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第23回JFL 第26節「FC刈谷が逆転で4試合ぶりの勝利!」


第26節 FC刈谷 vs 高知ユナイテッドSC(2021/10/15)より

 第23回JFL第26節が10月15日(金)に1試合、16日(土)に3試合、17日(日)に4試合が開催され、首位のいわきが敗れ2位のHondaが勝ち勝点1差に縮まり、J3ライセンス取得のJ百年構想クラブは4位とは勝点差7で青森、FC大阪、鈴鹿が並び、下位では17位の刈谷と16位の武蔵野が勝利で15位のロックと勝点差が縮まった。
 *試合なし:FCマルヤス岡崎

 15日はFC刈谷と高知ユナイテッドSCが「岡崎龍北」で対戦。高知は前半15分に左CKからのボールにゴール前で下堂竜聖が相手と競り合いながら頭で合わせ先制。シュート数では上回る刈谷は前半終了間際の45分に内田悟からのロングボールにゴール前で中野裕太が落としたボールを福家勇輝がドリブルでサイドに切り込みながら決め同点、1-1で前半を折り返す。後半もシュート数で勝る刈谷が63分にGKからのロングボールに右サイドで神谷椋士が頭で前方に出しそのボールを鯉沼晃がゴール前にクロスボールを入れると一木立一が右足で流し込み逆転。その後は互いにチャンンスを作るが守りが堅くゴールなく試合終了。刈谷が2-1で勝ち4試合ぶりの勝利。高知は連敗となった。

 16日はHonda FCと松江シティFCが「都田」で対戦。Hondaは前半38分にPKのチャンスを得るとこれを岡﨑優希が決め先制。松江は45+2分に右CKからのボールにゴール前で遊馬将也が左足で合わせポストに当たるも跳ね返りを自ら詰め追いつき1-1の同点で折り返す。後半はHondaが優位に攻める時間が長く50分に左サイドをドリブルで駆け上がった八戸雄太がゴール前にクロスを入れると鈴木雄也が右足で合わせ再びリードすると、63分には右からのクロスボールにゴール前で待っていた児玉怜音が落ち着いて決め3点目。69分には川浪龍平の右サイドからのロングスローにゴール前ニアサイドで児玉怜音が頭で後ろに流すとゴール前に走り込んだ八戸雄太がスライディングで決め4点目。松江は後半シュート1本と少なくゴールなし。Hondaが4-1で勝ち4戦負け無しでこの時点で首位のいわきに1点差に詰め寄る。松江はアウェイ2連戦で1勝1敗。

 鈴鹿ポイントゲッターズと奈良クラブは「AGF鈴鹿」で対戦。前半40分に鈴鹿は橋本晃司のワンタッチパスから相手守備の裏に抜けた山内健史が右サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れるとゴール前に走り込んだ北野純也が決め先制、鈴鹿が1-0で折り返す。後半は63分に山内健史が左サイドをドリブルで駆け上がりシュートを放ちクロスバーに当たるとその跳ね返りを右サイドから橋本晃司が詰め2点目。その後は奈良がボールを持つ時間が長くなり80分に左CKからのボールのゴール前ニアサイドで飯田真輝が頭で合わせそれを相手GKが弾き、片岡爽の右足シュートが右ポストにあたり跳ね返りを金子雄祐が右足で詰め1点を返す。その後も奈良は猛攻を仕掛けるが鈴鹿の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず鈴鹿が1点のリードを守り切り2-1の勝利で4位以内に望みを繫いだ。敗れた奈良は4位とは勝点で13差になった。

 東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCは「武蔵野」で対戦。前半からボールを持つ時間が長くシュート数でも上回り優位に攻める武蔵野は33分に左サイドからボールを繫ぎ、澤野康介からのパスを受けて髙慶汰(コウ・キョンテ)がミドルシュートを放ち相手GKのこぼれ球を本田圭佑が詰め先制。ロックは前半シュート1本と少なく武蔵野が1-0で折り返す。後半はロックのチャンスも増えてきたがサイドからのクロスボールの多くは武蔵野守備陣に大きく跳ね返され決定的なシュートは放てず、逆に武蔵野は85分に自陣GKからのロングボールから相手ボールを飯島秀教が奪い前方にパスを出すと髙慶汰(コウ・キョンテ)が放ったシュートが相手に当たり浮いたボールがゴールに吸い込まれ追加点。その後は堅い守りで相手にゴールを許さず武蔵野が2-0で勝ちホーム2連戦で連勝、15位に勝点で1差に迫った。ロックは3試合ぶりのゴールなしで敗れた。

