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第27回JFL 第26節「鈴鹿が枚方相手に2年ぶりの勝利!」


第26節 アトレチコ鈴鹿 vs FCティアモ枚方(2025/10/26)より

 第27回日本フットボールリーグ第26節は10月25日(土)に5試合、26日(日)に3試合が開催され、首位の滋賀と2位のHondaは共に勝って勝点差は2差のまま。3位の青森、4位の沖縄、5位のV大分が全て敗れ2位と3位で勝点差が7に広がった。鈴鹿は昨年から直近3試合黒星の枚方相手に2年ぶりの勝利。今季11度目のベンチ入りとなった鈴鹿の三浦知良は後半終盤の88分から出場し、自身が持つ最年長出場記録を8日更新の58歳242日とした。

 25日はラインメール青森とヴィアティン三重が「むつ」で対戦。前半優位に攻めるV三重は17分に相手陣内でパスをつなぎ最後はゴール前の混戦から相手のクリアボールを青戸翔がゴール前に詰めワントラップから右足で決め先制。青森は前半シュート1本でゴールなく前半はV三重が1点リードで折り返す。後半は青森が優位に攻める時間が多く7本のシュートを放つがV三重の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。V三重は後半シュート4本でPKのチャンスには相手GKに止められるなど追加点なく試合終了。V三重が虎の子の1点を守り切って勝ち連勝。青森は3試合連続0-1で3連敗となり残り4試合で首位との勝点差が9に広がった。

 ブリオベッカ浦安・市川と横河武蔵野FCは「ZA市原」で対戦。前半は武蔵野が相手陣内で仕掛ける時間が多く3本のシュートを放ち、44分には右サイドで相手のボールをインターセプトしつないだボールに最後はやや右サイドから清水悠斗がクロスを入れるとゴール前ファーサイドで新関成弥が右足で合わせ先制。浦安市川は前半シュート2本でゴールなく前半は武蔵野が1点リードで折り返す。後半は浦安市川が相手陣内で攻める時間が多く再三に渡り浦安市川が決定的なシュートを放つが武蔵野GK若林学歩の好セーブ等もありゴールならず。武蔵野は後半シュートゼロで追加点はなし。そしてこのまま武蔵野が逃げきりかと思われた90+3分に浦安市川は右サイドスローインからつないボールに最後は松山碧のパスに距離のある位置から藤森隆汰が右足で放ったミドルシュートがゴール左下隅に決まり1-1の引き分けに持ち込んだ。浦安市川は4位に順位を上げ、武蔵野は順位を上げることが出来ず。

 沖縄SVとレイラック滋賀は「沖縄市陸」で対戦。滋賀は前半11分に人見拓哉が相手ボールをインターセプトしクロスを入れるとゴール前で日野友貴が相手と競り合いながら右足で決め先制。27分には右サイドスローインからボールをつなぎ最後はゴール前で日野友貴が相手と競り合いながら出したバックパスを小泉隆斗が左足で決め2点目。沖縄は38分にPKのチャンスを得るとこれを我那覇和樹が右足で決め1点を返し前半は滋賀が1点リードで折り返す。後半は沖縄が相手陣内で仕掛ける時間が多くなり5本のシュートを放つが滋賀の堅い守りの前に追いつくことが出来ず。逆に滋賀は58分にはゴール前のパス回しから人見拓哉が右足で決めダメ押しとなる3点目。滋賀が2点差をつけ勝ち上位勢との戦いに連勝で3位以下に勝点で9差に広げた。敗れた沖縄は5位に順位を下げた。

 ミネベアミツミFCとクリアソン新宿は「宮崎串間」で対戦。前半シュート数では相手を上回る4本のシュートを放つが決定機に決め切れず。逆に前半シュート2本の新宿は37分に右サイド相手スローインからのバックパスを佐野翼がインターセプトしつないだボールを左サイドで前澤甲気が右足で決め先制。新宿が1点リードで折り返す。後半優位に攻めるミネベアは50分に木橋朋暉が右サイドをドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で髙瀬太聖が右足で直節決め同点。ミネベアは後半も4本のシュートを放つが決定機に決め切れず逆転ならず。新宿は終盤に決定機を作ったが決め切れず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。

