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第24回JFL 第26節「東京武蔵野ユナイテッドFCが今季4度目の4ゴールを決め勝利!」


第26節 東京武蔵野ユナイテッドFC vs ヴェルスパ大分(2022/10/23)より

 第24回JFL第26節が10月22日(土)に2試合、23日(日)に6試合が開催された。1位のHondaは引き分けるも首位をキープ。2位の奈良は引き分けで3位に順位を下げたがJFL歴代2位となる14,202人の来場者を達成し、J3入会に必要な入場数1試合2,000人以上を達成した。3位のFC大阪は青森に競り勝ち2位に浮上、次節で勝てばJ3入会に必要な順位条件をクリアする。武蔵野はV大分相手に今季4度目となる4ゴールを決め勝利、鈴鹿の三浦知良は76分からの出場で自らのJFL最年長出場記録を55歳239日に伸ばした。

 22日はソニー仙台FCとFCティアモ枚方が「めぐみA」で対戦。前半12分に枚方はGKのロングフィードから大垣勇樹が前方に出したパスに森本ヒマンが抜けだしシュート、そのボールは相手GKも弾くがこぼれ球を森本が自ら詰め先制。22分にはハーフウェーライン付近からの直接FKのボールにゴール前で森本ヒマンが繋いだボールを生駒稀生が決め2点目。ソニーは33分に左サイドへのロングボールから山森俊希がゴール前にクロスを入れると相手GKが弾いたボールを秋元佑太が右足で詰め1点を返し、前半は枚方が1点リードで折り返す。後半はボールの主導権はソニーが多く握り5本のシュートを放つも枚方守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。枚方は後半シュート2本でゴールなく試合終了。前半のリードを守った枚方が逃げ切って勝利。敗れたソニーは連敗となった。

 MIOびわこ滋賀とFC神楽しまねは「東近江」で対戦。前半38分にしまねは左サイドで繋いだボールから佐藤啓志郎が前方にパスを出すと抜け出した谷尾昂也が落ち着いて決め先制。前半は滋賀もチャンスを作り4本のシュートを放つがゴールなくしまねが1点リードで折り返す。後半は50分に滋賀が右サイドから繋いだボールに最後は相手を交わしながら村上巧が決め同点に追いつく。しかししまねは78分に右CKからのボールにファーサイドの距離のある位置に走り込んだ馬場将大が豪快なミドルシュートを決め再びリード。滋賀は後半シュート4本を放つがしまねの攻守に阻まれ追いつくことができずこのまま試合終了。しまねが1点のリードを守りきり4試合ぶりの勝利。敗れた滋賀は12連敗となった。

 23日はラインメール青森とFC大阪が「カクスタ」で対戦。雨の中での試合は前半は互いにシュート1本ずつでゴールなくスコアレスで折り返す。後半は互いに相手陣内に積極的に攻めシュート数も増えるが決定的なチャンスは少なく終盤へ。そして84分にFC大阪は左サイドを宇高魁人がドリブルで駆け上がりゴール前で横パスを出すと待ち構えていた清本拓己が落ち着いて決め先制。その後は青森が反撃するもFC大阪の守備陣が体を張った守りの前にゴールならずこのまま試合終了。FC大阪が青森との4位、3位対決での接戦を制し2位に浮上。次節勝てばJ3入会に必要な順位条件(JFL4位以内かつJ百年構想クラブ2位以内)をクリアする。青森はこれで3位奈良との差が8に広がり6位に順位を落とした。

 奈良クラブと鈴鹿ポイントゲッターズは「ロートF」で対戦。奈良として過去最多(JFL史上2番目)の14,202人の来場者がありJ3入会条件をクリアした奈良だったが、前半はシュート数で上回った鈴鹿が33分に左サイドからの直接FKからのボールに右サイドで中村俊貴が頭で折り返したボールをゴール前で平出涼が右足で合わせ先制。奈良は前半シュート数4本でチャンスを作るが決定機に決め切れず鈴鹿が1点リードで折り返す。後半は鈴鹿がシュート2本の鈴鹿に対し、シュート数3本の奈良が59分に左サイドのクロスボールからゴール前混戦から出たボールを片岡爽が距離のある位置から右足で決め同点。その後は互いにチャンスを作るが決め切れずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。奈良は次節勝ち、他の4位から6位のチームの結果如何ではJ3入会条件である順位をクリアする。鈴鹿は3連勝ならず。

