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第23回JFL 第23節「F.C.大阪が木匠貴大の2ゴールで5試合ぶりの勝利!」


第23節 F.C.大阪 vs ヴェルスパ大分(2021/9/18)より

 第23回JFL第23節が9月18日(土)に5試合、19日(日)に3試合が開催され、首位決戦は2位のHondaが首位いわき相手に5ゴールを決め勝利し、勝点差を4に縮めた。FC大阪は木匠貴大の2ゴールで5試合ぶりの勝利、エジウソンが鮮烈なデビューで2得点に絡んだ。

 *試合なし:ラインメール青森

 18日は、F.C.大阪とヴェルスパ大分が「服部陸」で対戦。FC大阪は前半9分にエジウソンが左サイドをドリブルで駆け上がり、ゴール前の角度のない所からシュートを放ち、相手GKが弾いたボールを木匠貴大が詰めて先制。その後は攻守の切り替えの早い展開で互いにゴールなく前半の終盤へ。39分にFC大阪はエジウソンがゴール前に出したパスに田中直基がシュートを放ち、相手GKが弾いたボールを右サイドから木匠貴大が決め2点目。FC大阪が2-0で折り返す。後半は序盤からV大分が積極的に仕掛け、54分ロングボールから相手守備の裏に抜けだした前田央樹が、浮き球から低く抑えたボールで決め1点を返す。その後もV大分が主導権を握る時間が多くシュート数、コーナーキック数でも上回ったが、FC大阪の守備陣が身体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。FC大阪が1点のリードを守り5試合ぶりの勝利。この日デビューとなったエジウソンは2得点に絡む活躍。敗れたV大分は5位に後退。

 FCマルヤス岡崎とMIOびわこ滋賀は「豊橋」で対戦。前半8分に滋賀は相手GKが蹴ったロングボールを國領一平がインターセプトし前方へ、ゴール前で坂本一輝が左サイドに横パスを出すと、走り込んだ松本翔が右足で左下隅に流し込み先制。21分には右サイドから西口諒がゴール前にクロスを上げると松本翔が合わせ2点目。マルヤスはボールを繫ぎながらシュート数では滋賀を上回ったが、シュートのほとんどが相手GK正面でゴールなし。前半は滋賀が2点リードで折り返す。後半は序盤からマルヤスが積極的に仕掛けるも相手GKの好セーブもありゴールならず。滋賀は60分にカウンターから松本翔が右サイドをドリブルで駆け上がり前方にクロスを入れると、ゴール前で坂本一輝が合わせ3点目。66分にマルヤスは3人の選手交代をし積極的に仕掛け後半だけで8本のシュートを放つも守りを固める滋賀の前にシュートを放つがゴールは遠くこのまま試合終了。滋賀が3点差をつけ完封勝利。マルヤスは4試合勝利なし。

 鈴鹿ポイントゲッターズと松江シティFCが対戦(競技場非公表)。16分に鈴鹿はペナルティーキックのチャンスを得たが、決めることが出来ず。その後は攻守の切り替えの早い展開から互いにチャンスを作るも、決め切れずスコアレスで折り返す。後半は、49分に鈴鹿が右サイドから松木駿之介のクロスボールに、ゴール前で田村翔太が頭から飛び込み決め先制。松江は65分に高畑智也が相手との競り合いから縦パスを入れると、川中健太が相手守備に囲まれながらも振り切って押し込み決め同点とする。その後は互いにチャンスを作るが決定機に決め切れず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 東京武蔵野ユナイテッドFCとソニー仙台FCは「味フィ西」で対戦。武蔵野は前半27分に右ショートコーナーから繫いだボールに鈴木裕也がゴール前にクロスを上げると、ファーサイドにいた鳥居俊が頭で合わせ先制。39分にソニーは左サイドで繫いだボールから藤原元輝がクロスを上げると、ゴール前ファーサイドに鈴木啓太郎が頭から飛び込み決め同点とし、前半は1-1で折り返す。後半は71分にソニーが左からのクロスボールに逆サイドで佐藤碧が折り返すと、ゴール前で金井冬士が体勢を崩しながらも決め逆転。しかし武蔵野も75分に得たペナルティーキックのチャンスを鈴木裕也が決め同点に追いつく。そして88分にソニーは左サイドから吉森恭平がクロスボール入れると、ゴール前ファーサイドで上野瑶介が右足で合わせ3点目。その後は互いにゴールなく試合終了。3ゴールを決めたソニーが3試合ぶりの勝利。武蔵野は中断試合を除き3連敗となった。

