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第24回JFL 第10節「クリアソン新宿がJFL初勝利!」


第10節 ソニー仙台FC vs クリアソン新宿(2022/6/4)より

 第24回JFL第10節が6月4日(土)に3試合、5日(日)に5試合が開催された。今季入会の新宿が2-0でリードし、その後ソニーに追いつかれたがアディショナルタイムに決勝のゴールを決めJFL入会後初勝利。2位のロックと3位の武蔵野の対決は武蔵野が勝ち2位に浮上、今季の最多入場数(4,710人)となった三重県対決を制したV三重が3位に浮上した。鈴鹿ポイントゲッターズの三浦知良は今節もベンチ外となった。

 4日はソニー仙台FCとクリアソン新宿が「角田」で対戦。前半1分に新宿は大﨑淳矢が相手ボールをインターセプトし距離のあるループシュートを決め先制。その後はボールの主導権を握るソニーだったが新宿の堅い守りの前に決定的なシュートを放てず、逆に新宿のカウンターでピンチを招く展開となり32分には左コーナーキックからゴール前フォアサイドの距離のある位置で米原祐が頭で合わせ2点目。しかしソニーも33分に秋元佑太が出したパスに裏に抜け出した内野裕太が決め1点を返し新宿が1点リードで折り返す。後半は風上のソニーが優位に進め55分には右サイドのクロスボールからゴール前で内野裕太が頭から飛び込み同点とする。その後は互いにチャンスを作るが決め切れず終盤へ。アディショナルタイムの90+3分に新宿は相手のゴール前で繋ぎ最後は千葉丈太郎が決めこれが決勝点となり新宿がJFL入会後初勝利。ソニーは2年連続角田開催で新入会チーム相手に黒星。

 FC大阪と奈良クラブは「服部陸」で対戦。前半はFC大阪がボールの主導権を握る時間が多くシュート数でも上回るが(FC大阪5本、奈良4本)決定機に決め切れず、奈良もチャンスを作るがFC大阪の堅守の前にゴールならずスコアレスで折り返す。後半は奈良がボールの主導権を握る時間が多くシュート8本を放つがFC大阪の守備陣が体を張った守りでゴールならず。FC大阪は後半シュート1本と少なくゴールなしで試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。FC大阪と奈良は共に今季の引き分けは5試合目となった。

 FCティアモ枚方とFCマルヤス岡崎は「たまりく(枚方)」で対戦。枚方は前半から積極的に仕掛けシュート15本を放つもマルヤス守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。マルヤスもボールを繋ぎながらチャンスを作り5本のシュートを放つがチャンスに決め切れず前半はスコアレスで折り返す。後半は攻守の切り替えの速い展開から互いにシュート4本ずつを放つも互いの攻守もありゴールが遠く。枚方はコーナーキックのチャンスも今節はゴールに結びつかずこのまま試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。両チームともこれで2試合連続勝利なし。

 5日はHonda FCとラインメール青森が「都田」で対戦。前半からボールの主導権を握るHondaだったが青森の堅い守りの前に4本のシュートを放つがゴールなし。青森はシュートゼロで前半はスコアレスで折り返す。後半もHondaの優位は変わらず再三決定機を作り8本のシュートを放つも青森の体を張った守りの前にゴールならず。青森は決定的なチャンスはなくシュート1本でゴールなし。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。Hondaは2試合勝利なく7位に後退した。青森は3連勝ならずも3試合負けなしで6位。

 ヴェルスパ大分とMIOびわこ滋賀は「日田」で対戦。雨の中での試合は前半26分に滋賀が左コーナーキックからの低く抑えたゴールから離れたゴロパスにニアサイドに走り込んだ村上巧が右足で振り抜き先制。しかし37分にV大分は自陣から繋いだボールに最後は前田央樹が落ち着いて決め同点とするが滋賀は42分に左サイドから國領一平が逆サイドにクロスを入れ齋藤圭汰が頭で折り返したボールにゴール前で高見啓太が右足で合わせ再びリードし前半を折り返す。後半は76分にV大分が退場者を出し一人少ない状況に。数的優位となった滋賀は逆にしっかり守りを固めシュート数ではV大分が上回るも体を張った守りでゴールを許さず試合終了。滋賀が1点差で逃げ切り前節のHonda戦に続き連勝。V大分は4試合ぶりの黒星となった。

 ヴィアティン三重と鈴鹿ポイントゲッターズは「アサスタ」で対戦。V三重にとってホーム最多、そして今季のJFL最多入場者数となる4,710人の来場者があった三重県ダービーは前半34分にV三重が右サイドからのクロスボールにゴール前でニアサイドに走り込んだ金成純が右足で合わせ先制。鈴鹿がシュート3本でゴールなくV三重が1点リードで折り返す。後半は60分に鈴鹿が左サイドで中里崇宏が放った直接FKにゴール前ニアサイドで三宅海斗が左足で合わせ同点。そしてV三重は77分に田村翔太が左サイドからドリブルで駆け上がりゴール前にパスを出すと田宮碧人が相手の競り合いから抜け出し決め再びリードすると82分には菅野哲也が相手ボールをインターセプトし前線にパスを出すと大竹将吾が決め3点目、87分には橋本拓門が放ったシュートのこぼれ球を大竹将吾が詰め4点目。その後は鈴鹿の反撃を振り切り4-1で勝ち連勝で3位に浮上した。敗れた鈴鹿は3連敗となった。

 高知ユナイテッドSCとFC神楽しまねは「宿毛陸」で対戦。雨の中で行われた試合は前半11分に高知が右サイド自陣からのFKに相手守備の裏に抜け出した赤星魁麻がバウンドしたボールに左足を伸ばし合わせ先制。その後も高知が優位に攻める時間が続くも前半シュート3本で追加点はなし。しまねは前半シュート1本でゴールなく高知が1-0で折り返す。後半も高知優位な展開が続き決定的なチャンスを作りシュート8本を放つがしまね守備陣の体を張った守りの前に追加点はなし。しまねも後半はチャンスを作り3本のシュートを放つが最後までゴールが遠くこのまま試合終了。高知が1-0で勝ち4試合ぶりの勝利。しまねは3試合連続で0-1の黒星となった。

 ホンダロックSCと東京武蔵野ユナイテッドFCは「宮崎市」で対戦。雨の中での試合でボールコントロールが難しい中、ボールの主導権は武蔵野が多い展開でシュート数が上回るも(ロック2本、武蔵野3本)互いに決定的なチャンスは少なくスコアレスで折り返す。後半は58分に武蔵野が左CKからのボールに梁賢柱がゴール前離れた位置から頭で合わせ先制。その後は互いに相手ゴール前までボールを運びシュートを放つ(ロック3本、武蔵野5本)も互いに守りも堅くゴールなし。少ないチャンスをものにした武蔵野が虎の子の1点を守り切り3連勝。ロックは5連勝ならず第2節以来の黒星となった。

 次節(第11節)は6月12日(土)に1試合、13日(日)に6試合、14日(月)に1試合が開催される。また天皇杯2回戦の残り試合が6月8日(水)に開催されソニー仙台FCが参加する。