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第27回JFL 第28節「FCティアモ枚方の後藤卓磨がハットトリック達成!」


第28節 FCティアモ枚方 vs Y.S.C.C.横浜(2025/11/8)より

 第27回日本フットボールリーグ第28節は11月8日(土)に3試合、9日(日)に5試合が開催され、首位のHondaが勝ち、2位の滋賀が引き分け、勝点差が2に広がった。Hondaは今季の2位以内が確定し、次節終了時点での結果、2位滋賀との勝点差を4に広げると(Hondaが勝利、滋賀が引き分け以下の場合)2年ぶり11回目の優勝が決定する。3位の青森は連勝で2位以内へ望みをつないだ。今節の結果で10位ミネベアまでのJFL残留が確定した。枚方は3対2でYSCCに勝ち、枚方の後藤卓磨がハットトリックを達成し得点ランキング2位に浮上。今季13度目のベンチ入りとなった鈴鹿の三浦知良は後半終盤の90分から出場し、自身が持つ最年長出場記録を7日更新の58歳256日とした。

 8日はFCティアモ枚方とY.S.C.C.横浜が「ヤンマースタ」で対戦。枚方は前半22分に左CKから相手のクリアボールをつなぎ最後は東出壮太からのパスを後藤卓磨が右足で決め先制。YSCCは31分に右サイドから小川真輝がクロスを入れるとファーサイドで萱沼優聖が頭で合わせ追いつく。しかし枚方は42分に東出壮太からのスルーパスに抜け出した後藤卓磨が体制を崩しながらも右足で決め再びリード。前半は枚方が2-1で折り返す。後半は枚方が52分にゴール前でボールをつなぎ最後は左サイドから後藤卓磨が落ち着いて右足で決め3点目。後藤はハットトリック達成。YSCCは77分に左CKから小川真輝が右足で放ったボールがそのままゴール右隅に吸い込まれ1点差に。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。枚方が3-2で勝ち連勝、YSCCは連敗となった。

 レイラック滋賀とFCマルヤス岡崎は「甲賀」で対戦。前半3分に滋賀は自陣からボールをつなぎ最後は日野友貴からのパスを人見拓哉が右足で相手GKの頭上を越えるループシュートを決め先制。マルヤスは30分に右サイドでボールをつなぎ揚石琉生がクロスを入れるとゴール前ニアサイドで細島大空が右足で放ったシュートがゴール左下隅に決まり同点。前半は1-1で折り返す。後半はマルヤスが優位に攻める時間が多く3本のシュートを放ち決定的な場面もあったがゴールならず。滋賀もチャンスは作るがシュートゼロでゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。滋賀は2試合連続の引き分けで首位Hondaとの勝点差が2に広がった。マルヤスは5試合ぶりの勝点獲得。

 横河武蔵野FCとHonda FCは「武蔵野」で対戦。前半から相手陣内で優位に攻めるHondaは再三チャンスを作るがシュートまでもっていけない場面が多くそれでも4本のシュートを放つがゴールなし。武蔵野はチャンスが少なくシュートゼロでゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も優位に攻めるHondaは13本のシュートを放つも武蔵野守備陣が体を張った守りでゴールを許さず終盤へ。83分にHondaがゴール前でボールをつなぎ最後は佐々木俊輝のパスから岡﨑優希が胸でトラップしながら右足で決め先制。武蔵野は後半もシュートゼロでゴールなく試合終了。Hondaが勝ち4連勝で2位の滋賀に勝点差を2に広げ首位をキープ。武蔵野は4試合ぶりの黒星となり15位で順位は変わらず。

