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第27回JFL 第30節(今季最終節)「3位は浦安市川、15位の鈴鹿は地域との入れ替え戦へ! 」


第30節 Honda FC vs ブリオベッカ浦安・市川(2025/11/23)より

 第27回日本フットボールリーグの今季最終節となる第30節が11月23日(日・祝)13時に全8試合が開催され、前節で優勝を決めたHondaは浦安市川相手に敗れ、逆転勝利の浦安市川が3位。2位が確定している滋賀は今節敗れたが入会基準の入場者数(1試合平均2,000人以上)をクリアしJ3との入れ替え戦に臨む。14位の鈴鹿と15位の武蔵野の2チームにより15位争いは、鈴鹿がV大分に敗れ、武蔵野が2位の滋賀に勝利したため順位が入れ替わり、武蔵野が14位でJFL残留を決めた。15位となった鈴鹿は全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位チームとの入れ替え戦に回った。得点王争いはトップだった岩手の藤本憲明が1得点を追加し、2差の2位につけていた枚方の後藤卓磨が今季2度目のハットリック達成となり19得点で並び2人が得点王となった。今季15度目のベンチ入りとなった鈴鹿の三浦知良の出場はなし。

 Y.S.C.C.横浜といわてグルージャ盛岡は「ニッパツ」で対戦。前半41分に岩手は自陣からのロングボールに抜け出した藤本憲明が相手と競り合いながら右足で決め先制。シュート数では相手を上回る6本のシュートを放ったYSCCはチャンスを作るが決定機に決め切れず岩手が前半1点リードで折り返す。後半は58分に岩手が小林祐希からのロングパスに抜け出した藤島樹騎也が右足で決め2点目。YSCCは71分に右サイドからのクロスにゴール前で新井直登が頭で合わせ1点を返す。そして82分には小川真輝からのクロスに相手のこぼれ球を新井直登がつなぎ西山峻太が落ちついて左足で決め2-2の同点。しかし岩手は終了間際にゴール前相手のこぼれ球をつなぎ最後は岡﨑大志郎が左足で決め3点目を決め試合終了。J3からの入会対決は岩手が1点差で勝ち9位、敗れたYSCCは13位で今季を終えた。

 FCティアモ枚方とラインメール青森は「たまりく」で対戦。枚方は前半10分に相手陣内での相手のパス回しを平山駿がインターセプトしそのまま右足で決め先制。37分には自陣から若谷拓海がドリブルで駆け上がり前方にパスを出すと受けた後藤卓磨が右足で決め2点目。青森は前半シュート2本でゴールなく前半は枚方が2-0で折り返す。後半は枚方が48分に右サイドでつないだボールから最後はゴール前に走り込んだ阿部隼人が右足で決め3点目。青森は54分に左CKからのボールにゴール前ニアサイドで有田光希が頭で合わせ1点を返す。しかし枚方は64分にPKのチャンスを得るとこれを後藤卓磨が右足で決め4点目。89分には右サイドスローインからボールをつなぎ最後は阿部隼人からのパスをゴール前で後藤卓磨が落ち着いて右足で決め第28節に続きハットトリック達成。青森も後半は8本のシュートを放つが追加点なく試合終了。枚方が5-1で勝ち4位、青森は5位となった。

 レイラック滋賀と横河武蔵野FCは「HATOスタ」で対戦。前半は相手陣内でチャンスを作り3本ずつのシュートを放つが互いに守備が堅くゴールならず前半はスコアレスで折り返す。後半は55分に武蔵野はPKのチャンスを得るとこれを鈴木龍之介が右足で決め先制。武蔵野は後半シュート4本で追加点はなし。滋賀は先制された後は相手陣内で仕掛ける時間が増え後半5本のシュートを放つが武蔵野守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了、武蔵野が虎の子の1点を守りきり勝利。14位の鈴鹿と入れ替わり14位で残留確定。2位の滋賀が次週、J3との入れ替え戦に臨む。

 ヴィアティン三重と沖縄SVは「ラピスタ」で対戦。前半31分にV三重は右CKからのボールにゴール前ニアサイドで饗庭瑞生が頭でつなぎ加倉広海が右足で詰め先制。シュート数では相手を上回る4本のシュートを放った沖縄だったがV三重の守備が堅くゴールなし。前半はV三重が1-0で折り返す。後半は47分に右サイド直接FKからのボールにゴール前で谷奥健四郎がつないだボールを金成純が右足で決め2点目。53分にはゴール前でつないだボールに最後は距離のある位置から青戸翔が左足で低く抑えたシュートがゴール右隅に決まり3点目。61分には加倉広海が左サイドからクロスを入れるとゴール前ニアサイドに走り込んだ井口椋介左足で決め4点目。81分には左サイドからボールをつなぎ最後はゴール前で大竹将吾が落ち着いて決め5点目。88分には右サイドスローンからのボールに山田晋平がクロスを入れると相手のこぼれ球を大竹将吾が左足で詰め6点目。沖縄は後半5本のシュートを放つが決定機に決め切れずゴールなし。V三重が6-0で勝ち今季は7位、沖縄は8位となった。

