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第23回JFL 第10節「Honda FCが鈴鹿ポイントゲッターズとの接戦を制し2位に浮上!」


第10節 鈴鹿ポイントゲッターズ vs Honda FC(2021/5/29)より

 第23回JFL第10節が5月29日(土)に3試合、30日(日)に5試合が開催され、いわきは滋賀と引き分けるも首位をキープ。Hondaが鈴鹿との接戦を制し2位に浮上した。
*試合なし:東京武蔵野ユナイテッドFC

 29日は、鈴鹿ポイントゲッターズとHonda FCが「AGF鈴鹿」で対戦。前半は風上の鈴鹿がシュート数で上回るも決定的なチャンスに決めきれず、Hondaも風下ながら決定的なチャンスを作るがこちらも決めきれずスコアレスで折り返す。後半は風上に立つHondaが優位に攻める展開も決定機に決めきれず終盤へ。そして84分にHondaは左サイドで崎山誉斗が態勢を崩しながら前方にボールを出すと相手DFがクリアできず、その裏に抜け出した児玉怜音が落ち着いてシュート、相手GKが弾くもそのままゴールに吸い込まれ先制。鈴鹿は後半チャンスが祝なくシュートゼロでゴール無し。Hondaが一昨年敗れたAGF鈴鹿で接戦を制し、3試合ぶりの勝利。鈴鹿は連敗。

 F.C.大阪と松江シティFCが対戦(会場非公表)。前半からFC大阪がシュート数で上回る展開も決定機に決めきれず、逆に松江は31分に自陣で相手ボールをインターセプトし右サイドから川中健太が前線のボールを出しゴール前右サイドから伊能玲生は相手GKが飛び出したのを見て浮き球のシュートを左隅に決め松江が先制し1点リードで折り返す。後半もシュート数で上回るFC大阪だった松江の堅い守りの前にゴールが遠く、後半はシュートゼロの松江だったが守備では再三のピンチも体を張った守りで相手ゴールを許さず、終盤の相手のPKも守護神である井上亮太が止め、このまま試合終了。松江が虎の子の1点を守り切って勝ち、星を五分に戻した。FC大阪は今季2敗目となった。

 FC刈谷とソニー仙台FCは「刈谷」で対戦。前半から優位に攻めるソニーは再三のチャンスを作るもゴールが遠く、刈谷もセットプレーのチャンスを生かせず終盤へ。そして42分にソニーは右サイドからのクロスボールにゴール前で佐藤碧が繋いだボールを藤原元輝が決め先制、1点リードで折り返す。後半は刈谷が前半同様にカウンターやセットプレーからゴールを狙うも決めることが出来ず。ソニーは後半に12本のシュートを放つも終盤までは追加点はなし。それでも90分に左サイドから金井冬士がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとゴール前で内野裕太が頭で合わせ待望の追加点。その後は刈谷にチャンスを作らせずこのまま試合終了。ソニーが2点差をつけ勝ち4試合ぶりの勝利。刈谷はこれで開幕から9連敗となった。

 30日は、ヴィアティン三重とFCティアモ枚方が「アサスタ」で対戦。開始早々に三重が池田直樹のシュートが相手に当たってコースが変わりゴールして先制するが、枚方も4分に左サイドのクロスボールからゴール前相手のクリアボールを宮城和也が落ち着いて決めすぐに追いつくと20分には曺永哲(チョ・ヨンチョル)がPKを決め逆転すると三重も36分に井上丈がPKを決め同点。そして前半はシュート数で上回る枚方が40分に右サイドから繋いだボールを最後は松本孝平が決め枚方が3-2の1点リードで折り返す。後半はシュート数で上回る三重が51分に左サイドのクロスからゴール前を浮き球で繋ぎ最後は菅野哲也決めまたも同点。そして83分には枚方が左CKからのボールにゴール前で樋口総が頭で合わせ再びリード。その後は三重の反撃に体を張った守りで相手ゴールを許さず枚方が4-3で勝利。三重は3試合ぶりの黒星となった。

 いわきFCとMIOびわこ滋賀は「いわきGF」で対戦。前半はシュート数でほぼ互角で攻守の切り替えの速い展開から共にチャンスを作るが決定機に決められず、特に滋賀は8本のCKのチャンスを生かせずスコアレスで折り返す。後半は滋賀のシュート2本に対し10本のシュートを放ったいわきが優位に攻めるが再三の決定機をものにすることができず滋賀は後半はCKがゼロ等でチャンスは少ないもの決定機もあったが生かせずこのまま試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。

 ホンダロックSCと奈良クラブが対戦(会場非公表)。終始、風が強くボールコントロールが難しい状況で前半は互いにシュート2本ずつと少なく決定機に決めきれずスコアレスドローで折り返す。後半も互いにシュート数は少ないもののロックは相手陣内に攻め込む機会を多く作りCKを含むセットプレーのチャンスを多く作るが相手の体を張った守りの前にゴールならず。奈良はこの日は守りは安定していたもののCKがゼロとチャンスは少なく最後までゴールが遠く試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつをあった。

 ラインメール青森とヴェルスパ大分は「新青森球」で対戦。前半シュート数で上回るV大分は33分に右サイドからのクロスボールにゴール前で相手のクリアボールを高橋宏季が詰め先制し、1点リードで折り返す。後半もシュート数で上回るV大分が64分に右から薮内健人が蹴ったクロスボールをゴール前で相手FPが頭でクリアしたボールが青森ゴールに吸い込まれオウンゴールとなりV大分が追加点。その後もV大分優位のペースで進むもその後の追加点はなし。そして終盤に青森は89分にFKのチャンスを得ると後藤京介が右サイドの高い位置ギリギリに決め1点を返すと90分には右サイドから小栗和也がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れると小幡純平がフォアサイドから走り込んで決め同点。その後は互いに決定的なチャンスはなく2-2の引き分けで共に連勝は伸ばせず勝点1ずつを分け合った。

 FCマルヤス岡崎と高知ユナイテッドSCは「岡崎龍北」で対戦。念願の地元での新スタジアム初戦ということで気合いの入るマルヤスが前半3分に右CKからのボールにゴール前の高い位置で阿部正紀が頭で合わせ先制。しかしマルヤスの前半のシュートは強風の影響でこの1本。その後徐々にチャンスを増やしてきた高知が22分にシュートしたボールを一度は弾かれるも、その後右サイドの角度のないところから繋ぎ最後は西村勇太が詰め追いつき、前半は1-1の同点で折り返す。後半も風の影響でボールコントロールが難しい中、72分に高知は自陣左サイドのロングボールに相手DFがクリアできず、その守備の裏を抜けた赤星魁麻が相手GKの動きを見ながら落ち着いて決め逆転。その後はマルヤスもCKやセットプレーのチャンスを得るがそれを生かせず。高知も追加点はないものの守りは堅く相手ゴールを許さずこのまま試合終了。高知が2-1で勝ち連勝。マルヤスは新スタジアム初戦を勝利で飾れなかった。

 次節(第11節)は6月5日(土)に全8試合が開催される。
※第11節試合なし:ラインメール青森