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天皇杯JFA第98回 1回戦「JFL勢は9チームが勝ち2回戦へ!」


天皇杯2回戦でJリーグ王者に挑むソニー仙台FC(2018/5/26) より

 天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月26日(土)と27日に開催された。JFLからは10チーム出場。9チームが勝利し6月6日開催の2回戦へ駒を進めた。

■1回戦の結果
【 】は、マッチナンバー、得点後の(  )は背番号


◎[5月26日(土)]
【1】13:00 21世紀の森公園いわきグリーンフィールド(いわきGF)
いわきFC(福島県) 1 - 2  ソニー仙台FC(宮城県)
  (前半  1-1)
  (後半  0-1) 
 ソニー得点:28分(17)藤原元輝、60分(17)藤原元輝
 失点:9分

 ソニー仙台FCは東北社会人リーグ2部南のいわきFCと対戦。前半は風上に立ついわきが9分に左サイドからのロングボールを小野瀬恵亮がゴール前でソニーGKをかわして決め先制。ソニーは警戒していたいわきの序盤の猛攻で失点するが徐々にペースをつかみ28分に右サイドからのパスをゴール前で丹代爽弥が繋ぎそれを藤原元輝が頭で決め同点とし1-1で折り返す。後半は60分にソニーは田中龍志郎がドリブルでキープし左サイドの藤原元輝へ、それをドリフルでゴール前に切り込み決め逆転。その後はいわきの反撃もあったが冷静に対処にゴールを決めさせずこのまま試合終了。ソニーにとっては、いわきサポーターが多く完全アウェイ状態ながらも経験値の違いを見せて勝ち2回戦へ進出。


【6】13:00 栃木グリーンスタジアム(栃木グ)
作新学院大学(栃木県)0 - 0 ラインメール青森(青森県)
  (前半  1-2)
  (後半  1-0) 
  (延長前半  0-1)
  (延長後半  1-0)
  (PK方式  8-9)
 青森得点:24分(11)小幡純平、30分(25)多木理音、97分(7)太田徹郎
 失点:36分(PK)、66分、108分

 ラインメール青森は北関東大学サッカーリーグの作新学院大学と対戦。前半はシュート数で作新学院大が上回るが決め手で勝る青森が24分に小幡純平が相手FPのこぼれ球を持ち込み決め先制、30分には左からのロングボールから多木理音がミドルシュートを決め2点目。しかし36分にPKを決められ青森1点リードで折り返す。後半は追加点を決められない青森に対し作新学院大が66分に左サイドを起点にした攻撃から決め同点となり2-2で延長戦へ。延長前半の97分に青森は相手のクリアミスから太田徹郎が持ち込んで決め再びリード。しかし作新学院大も108分に左CKから繋いだボールを決め3-3の同点に。109分には青森が退場者を出し数位的不利も残り時間を守りきりPK方式の決着へ。互いに1人ずつ外しサドンデスとなった10人目。青森はGKの横山卓司が決めたのに対し、作新学院大が外し試合終了。青森が激戦を制し2回戦へ駒を進めた。


【10】14:00 キンチョウスタジアム(金鳥スタ)
FC大阪(大阪府)  3 - 0 徳山大学(山口県)
  (前半  1-0)
  (後半  2-0) 
 FC大阪得点:39分(7)木匠貴大、81分(20)四ヶ浦寛康、85分(2)田渕大貴

 FC大阪は中国大学リーグの徳山大学と対戦。前半は引き気味で守備を固める徳山大学相手になかなかゴールを決められなかったFC大阪だったが、39分に右からのクロスボールを木匠貴大が合わせ先制し1点リードで折り返す。後半もFC大阪優位の展開で81分に右サイドを起点にした攻撃からゴール前でボールを繋ぎ最後は四ヶ浦寛康が決め引き離すと、85分には田渕大貴が右サイドからドリブルで持ち込んで決めダメ押し。守っても徳山大に決定的なチャンスを作らせず無失点で抑え3-0で勝ち2回戦へ駒を進めた。


【13】13:00 和歌山県紀三井寺公園陸上競技場(紀三井寺)
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県) 2 - 3 Honda FC(静岡県)
  (前半  1-1)
  (後半  0-0) 
  (延長前半  1-1)
  (延長後半  0-1)
 Honda得点:21分(18)児玉怜音、95分(18)児玉怜音、110分(4)富田湧也
 失点:45+1分、93分

