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天皇杯 JFA 第101回 全日本サッカー選手権大会 1回戦「JFL7チームが2回戦へ駒を進める」


天皇杯1回戦 鈴鹿ポイントゲッターズ vs FC刈谷(2021/5/23)より

 天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会の1回戦が5月22日(土)、23日(日)に開催された。JFLからは10チーム出場。7チームが勝利し、6月9日(水)、16日(水)開催の2回戦へ駒を進めた。


■1回戦の結果
 ※【 】は、マッチナンバー、得点後の(  )は背番号

◎5月22日(土)

【5】15:00 維新みらいふスタジアム(みらスタ)
レノファ山口FC(J2) 1-1(前半1-1、後半0-0、延前0-0、延後0-0、PK2-4) ヴェルスパ大分(アマチュアシード)

V大分得点:30分(7)中野匠
失点:38分

 ヴェルスパ大分はJ2のレノファ山口FCと対戦。前半のシュート数は5本ずつと互角。前半30分にV大分は左サイドから西村大吾がドリブルで攻め込みゴール前にパス、それを受けた中野匠が落ち着いて決め先制。しかし38分に山口にゴール前のこぼれ球を詰められ同点となり1-1で折り返す。後半シュート数で上回ったV大分だったが決定機に決めきれず後半はスコアレスで延長戦へ。延長戦もシュート数で上回ったV大分だったがチャンスに決めきれずPK方式の決着戦へ。先行の山口は3、4人目が外したのに対しV大分は4人目までが全員決めV大分がJ2の山口に勝ちジャイアントキリング達成で2回戦へ駒を進めた。

 
【6】13:00 岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ(長良川球)
FC岐阜(J3・岐阜県) 0-2(前半0-0、後半0-2) Honda FC(静岡県)
 
Honda得点:66分(4)八戸雄太、90+1分(9)児玉怜音

 Honda FCはJ3で岐阜県代表のFC岐阜と対戦。前半Hondaはボールをキープする時間が長いものの決定的なシュートは少なく、前半は岐阜がシュート数で上回るが互いにゴールなくスコアレスで折り返す。後半はHondaのチャンスが増え、66分に左CKから相手のクリアボールを繋ぎ、冨永和樹が右サイドからゴール前にクロスを入れるとフォアサイドに走り込んだ八戸雄太が頭で合わせ先制。その後も優位に攻めるHondaは90+1分に中央直接FKからのボールを冨永和樹がやや右サイドから頭でゴール前に入れ、フォアサイドに走り込んだ児玉怜音が決め追加点。守っても岐阜の攻撃を安定した守りでゴールを許さずHondaが2点差をつけ勝ち、2回戦に駒を進めた。


【12】13:00 21世紀の森公園いわきグリーンフィールド(いわきGF)
いわきFC(福島県) 2-2(前半0-0、後半1-1、延前0-1、延後1-0、PK2-4) ソニー仙台FC(宮城県)      
 
いわき得点:85分(8)日高大、115分(17)谷村海那
ソニー得点:90+3分(5)平田健人、101分(8)佐藤碧

 いわきFCとソニー仙台FCのJFL同士の対戦。前半はいわきが11本のシュートを放ち優位に攻めるが多くのシュートがバーやポストにあたりゴールならずスコアレスで折り返す。後半もシュート数で上回るいわきは85分に相手のクリアボールを奪い繋いだボールを左サイドから日高大がドリブルで持ち込み決め先制。このままでいわきの逃げ切りかと思われた90+3分にソニーは右CKからゴール前相手のクリアボールを平田健人が頭で押し込み同点とし延長戦へ。延長戦半108分にソニーは佐藤碧が左サイドからドリブルで持ち込み豪快なミドルシュートを決め逆転。しかしいわき延長後半の115分に右サイドからのクロスボールにゴ-ル前フォアサイドから谷村海那が頭から飛び込み決め2-2の同点としPK方式の決着戦へ。ソニーの守護神である鴨川優斗が先行のいわきの2人目と3人目を止めると、ソニーは最初の4人全員が決めソニーが接戦を制し2回戦に駒を進めた。


【25】13:00 ユニリーバスタジアム新富(ユニスタ)
ホンダロックSC(宮崎県) 5-0(前半3-0、後半2-0) 川副クラブ(佐賀県)
 
ロック得点:3分(8)大山直哉、35分(22)長谷川雄介、44分(15)日野友貴
      63分(27)永吉広大、78分(27)永吉広大

 ホンダロックSCは九州リーグの川副クラブと対戦。前半からシュート16本を放ち力の違いを見せつける形となったロックが、3分に右サイドからのクロスボールにゴール前で繋いだボールを大山直哉が決め先制。35分には右CKからのボールにゴール前で長谷川雄介が頭で合わせ2点目。右サイドから中央で繋いだボールを日野友貴がドリブルから落ち着いて決めロックが3-0で折り返す。後半は相手も4本のシュートを放ったがロックは安定した守りでゴールを決めさせず。逆に63分に相手ボールをインターセプトした永吉広大が自らドルブルで持ち込み決め4点目。更に78分にも右サイドのクロスボールからゴール前で繋いだボールを永吉広大が決め、計5-0でロックが勝ち2回戦に駒を進めた。


