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第23回JFL 第22節「ヴェルスパ大分がラインメール青森との接戦を制し4位に浮上!」


第22節 ヴェルスパ大分 vs ラインメール青森(2021/9/12)より

 第23回JFL第22節が9月11日(土)に2試合、6日(日)に6試合が開催され、首位のいわきが滋賀に勝ち2位のHondaが鈴鹿に敗れたことで勝点差が7に広がり、昨年の覇者V大分が青森との接戦を制し4位に浮上した。
 *試合なし:東京武蔵野ユナイテッドFC

 11日は松江シティFCとF.C.大阪が「松江」で対戦。前半は互いに決定的なチャンンスを作るがゴール前での詰めがなく終盤へ。そして前半44分にFC大阪は自陣から繫いだボールに左サイドを和田幸之佑がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れると松江DFのクリアボールがコースを変えゴールに吸い込まれオウンゴールとなりFC大阪が先制、1点リードで折り返す。後半は攻守の切り替えの早い展開から互いに前半よりシュート数も増えるがなかなかゴールならず。それでも73分に松江は自陣から繫いだボールを右サイドに展開、澤島輝がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを上げるとフォアサイドにいた高畑智也が体勢を崩しながら直節決め同点。その後は互いにチャンスに決めきれず1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。これで松江は2試合、FC大阪は4試合勝利なし。

 Honda FCと鈴鹿ポイントゲッターズは「都田」で対戦。前半中盤までは、Hondaがボールも持ち優位に進めるも決定的なシュートは放てず終盤へ。鈴鹿は38分に左サイドのCKからのボールにゴール前フォアサイドで上田駿斗が頭で合わせ先制。しかしHondaも41分に相手ゴール前で繫ぎ右サイドから堀内颯人がゴール前にクロスを入れるとフォアサイドに富田湧也が頭から飛び込んで合わせ同点とし1-1で前半を折り返す。後半はHondaがボールを持つ時間が長くシュート数でも上回るが中盤は鈴鹿が優位に攻める時間が続く互いに4本ずつあったがゴールに結びつかず終盤へ。90+1分に鈴鹿は右サイドのスローインから繫ぎゴール前に松木駿之介がクロスを入れるとニアサイドに飛び込んだ川森有真がスライディングで決め、これが決勝点となり鈴鹿の勝利。鈴鹿はこれで直近5試合は4勝1分けで7位まで順位を上げた。Hondaは6試合ぶりの黒星となった。

 12日はヴェルスパ大分とラインメール青森が「大分陸」で対戦。前半はV大分が主導権を握る展開が多くシュート数(V大分5本、青森2本)、CK数(V大分8本、青森4本)と上回るが決定機に決め切れず。そして終盤にはPKのチャンスを得るが蹴ったボールはバーに当たりゴールならず。スコアレスで前半を折り返す。後半もV大分が主導権を握る時間が多く再三チャンスを作るが決定機に決め切れず終盤へ。82分にV大分は自陣からボールを繫ぎ左サイドを藤本拓臣がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れると右サイドから中村真人が頭で合わせ先制。青森は後半もシュート2本とチャンスが少なくゴールなし。V大分もその後はチャンスを作るが追加点はなく試合終了。1-0でV大分が勝ち4位に浮上。後半2敗目となった青森は6位に順位を落とす。

 FCティアモ枚方とヴィアティン三重は「枚方」で対戦。前半序盤から積極的に仕掛けるV三重は12分に右サイドから池田直樹がゴール前にクロスボールを入れるとフォアサイドにいた塩谷仁が決め先制。その後は攻守の切り替えの早い展開で互いにゴールはなく終盤へ。V三重は44分には塩谷仁が自陣からドリブルで駆け上がり前方やや右サイドにパスを出すと駆け上がった酒井達麿が決め2点リードで折り返す。後半は58分にV三重は左CKからのボールにフォアサイドにいた大竹陸が頭で合わせ3点目。89分にはゴール前で相手守備との競り合いからボールを奪った井上丈が右サイドから決め4点目。前後半共にシュート数では相手を上回った枚方は決定的なシュートが相手GKの正面やポストに当たるなど終盤までゴールなし。それでも90+2分にゴール前左サイドから宮城和也が決め1点を返すがその後は追加点なく試合終了。V三重が前半の対戦では4失点で敗れた相手に雪辱を果たした。3試合ぶりの黒星となった枚方だったが順位は3位をキープした。

