第23節 沖縄SV vs いわてグルージャ盛岡(2025/9/27)より
第27回日本フットボールリーグ第23節は9月27日(土)に5試合、28日(日)に3試合が開催され、首位のHondaと2位の滋賀が引き分け、3位の青森が勝ち3チームが勝点で並んだ。沖縄は岩手相手に今季最多の5ゴールを決め勝ち首位とは勝点2差に縮めた。
27日はレイラック滋賀とミネベアミツミFCが「たけびし」で対戦。前半5分にミネベアは左サイドでボールをつなぎ桑原海斗がクロスを入れるとゴール前ファーサイドに飛び込んだ杉田達哉が頭で押込み先制。滋賀は17分に右CKからつないだボールに相手のこぼれ球を小泉隆斗が右足でシュートし相手GKのクリアボールを秋山駿が右足で詰め追いつく。その後は互いにチャンスに決められず前半は1-1で折り返す。後半は68分にミネベアは右CKからのボールにゴール前ファーサイドで長江皓亮が頭で合わせ再びリード。しかし76分に滋賀は竜田柊士が左サイドからクロスを入れると相手のクリアボールがゴールに吸い込まれオウンゴールとなり再び同点。その後は互いにチャンスを作るが決められず試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
ラインメール青森とアトレチコ鈴鹿は「カクスタ」で対戦。前半は互いに相手陣内にボールを運ぶもののやや優位に攻める青森がシュート2本、鈴鹿はシュートゼロでゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も青森がやや優位な展開で進みチャンスもあるが、なかなかゴールが決まらず。鈴鹿は前半よりチャンスが増えシュート2本を放つがゴールなし。そして終盤の89分に青森は右サイドでボールをつなぎ佐久間駿希が長いクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ有田光希が相手と競り合いながら頭で押し込み先制。これが決勝点となり青森が勝ち4連勝で勝点で首位に並ぶ。鈴鹿は連敗となった。
FCティアモ枚方とFCマルヤス岡崎は「たまりく」で対戦。前半12分に枚方は右CKからのボールにゴール前で石井大生が頭で合わせ先制。その後もチャンスを作り前半は5本のシュートを放ったが追加点はなし。マルヤスも前半5本のシュートを放ったが決定機に決めきれず前半は枚方が1-0で折り返す。後半はマルヤスが優位に攻める時間が多くシュート12本を放ち、83分には畔柳頼生が中央付近で相手ボールをインターセプトし、つないだボールから布方叶夢がドリブルから左足でミドルシュートを放つとゴール左隅に決まり同点。そして87分には左CKからのボールにゴール前ファーサイドに飛びこんだ笠嶋哲太が頭で押し込み逆転。枚方は後半シュート3本でゴールなく試合終了。マルヤスが逆転勝ちで3試合ぶりの勝利。枚方は連敗でホームでは第10節以来の黒星となった。
ヴィアティン三重とHonda FCは「ラピスタ」で対戦。前半から優位に攻めるHondaだったが決定的なチャンスは少なくシュート4本を放ちゴールなし。逆に前半シュート1本のV三重は中央混戦から饗庭瑞生がボールを奪いパスを出すと受けた山田晋平が右サイドからクロスを入れるとゴール前ニアサイドで相手にあたりコースが変わってゴールに吸い込まれ相手のオウンゴールとなりV三重が先制し1-0で前半を折り返す。後半も優位に攻めるHondaは53分に斉藤涼優から左サイドからドリブルで持ち込み左足で自身5試合連続となるゴールを決め同点。後半はシュート7本を放ったHondaだったが追加点はなし。V三重は後半シュート3本を放つが決定機に決められずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。Hondaは首位キープも2位と3位に勝点で並ばれた。逃げ切れなかったV三重は連勝ならず。
沖縄SVといわてグルージャ盛岡は「沖縄県陸」で対戦。前半序盤から優位に攻める沖縄は13分に安藤阿雄依が右サイドからドリブルで持ち込みクロスを入れるとファーサイドで池髙暢希が右足で直接合わせ先制。27分にはゴール前の競り合いから小川嵩翔が頭で決め2点目。44分には上野瑶介からのパスにやや右サイドから有田朱里が右足でゴール右隅に決め3点目。45+1分には左CKからのボールにゴール前ニアサイドで上野瑶介が頭で合わせ4点目。前半終了間際に岩手は右CKからのボールにゴール前相手のクリアボールを金沢一矢が押込み1点を返す。前半は沖縄が4-1で折り返す。後半は61分に相手FPのミスからのこぼれ球を上野瑶介がインターセプトし相手GKが飛び出したことで無人となったゴールに落ち着いて右足で決め5点目。岩手は後半チャンスが少なくシュート2本でゴールなく試合終了。沖縄が5-1で勝ち順位は4位のままだが首位とは勝点2差に縮めた。岩手は今季2度目の5失点で敗れ連敗となった。
28日はブリオベッカ浦安・市川とY.S.C.C.横浜が「柏の葉」で対戦。前半13分にYSCCは右サイドでボールをつなぎ比嘉虎頼がクロスを入れるとゴール前で浜下瑛がシュートし相手FPのこぼれ球を落合遥斗が滑り込みながら左足で決め先制。25分には右CKからのボールにゴール前での混戦から相手のオウンゴールとなり2点目。浦安市川は前半相手を上回る5本のシュートを放つが決定機に決めきれずYSCCが2点リードで折り返す。後半はYSCCが51分に左サイドのスローインからつないだボールに新里涼がゴール前にスルーパスを入れるとゴール前に抜け出した落合遥斗が右足で決め3点目。浦安市川は後半相手陣内にボールは運ぶもののシュート2本でゴールなく試合終了。YSCCが3点差をつけ第17節以来の勝利で最下位脱出。浦安市川は今季3度目の3失点で3試合ぶりの黒星となった。
横河武蔵野FCと飛鳥FCは「武蔵野」で対戦。前半は互いに相手陣内にボールは運ぶもののチャンスは少なく武蔵野がシュート2本、飛鳥が3本を放つが互いに守備が堅くゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は飛鳥が相手陣内で仕掛ける時間が多く6本のシュートを放つが武蔵野守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。武蔵野はカウンターから決定的なチャンスを作り2本のシュートを放つが決めることが出来ず試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。武蔵野は3試合ぶりの勝点で14位のまま。2試合連続引き分けの飛鳥は16位に順位を下げた。
ヴェルスパ大分とクリアソン新宿は「日田」で対戦。前半優位に攻めるV大分は8本のシュートを放ち24分にはPKのチャンスを得るとこれを金崎夢生が右足で決め先制。その後も追加点を狙ったが決定機に決めきれず。逆に新宿45分に右サイドからのクロスにゴール前で中山仁斗が体を張ってつないだボールを佐野翼が右足で決め追いつくと前半終了間際にはやや右サイド距離のある位置から澤井直人が右足で直接FKを決め逆転。前半は新宿が1点リードで折り返す。後半は互いに攻守の切り替えの速い展開から相手陣内でチャンスを作り互いにシュート5本ずつを放つが互いの守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。新宿が1点のリードを守り切って勝ち連勝で11位に順位を上げた。敗れたV大分の順位は5位で変わらないが上位3チームとの勝点差が7に広がった。
次週は国民スポーツ大会のためリーグ戦は休み。JFLからはブリオベッカ浦安・市川の1チームだけが千葉県代表として単独チームで出場する。
次節(第24節)は10月11日(土)に3試合、12日(日)に3試合、13日(月・祝)に2試合が開催される。
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