 9日はヴィアティン三重とクリアソン新宿が「ラピスタ」で対戦。V三重は前半27分に右CKからのボールにゴール前距離のある位置で上田駿斗が頭で合わせ先制。その後も優位に攻めたV三重は前半6本のシュートを放つが追加点はなし。新宿はシュート1本でゴールなく前半はV三重が1-0で折り返す。後半は83分に新宿が右サイドから吉田将也がクロスを入れるとファーサイドに走り込んだ瀬川和樹が頭で押し込み同点。V三重は後半シュート2本でゴールなくこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。V三重は4連勝ならず、新宿は3試合連続の引き分けとなった。

 ブリオベッカ浦安・市川とヴェルスパ大分は「佐倉岩名」で対戦。前半40分に浦安市川は左サイドからのクロスにゴール前でボールをつなぎ最後は寺田一貴が頭で出したパスを橋本龍馬が胸でワントラップし右足で決め先制。V大分もチャンスを作り3本のシュートを放つがゴールなく前半はV三重が1-0で折り返す。後半は浦安市川が開始早々の46分にカウンターから山崎広大が左サイドをドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で東駿が右足で決め2点目。71分にV大分は相手陣内でボボールを奪いつないだボールに最後は山﨑一帆がドリブルから左足で決め1点を返す。浦安市川は83分に左サイド伊藤純也の直節FKからのボールにゴール前相手GKのクリアボールを藤森隆汰が右足で決め再び2点のリード。V大分は後半3本のシュートを放つも追いつくことが出来ず試合終了。浦安市川が3-1で勝ち3試合ぶりの勝利。V大分は3連敗となった。

 沖縄SVとミネベアミツミFCは「南風原」で対戦。ミネベアは前半12分に髙木虎之介が前線にロングボールを入れると抜け出した髙瀬太聖が右足で決め先制。28分にはハーフウェーライン付近から髙瀬太聖が右足で放ったシュートが相手GKの頭上を越えゴールに吸い込まれ2点目。沖縄もチャンスを作り5本のシュートを放つがミネベアの守りが堅くゴールならず。前半はミネベアが2点リードで折り返す。後半は沖縄が69分に直接FKからのボールにゴール前の混戦から相手のオウンゴールとなり1点を返す。ミネベアは後半3本のシュートを放つが追加点はなし。しかし沖縄の反撃を抑え1点差で勝ち6試合ぶりの勝利。沖縄は3連敗となった。

 ラインメール青森と飛鳥FCは「カクスタ」で対戦。青森は前半5分に右CKからのボールにゴール前ニアサイドで髙木輝之が頭で合わせ先制。44分に飛鳥は左サイドのスローインからボールをつなぎ瓜生紘大がクロスを入れると中央距離のある位置から小倉貫太が右足で低く抑えたシュートがゴール左下隅に決まり同点。1-1で前半を折り返す。後半は57分に左サイドでつないだボールに兒玉澪王斗がクロスを入れるとゴール前に走りこんだ有田光希が左足で決め再びリード。90+2分には青森が左CKからのボールにゴール前でベッサが頭で落としたボールを佐久間駿希が右足でつめ3点目。飛鳥も後半は6本のシュートを放つが2点差をつめることが出来ず試合終了。後半は12本のシュートを放った青森が3-1で勝ち連勝、今季2位以内へ望みをつないだ。敗れた飛鳥は今季の15位以下が確定した。

 アトレチコ鈴鹿といわてグルージャ盛岡は「三交鈴鹿」で対戦。岩手は前半10分に右サイドでボールをつなぎ藤島樹騎也がクロスを入れるとニアサイドに走り込んだ藤本憲明が右足で合わせ先制。19分には右サイドでボールをつなぎ距離のある位置から小林祐希が左足で放ったシュートがゴール左隅に決まり2点目。鈴鹿は前半シュート1本でゴールなく前半は岩手が2点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作り鈴鹿が4本、岩手が6本のシュートを放つが互いに守りが堅くゴールなしで試合終了。岩手が2点差で勝ち第17節以来となるアウェイでの勝利。敗れた鈴鹿は13位で順位は変わらず。

 次節(第29節)は11月15日(土)に2試合、16日(日)に6試合が開催される。