 ソニー仙台FCとFC刈谷は「岩沼」で対戦。前半はボールの主導権を握るソニーがシュート数で刈谷の0本に対し、7本のシュートを放ち優位に進めるが決定機に決め切れずスコアレスで折り返す。後半は52分に刈谷が右サイドのCKからゴール前の混戦から落としたボールを佐々木宏樹が詰め先制。60分にはPKのチャンスを得ると福家勇輝が決め2点目。その後はソニーが優位に攻める時間が多くなり再三の決定機を作るが刈谷の守備陣の体を張った守りの前に決めることができず終盤へ。ソニーは90+2分に右サイドのスローインから繫いだボールに松本拓海がゴール前にクロスボールを入れると内野裕太が頭で合わせ1点を返すがあと一歩及ばず刈谷が1点のリードを守り7月3日以来の勝利で今季3勝目。ソニーは今季初の連敗となり5位に順位を落とした。

 MIOびわこ滋賀といわきFCが対戦(競技場非公表)。前半からいわきがボールを持つ時間が長くチャンンスを作るが滋賀の堅い守りの前に終盤までゴールならず。そして42分にいわきは、右サイドからのクロスボールにゴール前相手のクリアボールを左サイドから駆け上がった宮本英治が豪快なミドルシュートを決め先制。滋賀もカウンターからチャンスを作るがシュートまで持って行けず前半はゴールなし。いわきが1点リードで折り返す。後半も53分に宮本翔大が相手GKが出てきたところを落ち着いて交わして決め2点目。その後は互いに攻守の切り替えの早い展開やCK等からチャンスを作るが決め切れず互いにゴールなく試合終了。首位のいわきが2点差つけ完封勝利で連勝。前日に敗れた2位のHondaに勝点で7差をつけた。滋賀は1週間での3試合は1勝1分け1敗となった。

 奈良クラブとホンダロックSCは「ロートF」で対戦。前半13分にロックは直節FKのチャンスを得るとこれを永吉広大が左下隅に決め先制。その後も前半10本のシュートを放ったロックが優位に攻める時間が続くが追加点なく前半はロックが1点リードで折り返す。後半は奈良がボールの主導権を握る時間が多くなり53分に左CKからのボールにゴール前ニアサイド低い位置に都並優太が頭から飛び込み決め同点。ロックは65分に相手のクリアボーラから繫ぎ左サイドから永吉広大がクロスを入れるとフォサイドにいた大山直哉が自ら落としたボールを決め再びリード。しかし奈良は80分に左サイドを森俊介がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れるとフォアサイドに走り込んだ片岡爽が低く抑えたボールで決め再び追いつく。その後は互いにチャンスに決め切れず試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 高知ユナイテッドSCとFCマルヤス岡崎は「春野球」で対戦。前半はマルヤスがボールの主導権を握る時間帯が多く19分には左サイドをドリブルで駆け上がった江口和麿がゴール前にクロスを入れると相手のクリアが前方にいた寺尾憲祐へのパスになり、それを寺尾が落ち着いて決め先制。高知もcチャンスを作るが決め切れず前半はマルヤスが1点リードで折り返す。後半は62分に高知が右サイドから青木捷がクロスボールを入れるとゴール前で横竹翔が頭で合わせ、ポストにはじかれたボールをルーカス・ダウベルマンが詰め同点。88分にマルヤスはPKのチャンスを得るが高知のGK井上聖也がこれを止めゴールを許さず。後半は互いにシュート数、CK数が同じで互いに決定的なチャンスを作るが決め切れず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 次節(第23節)は9月18日(土)に4試合、19日(日)に4試合が開催される。
 ※第23節試合なし:ラインメール青森