 Honda FCは関西サッカーリーグのアルテリーヴォ和歌山と対戦。前半から優位に進めるHondaが21分に右サイドから富田湧也がドリブルで持ち込んだボールを児玉怜音が合わせ先制。しかしこのまま1点リードで折り返すと思われた前半終了間際に和歌山が同点に追いつく。後半は互いにシュート2本ずつと決定機が少なく90分間で決着つかず延長戦へ。延長前半の93分に先に和歌山に決められリードされるが95分にHondaは左サイドからドリブルで栗本広輝が持ち込みそれを児玉怜音が決め同点に追いつくと延長後半の110分にHondaはゴール前のこぼれ球を繋ぎ最後は富田湧也が決めこれが決勝点となりHondaは勝ち2回戦へ駒を進めた。


【15】13:00 ならでんフィールド(ならでん)
奈良クラブ(奈良県)  2 - 0 金沢星稜大学(石川県)
  (前半  0-0)
  (後半  2-0) 
 奈良得点:63分(11)曽我部慶太、74分(8)佐藤和馬

 奈良クラブは北信越大学サッカーリーグの金沢星稜大学と対戦。前半は奈良が圧倒的に優位に攻めるも引いて守りを固める金沢星稜大相手にゴールを決めることが出来ずスコアレスで折り返す。後半の奈良はサイドを起点に攻撃を組み立て、63分に佐藤和馬が右サイドからドリブルで切り込みゴール前でパス、それを曽我部慶太が合わせ先制すると、74分には左サイドからのクロスボールに佐藤和馬が決め2点目。守っても奈良は金沢星稜大に決定機を作らせずシュート3本に抑え危なげなく2-0で勝利、2回戦に駒を進めた。


【20】19:00 沖縄県総合運動公園陸上競技場(沖縄県陸)
FC琉球(沖縄県) 1 - 1 FC今治(愛媛県)
  (前半  0-0)
  (後半  0-0) 
  (延長前半  1-0)
  (延長後半  0-1)
  (PK方式  5-6)
 今治得点:114分(19)有間潤
 失点:92分

 FC今治はJ3のFC琉球と対戦。昨年の同一カードで昨年はゴールラッシュとなったが今回は1点を争う展開。前半は今治がシュート数で上回るも決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は琉球がシュート9本を放ち今治ゴールを脅かすも今治の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず、90分スコアレスで延長戦へ。延長前半の92分に琉球は縦のラインでボールを繋ぎ最後は中川風希が決め先制。追う今治は延長前半シュートゼロに終わり延長後半へ。逃げ切りを図る琉球に対し今治は果敢に攻め114分に中央で片岡爽、西埜植颯斗が繋いだボールを有間潤が決め1-1の同点。その後は互いにゴールなく2年連続のPK方式での決着へ。互いに5人全員が決め琉球は6人目が外したのに対し今治は6人目となった片岡爽が決め試合終了。今治は2蓮連続でPK方式の決着戦を制し2回戦に駒を進めた。


◎[5月27日(日)]
【8】13:00 茨城県立カシマサッカースタジアム(カシマ) 
流経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城県) 2 - 0 山形大学(山形県)
  (前半  2-0)
  (後半  0-0) 
 流経大得点:6分(30)原岡翼、37分(14)園山栄樹

 流経大ドラゴンズ龍ケ崎は東北大学サッカーリーグの山形大学と対戦。前半から圧倒的にボールを支配する流経大が前半13本のシュートを放ち相手のシュートをゼロに抑える展開。6分に右からのクロスボールに原岡翼が合わせ先制すると37分には園山栄樹がドリブルで持ち込み決め2点リードで折り返す。後半も流経大は追加点を狙って再三チャンスを作るも決めきれず追加点はなし。しかし守りの面では相手に決定的なチャンスを作らせずこのまま2-0で勝利、2回戦へ駒を進めた。


【14】13:00 とりぎんバードスタジアム(とりスタ)
ガイナーレ鳥取(鳥取県) 0 - 0 ヴェルスパ大分(大分県)
  (前半  0-0)
  (後半  0-0) 
  (延長前半  1-1)
  (延長後半  0-0)
  (PK方式  4-2)
 V大分得点:92分(9)鍔田有馬
 失点:105+1分

