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第23回JFL 第27節「ヴィアティン三重が武蔵野に逆転勝利で8位に浮上!」


第27節 ヴィアティン三重 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC(2021/10/23)より

 第23回JFL第27節が10月23日(土)に1試合、24日(日)に7試合が開催され、首位のいわきは試合がなく、2位のHondaが引き分けで勝点1を積み上げ得失点差で首位に浮上。鈴鹿と青森のJ百年構想クラブが共に上位に勝ち4位とは勝点差を4まで縮め、V三重は武蔵野に逆転勝利で4位とは勝点差を6まで縮めた。
 *試合なし:いわきFC

 23日はヴィアティン三重と東京武蔵野ユナイテッドFCが「アサスタ」で対戦。前半は風上の武蔵野が相手陣内で攻め込む時間が多く、19分には左CKからニアサイドで繫いだボールを金田拓海がシュートし相手のこぼれ玉を石原幸治が詰め先制。V三重もカウンター等から決定的なチャンスを作るが武蔵野守備陣の体を張った守りの前にゴールならず武蔵野が1点リードで折り返す。後半はV三重が風上に立つが武蔵野の守備陣が前線からの速いプレスでボールを奪いV三重に決定的なチャンスを作らせず後半中盤へ。そして73分にV三重が自陣からのロングボールに菅野哲也が左サイドをドリブルで駆け上がり逆サイドにパスを出すと塩谷仁がワンタッチで繫いだボールを酒井達麿が決め同点に追いつくと75分にはゴール前での連続シュートから最後は相手のクリアボールを早坂翔が詰め逆転。その後は武蔵野が相手陣内で攻め込む時間が続き決定的なチャンスを作るがV三重の守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。V三重が2-1で逆転勝利。武蔵野は3連勝ならず。

 24日はヴェルスパ大分とFCマルヤス岡崎が「昭和電サA」で対戦。前半19分にマルヤスは左CKからのボールにゴール前で水野翔太が頭で合わせ先制。その後は互いにチャンスを作るが守りも堅くゴールなし、マルヤスが1点リードで折り返す。後半は68分にV大分は右CKからゴール前相手のクリアボールを前田央樹が左サイドからシュートを放ち相手GKが弾いたボールを西川公章が頭で詰め同点とすると84分には左サイドから藤本拓臣のクロスボールにゴール前で前田央樹が頭で合わせ逆転。マルヤスは後半シュート1本でゴールなし。V大分が2-1の逆転勝利、連勝で3位に浮上した。

 ソニー仙台FCと鈴鹿ポイントゲッターズは「めぐみA」で対戦。前半12分にソニーは右CKからのゴール手前からの相手のクリアボールを右サイドで繫ぎ佐藤碧がゴール前フォアサイドにクロスボールを入れると宮本鉄平が頭で合わせ先制。その後もソニーがボールを持つ時間が長く優位に攻めるが鈴鹿の守りが堅く追加点なし。鈴鹿はシュート2本でゴールなくソニーが1-0で折り返す。後半は鈴鹿が右サイドから菊島卓のロングスローからゴール前で今井那生が相手の競り合いから頭で決め同点に追いつくと56分には出岡大輝が左サイドからクロスボールを入れ、ゴール前で山内健史が放ったシュートがバーに当たり跳ね返りを松木駿之介が落ち着いて決め逆転。ソニーは80分に退場者を出すと数位的優位に立った鈴鹿は86分にPKのチャンスを得るとこれをニウドが決め3点目。ソニーは後半シュートゼロでゴールなし。鈴鹿が2点差をつけ逆転勝利で4位との勝点差を4に縮めた。敗れたソニーは4位に順位を落とした。

 松江シティFCとMIOびわこ滋賀は「松江」で対戦。前半は風の影響もありボールコントロールが難しいなかで互いにシュート少なく(松江2本、滋賀1本)ゴールなし、スコアレスで前半を折り返す。後半は攻守の切り替えの早い展開で互いにチャンスを作るが体を張った守りでゴールを許さず終盤へ。そして87分に左サイドのスローインからボールを繫ぎ桃井紳伍がゴール前フォアサイドにクロスを入れると加倉広海が頭で合わせ先制。その後は松江が滋賀の反撃を抑え虎の子の1点を守り切り1-0で勝利、滋賀は連敗となった。

 ホンダロックSCとFC刈谷は「宮崎小林」で対戦。前半は刈谷が風上に立つもシュート数は互いに4本ずつで、CK数ではロックが上回るが決定機に決め切れず前半はスコアレスで折り返す。後半は風上に立つロックがボールを持つ時間は多いものの5本のCKのチャンンスや多くのセットプレーのチャンンスを得るがそれを生かせずシュートは2本と少なく、刈谷はカウンター等で仕掛けチャンスを作るがこちらもシュート3本でゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。

 奈良クラブとF.C.大阪の対戦は「ロートF」で対戦。前半5分に奈良は左CKからゴール前の混線で後方に流れたボールを田中奏一が低く抑えたボールで右下隅に決め先制。34分には自陣からロングボールに前方左サイドをドリブルで駆け上がった森俊介が相手GKの上を越えるループシュートを左隅に決め2点目。FC大阪はシュート数では奈良を上回るも(奈良4本、FC大阪6本)奈良の堅い守りの前にゴールならず奈良が2-0で折り返す。後半は54分にFC大阪が左サイドから繫いだボールにゴール前で相手との競り合いから出たパスに前田悠斗が低く抑えて決め1点を返す。しかし奈良は81分にカウンターから左サイドを寺島はるひがドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとゴール前で桑島良汰が右足で合わせ3点目。その後はFC大阪の反撃を抑えた奈良が3-1で3試合ぶりの勝利。FC大阪は3試合ぶりの黒星となった。

 高知ユナイテッドSCとHonda FCは「春野陸」で対戦。前半からHondaがボールを持つ時間が長く相手陣内までボールを運ぶものの決定的なシュートは少なく、シュート数では高知が前半は上回るが(高知3本、Honda2本)、チャンスに決めることが出来ずスコアレスで折り返す。後半はHondaが優位に攻める展開が多くなり、前半同に相手陣内まで攻め込むも高知の体を張った守りの前にゴールならず。高知は後半チャンスを作るがシュートまで持って行けず。試合はこのままゴールなく試合終了、スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。Hondaは勝点で1試合消化が少ないいわきに並び得失点差で首位に浮上、高知は13位で変わらず。

 FCティアモ枚方とラインメール青森は「J-G堺メイン」で対戦。前半は風上の青森が18分に自陣からGKが前方にロングボールを入れるとゴール前右サイドで受けた水谷侑暉が相手と競り合いながら蹴ったシュートが左下隅に決まり先制。33分には右CKからのボールにゴール前で坂東篤が頭で合わせ2点目。枚方も5本のシュートを放つが決定機に決められずゴールなし。青森が2点リードで折り返す。後半は61分に枚方が加藤博人がゴール前に入れたクロスボールに相手DFのクリアボールが青森ゴールに入りオウンゴールで1点を返すが青森は90分に左CKからゴール前相手のクリアボールから行武大希が出したパスを井上友也が決めダメ押しとなる3点目を決め2点差をつけて5試合ぶりの勝利で鈴鹿同様4位との勝点差を4に縮めた。敗れた枚方は3試合勝利なく5位に順位を落とした。

 次節(第28節)は10月30日(土)に7試合、31日(日)に1試合が開催される。
 ※第28節試合なし:奈良クラブ