で残留を目指すことになった。
ミネベアミツミFCとHonda FCは「宮崎県」で対戦。前半は互いに相手陣内でチャンスを作り3本ずつのシュートを放つが互いに守りが堅くゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は序盤から優位に攻めるHondaは7本のシュートを放ち78分には左サイドでボールをつなぎ草刈龍星がクロスを入れるとゴール前に走り込んだ岡﨑優希が頭で合わせ先制。ミネベアも決定的なシーンを作るがゴール前でシュートが放てずゴールなく試合終了。Hondaが1点のリードを逃げ切って勝ち5連勝。同時刻に開催された滋賀が引き分けたため2年ぶり11回目の優勝が決定した。ミネベアは連勝ならず。
第29節 ミネベアミツミFC vs Honda FC(2025/11/16)より
今季最終節となる次節(第30節)は11月23日(日・祝)に全8試合が13時キックオフで開催される。
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