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第23回JFL 第29節「いわきFCの今季4位以内が確定!」


第29節 いわきFC vs 東京武蔵野ユナイテッドFC(2021/11/3)より

 第23回JFL第29節が11月3日(水・祝)に全8試合が開催され、勝てばJ3入会条件であるJFL今季4位以内(J百年構想クラブ上位2位以内)が確定するいわきは武蔵野に勝ちJ3入会条件である今季の4位以内(J百年構想クラブ上位2以内)が確定した。首位のHondaはアディショナルタイムに決勝点を決め首位をキープ、J百年構想クラブでは鈴鹿が青森に勝ち、FC大阪が高知に勝ち4位以内へ望みを繋いだ。愛知県対決はリードされていた刈谷が終了間際のゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。

 いわきFCと東京武蔵野ユナイテッドFCは「Jヴィレッジ」で対戦。前半21分にいわきは右サイドからのパスを受けた山下優人がミドルシュートを放つと前に鈴木翔大に当たりシュートコースが変わって右隅に決まり先制。39分には自陣から繋いだパスに相手守備の背後を抜けた古川大悟がドリブルで持ち込み最後は相手GKを交わして決め追加点。武蔵野はカウンターからチャンスを作り3本のシュートを放つがゴールなし、いわきが2-0で折り返す。後半はボールを持つ時間が長くなり67分に武蔵野はハーフェイライン付近の直接FKから右サイドで繋いだボールに角度のないところから石原幸治がゴール前にクロスを入れるとフォアサイドで鈴木裕也が詰め1点を返す。しかし右サイドのスローインから相手のクリアボールを山下優人、谷村海那と繋ぎ最後は吉澤柊がドリブルで相手を交わしながら決め3点目。その後は互いにチャンスを作るも決めることができずこのまま試合終了。いわきが3-1で勝ち連勝で今季の4位以内が確定、武蔵野は3連敗となった。

 ヴェルスパ大分と奈良クラブは「昭和電サA」で対戦。前半優位に攻めるV大分は9本のシュートを放つ。8分には左からのクロスボールにゴール前相手クリアボールを中村真人が決め先制、11分には相手のパスから相手GKのクリアミスを小倉貫太が決め2点目、26分には左サイドで繋いだボールに最後はゴール前で小倉貫太が落ち着いて決め3点目。奈良は前半シュートゼロでゴールなくV大分が3-0で折り返す。後半はシュート数では奈良が上回る(V大分2本、奈良4本)がV大分の守備が堅く最後までゴールなし。V大分は後半は追加点はないものの安定した守りで3-0で勝ち3位に浮上した。

 鈴鹿ポイントゲッターズとラインメール青森は「AGF鈴鹿」で対戦。鈴鹿は6分にカウンターから左サイドに展開し橋本晃司がクロスを入れゴール前でエフライン・リンタロウが頭で繋ぎ松木駿之介が頭で決め先制。その後は互いにチャンスに決めきれず鈴鹿が1-0で折り返す。後半は55分に鈴鹿は左サイドの直接FKからのボールにゴール前の競り合いからエフライン・リンタロウが頭で決め追加点。68分には右サイドからのクロスボールにゴール前で橋本晃司が落ち着いて決め3点目。青森はチャンスを作るがこの日はシュートが少なく(前半1本、後半2本)でゴールなし。鈴鹿が3-0で勝ち4位とは勝点4差に縮めた。

 ヴィアティン三重とHonda FCは「アサスタ」で対戦。前半はV三重がシュート数で上回り(V三重6本、Hondaが2本)チャンスも多く作ったが決定機に決めきれず、Hondaもチャンスを作ったがシュートが少なくスコアレスで折り返す。後半はHondaがボールを持つ時間が多くシュート数でも上回った(V三重5本、Honda8本)が互いにゴールなく終盤へ。このまま引き分けかと思われた90+5分にHondaは自陣左サイドから鈴木雄也が前線にパスを出すと守備の背後に抜けた岡﨑優希が前線で相手の前に体を入れブロックすると背後にいた川浪龍平が決め、これが決勝点となりHondaの勝利で首位をキープ。V三重は連敗で今季4位以内が遠のく連敗となった。

 MIOびわこ滋賀とホンダロックSCは「東近江」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開から互いにチャンスを作るが決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は72分に滋賀が右サイドで繋いだボールから西口諒がクロスボールを入れるとゴール前で嘉茂良悟が頭で合わせ先制。しかしロックは74分に自陣GKから繋いだボールに最後は相手守備の裏に抜けた日野友貴がやや左サイドからミドルシュートを決め追いつく。後半はロックが9本のシュートを放ったが追加点はなく。滋賀もチャンスは作ったが決定的なシュートが放てずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 松江シティFCとFCティアモ枚方は「松江」で対戦。松江は32分に右CKからゴール前で繋いだボールを伊能玲生が決め先制。枚方は前半シュートゼロで41分には退場者を出しゴールなし。松江が1点リードで折り返す。後半は数位的優位の松江が51分に左SKから繋ぎ馬場将大がクロスを入れると川中健太が頭で合わせたボールが左下隅に決まり2点目。枚方も数位的不利ながらシュート3本を放つがゴールなし。逆に松江は85分に相手ボールをインターセプトし繋いだボールから加倉広海が落ち着いて決め3-0で勝ち3連勝、敗れた枚方は連勝ならず4位に後退。

 高知ユナイテッドSCとF.C.大阪は「春野陸」で対戦。前半は互いに攻撃の形を作るものシュートまでもって行くシーンは少なくスコアレスで折り返す。後半は高知がボールを持つ時間が多くなり6本のシュートを放つもFC大阪の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず、逆にFC大阪は自陣からボールを繋ぎハーフェイライン付近から澁谷雅也がやや左サイドからドリブルで持ち込み決め先制。その後は高知の反撃を抑えたFC大阪が虎の子の1点を守り切って勝ち連勝で鈴鹿同様に勝ち4位とは勝点4差に縮めた。高知は連勝ならず13位で順位は変わらず。

 FCマルヤス岡崎とFC刈谷は「岡崎龍北」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開で互いシュートは3本ずつ。20分にマルヤスは右サイドからのクロスにゴール前で水野翔太が繋いだボールを原科勇我が決め先制、マルヤスが1点リードで折り返す。後半は互いにチャンスを作るが守りも堅くシュートまで持って行けず。90+5分に刈谷は退場者を出し数的不利となったが終了間際の90+7分に右CKからゴール前のこぼれ玉を繋ぎ田中貴大がゴール前にクロスを入れるとゴール前で鯉沼晃が決め1-1の引き分けに持ち込んだ。マルヤスは連勝ならず14で順位は変わらず。

 次節(第30節)は11月6日(土)に1試合、7日(日)に7試合が開催される。
 ※第30節試合なし:高知ユナイテッドSC