◎5月23日(日)

【2】13:00 広島広域公園第一球技場(広島一球)
福山シティFC(広島県) 2-1(前半0-0、後半2-1) 松江シティFC(島根県)     
 
松江得点:83分(26)堀田佳佑
失点:59分、90+4分

 松江シティFCは広島県リーグの福山シティFCと対戦。前半は福山のシュートがゼロに対し9本のシュートを放った松江だったが守りを固める福山のゴールを揺らすことが出来ずスコアレスで折り返す。後半は互いにシュート9本ずつで59分に福山が右サイドからのクロスボールにゴール前で頭で合わせて先制。先制された松江は83分に右CKからのボールにゴール前で下村尚文が頭で繋ぎ、そのボールを堀田佳佑が頭で決め同点とする。そしてこのまま延長戦かと思われた後半終了間際に福山のゴール前での連続シュートの前に松江は何度も跳ね返すが最後は決められ、これが決勝点となり松江は1-2で敗れ2回戦進出ならず。


【16】13:00 ロートフィールド奈良(ロートF)
ポルベニル飛鳥(奈良県) 0-2(前半0-0、後半0-2) F.C.大阪(大阪府)
 
FC大阪得点:65分(3)齋藤隆成、90+3分(26)高橋佳

 F.C.大阪は関西リーグのポルベニル飛鳥と対戦。前半は飛鳥がシュート数で上回ったがFC大阪は安定した守りでゴールを許さずスコアレスで折り返す。後半は飛鳥がシュート1本に対しFC大阪が9本を放ち優位に攻める展開。65分にFC大阪は右サイドから後藤準弥がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとフォアサイドを駆け上がった齋藤隆成がボレーシュートを決め先制、90+3分には左サイドから川西誠がドリブルで駆け上がり中央へパス、町田蘭次郎がゴール前で繋いだボールを高橋佳が決め追加点。その後はFC大阪がボールをキープし試合終了。2点差をつけ勝ち2回戦に駒を進めた。


【22】13:00 三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 サッカー・ラグビー場(三交鈴鹿)
鈴鹿ポイントゲッターズ(三重県) 2-1(前半1-1、後半1-0) FC刈谷(愛知県)
 
鈴鹿得点:45+2分(19)田村翔太、51分(11)遠藤純輝
刈谷得点:3分オウンゴール

 JFL同士の対戦は前半3分に刈谷が左CKからのボールがゴール前で鈴鹿のオウンゴールとなり刈谷が先制。しかしシュート数で上回る鈴鹿は前半アディショナルタイムに中央で繋いだボールに最後は田村翔太がドリブルで持ち込み決め同点とし1-1で折り返す。後半は51分に鈴鹿が中央で繋いだボールから最後は遠藤純輝が落ち着いて決め逆転。その後は攻守の切り替えの早い展開で互いに決定的なチャンスを作るが決定機に決めきれず互いにゴールなく試合終了。鈴鹿が2-1で勝ち2回戦に駒を進めた。


【23】14:00 宿毛市総合運動公園陸上競技場(宿毛陸)
高知ユナイテッドSC(高知県) 1-0(前半0-0、後半1-0) カマタマーレ讃岐(J3・香川県)

高知得点55分(21)藤井義治

 高知ユナイテッドSCはJ3で香川県代表のカマタマーレ讃岐と対戦。前半はJ3の讃岐がシュート1本に対し、6本のシュートを放ち優位に進めた高知だったが決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は高知が55分に下堂竜聖が中央をドリブルで駆け上がり右サイドにパスを出すと西村光司がクロスボールをゴール前に入れ、それを藤井義治が決め高知が先制。その後も追加点を狙ってチャンスを作るが決めきれず。終盤は讃岐が反撃をするが高知の守備陣が体を張った守りで相手のゴールを許さずこのまま試合終了。高知が虎の子の1点を守り切り1-0で勝ちJクラブ相手に初勝利で2回戦へ駒を進めた。


■JFL7チーム、天皇杯2回戦対戦カード 【 】はマッチナンバー
◎[6月9日(水)]
【32】19:00 NDソフトスタジアム山形(NDスタ)
モンテディオ山形(J2) ― ヴェルスパ大分(大分県)

【33】18:00 ニッパツ三ツ沢球技場(ニッパツ)
横浜F・マリノス(J1) ― Honda FC(静岡県)

【41】19:00 札幌厚別公園競技場(札幌厚別)
北海道コンサドーレ札幌(J1) ― ソニー仙台FC(宮城県)

【46】19:00 レモンガススタジアム平塚(レモンS)
湘南ベルマーレ(J1) ― F.C.大阪(大阪府)

【54】19:00 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(鳴門大塚)
徳島ヴォルティス(J1) ― 高知ユナイテッドSC(高知県)

【57】19:00 昭和電工ドーム大分(昭和電ド)
大分トリニータ(J1) ― ホンダロックSC(宮崎県)

◎[6月16日(水)]
【53】18:00 ノエビアスタジアム神戸(ノエスタ)
ヴィッセル神戸(兵庫県) ― 鈴鹿ポイントゲッターズ(三重県)