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第23回JFL 第15節「ヴィアティン三重が今季ホームで初勝利!」


第15節 ヴィアティン三重 vs ラインメール青森(2021/7/3)より

 第23回JFL第15節が7月3日(土)に全8試合が開催され、V三重が連勝で今季ホーム初勝利、松江がJFL初の「島根サ」開催でHondaに勝ち、首位のいわきはソニーに勝ち2位のHondaとの勝点を4に広げた。
*試合なし:FCマルヤス岡﨑

 ヴェルスパ大分とMIOびわこ滋賀は「昭和電サA」で対戦。前半シュート数で上回るV大分は43分にロングボールから相手クリアボールを左サイドで繋ぎ高橋宏季からのクロスボールに薮内健人が頭で合わせ先制、滋賀もチャンスを作るが決めきれずV大分が1点リードで折り返す。後半はV大分の4本に対し倍の8本を放った滋賀が87分に直接FKから繋いだボールを村上巧のスルーパスにやや左サイドの裏に抜け出した高畠淳也が相手DFと競り合いながら決め同点とする。その後は互いにチャンスに決められず1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。V大分は3試合勝利がないものの4位に順位を上げ、滋賀は3試合ぶりの勝点で11位。

 FCティアモ枚方とF.C.大阪は「万博」で対戦。前半から攻守の切り替えの速い展開でチャンスを作るが互いの守備が堅く終盤へ。そして前半アディショナルタイムにFC大阪はPKのチャンスを得るとこれを木匠貴大が決め先制、FC大阪が1点リードで折り返す。後半はシュート数で上回る枚方が優位に攻める展開が長くなるが、FC大阪の守備が堅く相手の決定的なチャンスも体を張った守りでゴールを決めさせず。そしてこのままFC大阪が逃げ切りかと思われた終了間際に枚方は右サイドでボールを繋ぎながら佐藤諒がドリブルで中央に切り込み、児玉慎太郎が繋いだボールを佐藤諒が左足で決め1-1の引き分けに持ち込んだ。共に2試合連続の引き分けも枚方は3位に浮上、FC大阪はこれで直近5試合勝利なく6位。

 ソニー仙台FCといわきFCは「石巻フ」で対戦。前半シュート数でソニーがゼロ、いわきが2本と少なく互いにチャンスは作るが決定的なシュートまでは放てずスコアレスで折り返す。後半はいわきが開始早々の48分に左サイドから繋ぎ、岩渕弘人が左サイドからゴール前に横パス出すとゴール前距離のある所から嵯峨理久が落ち着いて決め先制すると69分には自陣FKロングボールを嵯峨理久が決め追加点。ソニーは後半シュート数で上回るがいわきの守りが堅く決定的なチャンスに決めきれずゴールなく試合終了。いわきが2点差をつけて天皇杯での借りを返し首位をキープし、敗れたソニーは4位に順位を下げた。

 ヴィアティン三重とラインメール青森は「アサスタ」で対戦。前半12分にV三重は右サイドから橋本拓門のクロスボールにゴール前で佐藤洸一が繋いだボールを菅野哲也が決め先制すると18分には左サイドから橋本拓門、酒井達磨と繋いだボールを山藤健太が決め2点目。青森も前半は6本のシュートを放つが相手の攻守もありゴールなくV三重が2-0で折り返す。後半シュート数で上回るV三重だったが追加点はならず。逆に青森は84分に進藤誠司が右サイドからクロスを入れ、ゴール前競り合いのこぼれ球から水谷侑暉がゴール前で左サイドにドリブルで相手を交わしながら決め1点を返し、その後も猛攻を仕掛けるもV三重の守備陣が体を張った守りでゴールを割らせずV三重が1点差を守り切り2-1で勝ち連勝、今季ホームで初勝利となった。青森は10試合ぶりの黒星となった。

 松江シティFCとHonda FCは「島根サ」で対戦。雨が降りしきる中、ボールコントロールが難しく互いに決定的なチャンスには持って行けず、松江はシュート1本。Hondaは4本のシュートを放つもゴールなくスコアレスで折り返す。後半は徐々に雨も弱まりシュート数も多くなったがHondaは76分に退場者を出すと83分に数位的優位に立った松江は右CKから髙畑智也が蹴った低い弾道に川中健太が右足で合わせ先制。Hondaは後半も4本のシュートを放つがこの日は松江の守護神である井上亮太が好セーブを連発し相手ゴールを許さずこのまま試合終了。虎の子の1点を守り切った松江が1-0で勝ち連勝。Hondaは6試合ぶりの黒星で首位いわきとは勝点4差に広がった。

 ホンダロックSCと東京武蔵野ユナイテッドFCは「宮崎市」で対戦。前半はシュート数で上回る武蔵野がやや優位な展開が長く決定的なチャンスを作るが決めきれず、ロックも3本のシュートながらもチャンスを作るがこちらも決めきれずスコアレスで折り返す。後半はロックはシュート数、CK数で上回り71分にゴール前やや左サイドの距離のある所からの直接FKを諏訪園良平が左上隅に決め先制すると79分には左CKからのボールにゴール前で相手の連続クリアから最後は田中大和が左足で押し込み追加点。武蔵野も90+3分に自陣のロングボールから中央で繋いだボールを石原幸治が決め1点を返すがあと一歩及ばずロックが2-1で勝ち6試合ぶりの勝利。敗れた武蔵野は3連敗で17位に順位を落とした。

 高知ユナイテッドSCとFC刈谷は「宿毛陸」で対戦。前半8分に刈谷は右CKからのゴール前で内田悟が頭で合わせ、相手GKのクリアボールを佐々木宏樹が詰め先制すると30分にはやや左サイドの位置から田中貴大が蹴った直接FKのボールが右のポストに当たりゴールに吸い込まれ追加点。高知は37分に左サイドのクロスボールにゴール前相手のクリアボールをルーカス・ダウベルマンが詰め1点を返し、刈谷が1点リードで折り返す。後半はシュート数で上回る刈谷が71分に左CKからゴール前相手のクリアボールを繋ぎ古賀俊太郎が決めると、81分には左サイドで渡邊宥也がインターセプトし前線へパス、それを中野裕太がドリブルで持ち込み決め4点目。高知も決定的なチャンスを作り5本のシュートを放つも後半はゴールなく試合終了。刈谷が3点差をつけて勝ち連勝。高知は3連敗となった。

 奈良クラブと鈴鹿ポイントゲッターズは「奈良橿原」で対戦。前半は奈良がシュート数ゼロに対し、4本のシュートを放ち優位に攻める鈴鹿だったが奈良の体を張った守りの前にゴールならずスコアレスで折り返す。後半は前半終了間際に鈴鹿が退場者を出し、数位的優位に立った奈良が51分に左サイドから寺島はるひが放ったシュートから相手GKのクリアボールを長島滉大が詰め先制すると77分には相手FPが右サイドからゴール前に出した横パスがミスパスとなり片岡爽がスライディングで決め追加点。鈴鹿も3本のシュートを放つがゴールなし。奈良は90+5分には片山滋永がゴール前右サイドでドリブルでキープしながら横パスを出すとニアサイドで片岡爽が合わせダメ押しとなる3点目のゴールを決め3-0で勝ち3試合黒星なし。敗れた鈴鹿は3連敗となった。

 次節(第16節)は7月11日(日)に全8試合が開催される。
 ※第16節試合なし:MIOびわこ滋賀