 ホンダロックSCとFCティアモ枚方が対戦(競技場非公表)。前半はロックが主導権を握る時間帯が多くシュート数でも枚方を上回るが(ロック8本、枚方4本)ゴールなく終盤へ。そして前半終了間際に枚方は右コーナーキックからのボールに、ゴールから離れた位置で松浦航洋が頭で合わせ左上隅に決め先制。枚方が1点リードで折り返す。後半は攻守の切り替えの早い展開から互いに積極的にシュートを放つも(ロック7本、枚方8本)、互いに身体を張った守りでゴールを許さず。枚方が虎の子の1点を守り切り、第18節以来の無失点での勝利で3位をキープ。ロックは3試合ぶりの黒星となった。

 19日は、ヴィアティン三重と高知ユナイテッドSCが「アサスタ」で対戦。前半16分に高知は自陣から縦のロングボールを入れると、右サイドで青木捷がドリブルで駆け上がりクロスを入れると、ゴール前で西村勇太が体勢を反転させながら決め先制。33分には藤崎将太からのロングボールにゴール前で西村勇太が落ち着いて決め2点目。前半のシュート数ではV三重が上回るも(V三重7本、高知5本)決定機に決められず高知が2点リードで折り返す。後半は序盤からV三重が積極的に仕掛けシュートを放つが高知の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。そして75分に高知は相手陣内からのスローインからのボールをカットして繫ぎ、右サイドから田中彰馬がクロスを入れると、ゴール前で赤星魁麻がスルーし、背後にいた中舛健人が放ったシュートが左ポストに当たって跳ね返りゴールで3点目。後半だけで12本のシュートを放ったV三重だったが高知の守備陣の身体を張った守りの前に最後までゴールが遠く、このまま試合終了。高知が3点差をつけ6試合ぶりの勝利。V三重は第6節以来の完封負け。

 FC刈谷と奈良クラブは「名古屋港」で対戦。前半は攻守の切り替えの早い展開でチャンスを作るが決定機に決め切れず、シュート数では奈良が上回るも、刈谷守備陣の好守もありゴールならず、スコアレスで折り返す。後半もシュート数は奈良が上回る展開で進み、刈谷も決定的なチャンスを作るが決め切れず終盤へ。80分に奈良が相手との競り合いからこぼれた出たボールを、長島滉大が前方にパスを出すと、それを桑島良汰が距離のあるところからミドルシュートを決め先制。その後はボールをキープしながら刈谷の攻撃を抑え、逃げ切り8試合ぶりの勝利。刈谷は連勝ならず。

 いわきFCとHonda FCは「Jヴィレッジ」で対戦。前半5分にHondaは八戸雄太がドリブルで駆け上がり、左サイドからクロスを入れると、ゴール前で児玉怜音が頭で合わせ先制。いわきは28分に自陣のロングボールから嵯峨理久が右サイドで相手と競り合いながらドリブルで切り込み決め追いつく。しかしその後はシュート数で上回るHondaが33分に左コーナーキックから相手クリアボールを、右サイドから松本和樹がクロスを入れると、三浦誠史が頭で合わせ再びリードする。37分には右サイドから児玉怜音がミドルシュートを決め3点目、続く38分には自陣からのボールを繫ぎ、最後は岡﨑優希が決め4点目。Hondaが3点リードで折り返す。後半はHondaが54分に左サイドから繫いだボールに、富田湧也が豪快なミドルシュートを決め5点目。その後は互いにチャンスを作るが決定的なシュートは放てず。30分過ぎからは攻守の切り替えの早い展開から共に相手ゴールを脅かすも、守備陣が身体を張った守りでゴールを許さず、追加点なく試合終了。首位決戦はHondaが4点差をつけ勝利し、勝点差を4に縮める。いわきは今季最多失点で2敗目。

 次週は、9月4日に後半途中で中断となっている第21節の東京武蔵野ユナイテッドFC-ヴェルスパ大分の再開試合を9月26日(日)に開催し、8月28日に中止になった第20節のMIOびわこ滋賀-F.C.大阪は9月28日(火)に開催する。
 次節(第24節)は10月2日(土)に2試合、3日(日)に6試合が開催される。
 ※第24節試合なし:F.C.大阪