 17日はいわきFCとソニー仙台FCが「Jヴィレッジ」で対戦。序盤からいわきがボールを持つ時間が多く再三決定機を作り10本のシュートを放つもソニーは体を張った守りでゴールを許さず。そしてソニーは44分に自陣からのロングボールから相手のクリアボールを繫ぎ佐藤碧が右サイドをドリブルで相手を交わしながらクロスボールを入れるとゴール前で内野裕太が右足で合わせ先制、ソニーが1点リードで折り返す。後半は56分にソニーはハーフェイライン付近で石上輝が相手ボールをインターセプトし自らドリブルで駆け上がり前方にパスを出すと藤原元輝が左サイド角度のない所からゴール右上隅に決め追加点。後半はソニーがボールを持ち時間がシュートも7本を放つがその後も追加点はなし。いわきは後半はシュート2本と少なくゴールなく試合終了。ソニーが2点差をつけ勝ち3位に浮上。首位のいわきは敗れ2位のHondaとは勝点1差となった。

 F.C.大阪とFCティアモ枚方は「服部陸」で対戦。前半は序盤からFC大阪が積極的に仕掛け34分に右サイドから水野匠弥がゴール前にクロスボールを入れると相手の足に当たってコースが変りゴールに吸い込まれ相手のオウンゴールとなり先制。前半12本のシュートを放ったFC大阪だったが追加点はなく、枚方は前半シュート1本でゴールなし。FC大阪が1-0で折り返す。後半もFC大阪がシュート数9本で優位に攻める時間が多く決定的なチャンスを作るが枚方の体を張った守りの前にゴールならず。枚方は61分にゴール前の高いボールから落ちた位置での混戦を曺永哲(チョ・ヨンチョル)が詰め同点。そして終盤に決定的なチャンスを作ったが決め切れずこちらも追加点なく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。2試合勝利のない枚方が勝点差なしの4位に後退した。

 MIOびわこ滋賀とヴェルスパ大分は「東近江」で対戦。序盤から攻守の切り替えが早く互いにチャンスを作るがシュート数は3本ずつで決定的なチャンスは少なかったが39分にV大分はPKのチャンスを得るとこれを藪内健人が右隅に決め先制、V大分が1点リードで折り返す。後半は47分にV大分がゴール前の混戦から中村真人が左サイドのパスを出すとこれを利根瑠偉が右下隅に決め追加点。その後は互いにチャンスを作るがゴールはならず終盤へ。86分にゴール前で竹下玲王が相手のパスをカットしシュート相手GKが弾くもそのままゴールに吸い込まれ1点を返す。その後は互いにチャンスがあったがゴールなく試合終了。V大分が1点差で勝利。滋賀は4試合ぶりの黒星となった。

 ラインメール青森とヴィアティン三重は「むつ」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開で互いにチャンスを作り6本ずつのシュートを放つが互いに攻セーブもありゴールを許さず、スコアレスで折り返す。後半は序盤から風上のV三重のチャンスが多く56分に右サイドで繫いだボールから池田直樹が中央後ろへパスを出すと菅野哲也のループシュートが左上隅に決まり先制。その後もV三重のチャンスが続くか決定機に決め切れず。青森は81分に右サイドのスローインから繫ぎ後藤京介が出したゴール前のパスに左サイドから差波優人がシュートを放ち相手GKが弾いたボールを坂東篤が詰め同点に追いつく。その後は互いに決定的なチャンスを作ったが決め切れずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 次節(第27節)は10月23日(土)に1試合、24日(土)に7試合が開催される。
 ※第27節試合なし:いわきFC