 ヴェルスパ大分とアトレチコ鈴鹿は「クラサA」で対戦。V大分は前半10分に自陣からのロングボールに相手陣内での競り合いから出たボールを金崎夢生がつなぎ最後は鈴木啓太郎が相手を交わしながら右足で決め先制。鈴鹿は29分に右サイドからのロングボールをゴール前で福元友哉が落としリターンを福元友哉が右足でつめ同点。しかし前半8本のシュートを放ったV大分は39分に福満隆貴が中央距離のある位置から豪快なミドルシュートを決め再びリード。前半はV大分が2-1で折り返す。後半互いにチャンスが少なくシュート2本ずつでゴールなく試合終了。V大分が前半のリードのまま2-1で勝ち昨年と同じ6位で終了。鈴鹿は武蔵野と順位が入れ替わり15位となり明日決定する全国地域SCL2025で2位になったチームとの入れ替え戦に回ることになった。

 Honda FCとブリオベッカ浦安・市川は「都田」で対戦。Hondaは前半6分に自陣左サイドからボールをつなぎ最後は岡﨑優希が出したパスを抜け出した石原央羅がドリブルから右足で決め先制。浦安市川は29分に左サイドでつないだボールからクロスを入れるとゴール前逆サイドに走り込んだ藤森隆汰が頭で押し込み同点。しかしHondaは43分に左CKからのボールにニアサイドで川浪龍平が頭でつないだボールを川畑隼人が左足で押し込み再びリードし2-1で前半を折り返す。後半は浦安市川が60分にやや右サイドから若杉好輝がクロスを入れ相手GKのクリアボールを東駿が頭で押し込み同点。そして90+2分に浦安市川は中央でボールをつなぎ最後は清水勇貴が落ち着いて左足で決め逆転。その後はHondaの反撃を抑えて1点差で勝利。今季は3位となり2年ぶりの入賞となった。既に優勝を決めているHondaは最後勝利で飾れず。

 FCマルヤス岡崎とミネベアミツミFCは「マルヤス龍北」で対戦。ミネベアは前半3分に相手GKが飛び出してクリアしたボールを向田新がインターセプトし、そのまま右足でガラ空きとなったゴールへミドルシュートを決め先制。41分には右サイドから鈴木陽介がドリブルで駆け上がり田中大和がクロスを入れるとゴール前で髙瀬太聖が右足で詰め2点目。マルヤスも前半はチャンスを作り4本のシュートを放つが決定機に決め切れず前半はミネベアが2点リードで折り返す。後半はマルヤスが優位に攻める時間が多くなり63分に右サイドから布方叶夢がクロスを入れるとゴール前で大城佑斗が右足で決め1点を返すと66分には中央でボールをつなぎ最後はゴール前で原耕太郎が左足で決め同点。そして72分にはゴール前で細島大空からのパスに畔柳頼生が右足で決め逆転。ミネベアは後半シュートゼロでゴールなく試合終了。マルヤスが3-2の逆転勝利で今季11位。ミネベアは10位となった。

 クリアソン新宿と飛鳥FCは「味フィ西」で対戦。前半はやや飛鳥が相手陣内でチャンスを作る時間が多くシュート3本を放つがゴールなし。新宿は前半シュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は62分に飛鳥が左サイドスローインからボールをつなぎ右サイドから小笹響平がクロスを入れるとゴール前で高橋佳が右足で決め先制。64分には自陣GKからのロングボールに相手陣内で相手ボールを田中彰馬がインターセプトし左足で決め2点目。新宿も後半はチャンスが多くなり3本のシュートを放つが飛鳥の守備が堅く最後までゴールなく試合終了。既に16位で来季は地域リーグでの戦いとなる飛鳥が2点差をつけて勝利。新宿は12位で今季を終えた。

 これで今季のリーグ戦は全て終了、1週間後の入れ替え戦1試合を残すのみとなった。


■加藤桂三 理事長のコメント
「Honda FCのチーム関係者の皆様、そして応援いただきました支援者やサポーターの皆様、2年ぶり11回目となるJFL優勝おめでとうございます。JFL優勝にご尽力いただきました皆様方に心よりお祝い申し上げると共にJFL初年度から参加しこのリーグを支え盛り上げていただき感謝しております。
今後もJFL並びにアマチュアチームの頂点としての役割を担っていただくことは勿論のこと、全国各地から上を目指すチームのよきお手本として活躍していただくことを願っています。そして今後のチームのますますの発展をお祈り申し上げます。
そして27年目を迎えましたJFLは台風の影響や悪天候の中での試合もありましたが今年は延期試合が1試合もなく、リーグ戦においては本日今季の日程を無事終了することができました。これもJFLを応援して頂きましたサポーターの皆様やスポンサー、報道関係者の皆様のご支援並びにチームを支えていただきました多くの関係者のご尽力の賜物と存じ、心より御礼申し上げます。
今季のJFLは1週間後にJFL15位のアトレチコ鈴鹿と全国地域SCL2025で2位のチームによる入れ替え戦があります。また今季2位のレイラック滋賀は12月7日、14日に開催されるJ3との入れ替え戦に臨みます。
2026年からのJFLはシーズン移行に伴い大きな変更を行います。こちらにつきましては確定次第ご案内いたします。2026年からのJFLにぜひご期待ください。」