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第23回JFL 第30節「奈良クラブが松江シティFCとの接戦を制す!」


第30節 奈良クラブ vs 松江シティFC(2021/11/7)より

 第23回JFL第30節が11月6日(土)に1試合、7日(日)に7試合が開催され、首位のHondaと2位のいわきは共に勝利、J百年構想クラブのJ3参入争いではFC大阪が青森に勝ち5位に浮上、下位ではロックと武蔵野が勝ち、この日限定の3rdユニフォームで臨んだ奈良が松江との接戦を制した。得点王争いではハットトリックを決めたHondaの岡﨑優希が2位に4ゴール差をつけた。
 *試合なし:高知ユナイテッドSC

 6日はソニー仙台FCとヴェルスパ大分が「めぐみB」で対戦。前半28分にV大分がPKのチャンスを得ると中村真人が決め先制。前半はV大分のシュートはこの1本だけで、シュート数ではソニーが上回るもゴールなくV大分が1点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内に攻め込みシュート4本ずつを放つも互いに守りが堅くゴールを許さず。特に終盤はソニーが連続攻撃でV大分ゴールを脅かすもV大分の守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。V大分が虎の子の1点を守り切り連勝。ソニーは3連敗となった。

 7日はヴィアティン三重とMIOびわこ滋賀が「アサスタ」で対戦。V三重は前半18分に相手陣内右サイドでボールを奪い繫いだボールから菅野哲也がクロスを入れるとゴール前で寺下裕貴が右足で合わせ先制。滋賀はシュート数では上回るも(滋賀7本、V三重5本)チャンスに決め切れず前半はゴールなし、V三重が1-0で折り返す。後半はシュート数ではV三重が上回り(V三重7本、滋賀3本)決定的なチャンスを作るが決め切れず、滋賀もチャンスを作るがV三重守備陣の堅い守りの前にゴールならず終盤へ。90+2分にV三重は左サイドを塩谷仁をドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で澤朋哉がシュートを放ち相手GKが弾いたボールを右サイドから坂井将吾がダメ押しとなるゴールを決め2-0で勝ちホーム4連戦を2勝2敗の五分とした。滋賀は3試合ぶりの黒星となった。

 東京武蔵野ユナイテッドFCと鈴鹿ポイントゲッターズは「武蔵野」で対戦。鈴鹿は前半13分に右サイドの直節FKからのボールにゴール前でニウドが右足で合わせ先制。その後は互いに相手陣内に攻め込むもシュートまでは持って行けない状態が続き、42分に武蔵野は右SKから繫ぎ小林大地がクロスを入れるとゴール前で西山雄介が頭で合わせ同点とし前半を1-1で折り返す。後半は鈴鹿がCK5本のチャンスを生かせずシュート3本でゴールなし。武蔵野は63分に相手のパスをカットし繫いだボールから石原幸治がドリブルで持ち込みゴール前で右サイドにパスを出すとフォサイドに走り込んだ飯島秀教が決め逆転。その後は鈴鹿の反撃を抑え2-1で4試合ぶりの勝利で17位とは勝点差を5に広げた。敗れた鈴鹿は残り3位のV大分とは勝点差が9に広がり昇格条件確保へ苦しくなった。

 ホンダロックSCとFCマルヤス岡崎は「都農」で対戦。前半開始早々の2分に風上のロックは相手GKからのボールを田中大和が頭で前方にクリアしたボールを受けた當瀬泰祐がドリブルからループシュートを決め先制。その後はシュート数ではマルヤスが上回る(ロック3本、マルヤス6本)ロックの守りが堅くゴールなし。ロックが1-0で折り返す。後半はロックがシュート数で上回り(ロック6本、マルヤス3本)55分は自陣で相手ボールを奪い、大山直哉が前方にパスを出すと相手守備の裏に抜けた當瀬泰祐がドリブルで持ち込み決め追加点。その後はマルヤスに決定的なチャンスを作らせず2-0で5試合ぶりの勝利。マルヤスは3試合ぶりの黒星でこの2チームの勝点差が4に縮まった。