 飛鳥FCとY.S.C.C.横浜は「奈良橿原」で対戦。前半20分にYSCCは右CKからのボールに相手のクリアボールを比嘉虎頼が頭で折り返し他ボールを左サイドで浜下瑛が頭で詰め先制すると41分には右CKからのボールにゴール前で花房稔が頭で合わせ2点目。飛鳥は前半シュート3本でゴールなく前半はYSCCが2点リードで折り返す。後半は52分に飛鳥が左サイドからのクロスボールに逆サイドで大原彰輝が頭で折り返したボールを野中魁がゴール左サイドから頭で押しこみ1点を返す。しかしYSCCは62分に右サイドでボールをつなぎ田原廉登がクロスを入れるとゴール前に走り込んだ浜下瑛が右足で決め3点目。その後は互いにゴールなく試合終了。YSCCが2点差をつけ15位との勝点差を4に広げた。敗れた飛鳥は15位との勝点差が4に広がった。

 26日はいわてグルージャ盛岡とヴェルスパ大分は「サンスタ」で対戦。前半7分に岩手は右サイド直節FKからのボールにゴール前ファーサイドで弓削翼が頭で押し込み先制。V大分は17分に左サイドでボールをつなぎ前田紘基がクロスを入れるとゴール前ファーサイドに詰めた鈴木啓太郎が右足で決め同点。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく前半は1-1で折り返す。後半は50分にV大分が直節FKからゴール前相手のクリアボールを川中健太が右足で放ったシュートが相手にあたってコースが変わりゴール左隅に決まり逆転。しかし岩手は56分に右CKからボールにゴール前距離のある位置から河合秀人が右足で直節決め追いつくと62分には右サイドでボールをつなぎ河合秀人からのパスを受けた藤本憲明が右足で決め再び逆転。79分には自陣からボールをつなぎ河合秀人のスルーパスから抜け出した嫁阪翔太がゴール前でパスを出すと右サイドから走り込んだ藤本憲明が右足で決め2点差となる4点目。その後はV大分もチャンスを作るが追いつくことが出来ず岩手が4-2で勝ちホームでは連勝。V大分は3試合ぶりの黒星で2位とは勝点8差の6位に順位を下げた。

 FCマルヤス岡崎とHonda FCは「マルヤス龍北」で対戦。前半25分にHondaはハーフウェーライン付近でボールを奪うと岩切拳心がドリブルで駆け上がり自ら左足で決め先制。43分にはペナルティエリアライン付近から鈴木雄也が放った直節FKがゴール左隅に決まり2点目。マルヤスもチャンスを作りシュート2本を放つがゴールなく前半はHondaが2点リードで折り返す。後半は49分にマルヤスが自陣からボールをつなぎ右サイドから原耕太郎がクロスを入れるとゴール前に走り込んだ榎本大輝が右足で決め1点を返す。マルヤスは後半相手を上回る4本のシュートを放つが追いつくことは出来ず。Hondaは後半シュート2本でゴールなく試合終了。Hondaが1点差で逃げ切って勝ち連勝で首位とは勝点2差の2位をキープ。マルヤスは3連敗となった。

 アトレチコ鈴鹿とFCティアモ枚方は「四日市」で対戦。前半26分に鈴鹿は左サイドでモハメド・ラミンが相手ボールをインターセプトしクロス入れると最後はゴール前混戦の中から出てこぼれ球を小野寺亮太が右足アウトサイドで決め先制。その後も前半シュート8本を放った鈴鹿が決定的なチャンスを作るが決め切れず。枚方は相手陣内にボールを運ぶもののシュート1本でゴールなく前半は鈴鹿が1-0で折り返す。後半は61分に右CKからボールをつなぎ相手のクリアボールに藤田雄士が左サイドからクロスを入れるとゴール前距離のある位置で田中直基が相手と競り合いながら頭で合わせ2点目。枚方は80分に右サイドで宮崎樹が相手ボールを奪いクロスを入れるとゴール前で東出壮太が右足で詰め1点を返すが82分には鈴鹿が左サイドからクロスを入れると枚方守備陣のクリアがゴールに吸い込まれオウンゴールとなり鈴鹿が再び2点のリード。その後は枚方が決定的なチャンスを作るが鈴鹿の守護神である伊佐山縁心の好セーブ等もありゴールなく試合終了。鈴鹿が3-1で2023年の第22節以来となる枚方相手に勝利で順位は13位で変わらず。枚方は3試合ぶりの黒星となった。

 次節(第27節)は11月1日(土)に6試合、2日(日)に2試合が開催される。