 ヴェルスパ大分はJ3のガイナーレ鳥取と対戦。シュート数では鳥取が上回るもV大分もチャンスを作りほぼ互角の展開も90分で互いに決め手が少なくスコアレスで延長戦へ。延長前半の92分にV大分は塚田翔悟が右サイドからのドリブルで持ち込みゴール前にクロス、そのボールを鍔田有馬が頭で合わせ先制。しかし延長前半終了間際に鳥取が左サイドからのクロスボールを小林智光が頭で決め同点となり延長後半へ。延長後半はV大分が決定的なチャンスを作るもゴールならず1-1で終了、決着はPK方式へ。V大分が2人外したのに対し鳥取は4人が決め、V大分はあと一歩及ばず1回戦で敗れた。


【19】13:00 佐賀県総合運動場陸上競技場(佐賀陸)
佐賀LIXIL(佐賀県) 0 - 3 テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)
  (前半  0-2)
  (後半  0-1) 
 T宮崎得点:28分(4)川上典洋、37分(11)藤岡浩介、77分(13)三島勇太

 テゲバジャーロ宮崎は九州サッカーリーグの佐賀LIXILと対戦。前半から優位に攻めるT宮崎は28分に川上典洋のシュートがポストに当たり中へ転がって先制、37分には藤岡浩介が右サイドからドリブルで持ち込み決め追加点。T宮崎が2点リードで折り返す。後半は佐賀Lもチャンスを作るがT宮崎は安定した守りでゴールを割らせず。そしてT宮崎は77分に右サイドを起点に攻め、ゴール前で繋いだボールを三島勇太が決めダメ押しの3点目。その後も追加点を狙うが決めることが出来ず、このまま試合終了。T宮崎が勝ち2回戦へ駒を進めた。


【23】13:00 岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ(長良川球)
NK可児(岐阜県) 0 - 3 MIOびわこ滋賀(滋賀県)
  (前半  0-1)
  (後半  0-2) 
 滋賀得点:33分(23)原口大佑、68分(11)坂本一輝、81分(23)原口大佑

 MIOびわこ滋賀は岐阜県社会人サッカーリーグのNK可児と対戦。前半から優位に攻める滋賀は33分に左サイドのスローインからゴール前でボールを繋ぎ最後は原口大佑が落ち着いて決め先制。1点リードで折り返す。後半は相手のシュートをゼロに抑えるなど滋賀の一方的な展開。68分に右差し℃からのクロスボールを坂本一輝が頭で合わせ2点目。81分には右サイドからのパスにゴール前で原口大佑が冷静に相手をかわし決めダメ押しの3点目を決めこのまま試合終了。滋賀が完封勝利で2回戦へ駒を進めた。

■JFL9チーム、天皇杯2回戦対戦カード
【 】は、マッチナンバー

◎[6月6日(水)]
【25】19:00 等々力陸上競技場(等々力)
川崎フロンターレ(J1) ― ソニー仙台FC(宮城県)

【32】19:00 フクダ電子アリーナ(フクアリ)
ジェフユナイテッド千葉(J2) ― ラインメール青森(青森県) 

【35】19:00 味の素スタジアム(味スタ)
FC東京(J1) ― 流経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城県)

【37】19:00 ニッパツ三ツ沢球技場(ニッパツ)
横浜F・マリノス(J1) ― FC大阪(大阪府)

【41】19:00 県立カシマサッカースタジアム(カシマ)
鹿島アントラーズ(J1) ― Honda FC(静岡県)

【44】19:00 パロマ瑞穂スタジアム(パロ瑞穂)
名古屋グランパス(J1) ― 奈良クラブ(奈良県)

【49】19:00 キンチョウスタジアム(金鳥スタ)
セレッソ大阪(J1) ― テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)

【51】19:00 IAIスタジアム日本平(アイスタ)
清水エスパルス(J1) ― FC今治(愛媛県)

【55】19:00 札幌厚別公園競技場(札幌厚別)
コンサドーレ札幌(J1) ― MIOびわこ滋賀(滋賀県)