 奈良クラブと松江シティFCの対戦は「ロートF」で対戦。この日限定の3rdユニフォームで臨んだ奈良だったが前半は決定的なチャンスが少なくシュート1本でゴールなし。松江もチャンスが少なくシュート2本でゴールなくスコアレスで折り返す。後半は徐々にチャンスが増えてきた奈良が77分に
ハーフェイライン付近からのロングボールに左サイドを森俊介がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で山本宗太朗がシュートし弾かれたボールを逆サイドから片岡爽が決め先制。松江もチャンスを作るが奈良守備陣の体を張った守りの前に追いつくことができず試合終了。奈良が虎の子の1点を守り切って2試合ぶりの勝利。松江は4連勝ならず。

 ラインメール青森とF.C.大阪は「新青森球」で対戦。FC大阪は前半8分に右CKからのボールにゴール前で佐藤颯人が頭で合わせ先制すると11分には左サイドから繫いだボールから澁谷雅也がドリブルで持ち込みシュートを放ち相手GKのこぼれ球を右サイドから久保吏久斗が詰め2点目。青森はFC大阪を上回る6本のシュートを放つが相手の体を張った守りの前にゴールならず、FC大阪が2点のリードで折り返す。後半は51分に青森が右サイドから菊岡拓朗がクロスを入れゴール前で合わせられなかったものの後方に流れたボールを左サイドから後藤京介がミドルシュートを決め1点を返す。しかしFC大阪は55分に相手GKのクリアボールを前田悠斗がインターセプトしたボールを久保吏久斗がミドルシュートを決め再び2点差にすると88分には左サイドからのクロスにゴール前で繫いだボールを木匠が詰め4点目。その後は青森の攻撃を抑えたFC大阪が3点差をつけて勝利、j3参入争いに向け望みを繫いだ。青森はJ百年構想クラブとの直節対決3連敗となった。

 FCティアモ枚方とHonda FCは「J-G堺メイン」で対戦。Hondaは前半5分にPKのチャンスを得るとGKの楠本祐規が決め先制、19分にもPKのチャンスを得るとこれを岡﨑優希が決め2点目。26分にはゴール前で繫いだパスから川畑隼人が決め3点目。42分には相手GKから奪ったボールを岡﨑優希が繫ぎ鈴木理久がュートを放ち弾いたボールを松本和樹が決め4点目。枚方は前半シュート1本でゴールなく、Hondaが4点リードで折り返す。後半も積極的に仕掛けるHondaは55分に右サイドで鈴木理久が相手ボールをインターセプトしドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で岡﨑優希が決め5点目、63分には岡﨑優希がミドルシュートを決め6点目で岡﨑はハットトリック達成。71分には石田和希が放ったシュートに相手GKが弾いたボールを川畑隼人が決め7点目。枚方は78分にPKのチャンスを得ると佐藤諒が決め1点を返すがその後はゴールなくHondaが6点差をつけ勝利で首位をキープ。枚方今季2度目の連敗となった。

 FC刈谷といわきFCは「刈谷」で対戦。前半は互いにチャンンスを作るもののシュートは刈谷が2本、いわきが1本と少なくゴールなし、スコアレスで折り返す。後半は59分にいわきがハーフェイライン付近からのロングボールに嵯峨理久が相手守備との競り合いから抜け出し右サイドから決め先制。刈谷は88分に右サイドから福家勇輝が右サイドからドリブルで持ち込みクロスを入れるとニアサイドで一木立一が右足で合わせ同点。しかしいわきは87分にPKのチャンンスを得ると嵯峨理久が決め、これが決勝点となりいわきが勝ち3連勝で首位Hondaとは勝点で並ぶ2位をキープ。敗れた刈谷は勝点で15位のロックとは8に広がった。

 次節(第31節)は11月13日(土)に3試合、14日(日)に5試合が開催される。
 ※第31節試合なし:Honda FC