 FCマルヤス岡崎と高知ユナイテッドSCは「CSア港」で対戦。前半シュート1本の高知に対し5本のシュートを放ったマルヤスが45分に右サイドからのクロスにゴール前で酒井達磨が頭で合わせ先制、マルヤスが1点リードで折り返す。後半は互いに8本ずつのシュートを放つも高知は決定的なチャンスにマルヤスの攻守もありゴールならず。逆にマルヤスは70分には塩谷仁が左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れると酒井達磨が落ち着いて決め2点目。酒井はこれで得点ランキング単独トップに立つ。74分には右CKからのボールにゴール前で塩谷仁が頭でダメ押しとなる3点目。その後は互いにゴールなく試合終了。マルヤスが3-0で勝ちホームは連勝。敗れた高知は来季のJ3入会にための順位をクリア出来ず。

 東京武蔵野ユナイテッドFCとヴェルスパ大分は「味フィ西」で対戦。前半序盤から武蔵野優位な展開で進み9分に左サイドから繋いだボールに最後は相手GKのクリアボールを川戸大樹が詰め先制すると17分には中央でのパス回しから澤野康介が自らのシュートのこぼれ球を詰め2点目。V大分は30分に左サイドで利根瑠偉が相手ボールインターセプトしたボールを前田央樹が決め1点を返し、武蔵野が2-1で折り返す。後半は終盤までゴールはなく81分に中央で繋いだボールから小倉貫太が前方に出したパスに抜け出した酒井信磨が決め同点に追いつく。しかし武蔵野は82分に右サイドからのクロスボールに相手のクリアボールを小林大地が決め再びリード。そして武蔵野は88分に一宮憲太からのロングボールに抜け出した石原幸治が横パスを出すと松澤彰が右足で合わせダメ押し。その後は互いに追加点なく試合終了。武蔵野が4-2で勝利。V大分は4連敗となった。

 ホンダロックSCとHonda FCは「都農」で対戦。前半は互いにシュート3本ずつを放つも決定機に決め切れずスコアレスで折り返す。後半はボールの主導権を握るHondaが78分にゴール前で繋いだボールから最後は松本和樹が右足アウトサイドで決め先制。その後も追加点を狙ってロックゴールに攻め込むがチャンスに決め切れず。逆にロックは終了間際の90+5分にロックは左サイド原山海里のロングスローからゴール前から相手のクリアボールを繋ぎ最後は藤山雄生が体勢を崩しながら左足で決め引き分けに持ち込んだ。ロックはこれで5戦負けなし、引き分けたHondaだったが勝点1差で首位をキープした。

 クリアソン新宿とヴィアティン三重は「味スタAGF」で対戦。前半シュート数で上回るV三重は27分に川中健太からのパスに抜け出した田村翔太がシュートし相手GKのクリアボールを自ら詰め先制。しかし新宿は42分にゴール前でパスを繋ぎ最後は西山大輝が右足で決め追いつき1-1の同点で前半を折り返す。後半もシュート数ではV三重が勝るが(V三重7本、新宿4本)新宿守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。逆に新宿は78分に森村昂太が自陣左サイドからのロングボールを受けた堀田稜が相手GKが飛び出した無人のゴールに体勢を崩しながら決め逆転。その後はV大分の反撃を抑えた新宿が2-1で勝ち14位のソニーに勝点1差まで迫った。敗れたV三重は3位の奈良とは勝点で11差に広がった。

 次節(第27節)は10月29日(土)に3試合、30日(日)に5試合が開催される。

☆J3入会条件(順位)について
 *第24回JFLで4位以内かつJリーグ百年構想クラブ2位以内

☆2位FC大阪の場合
①第27節で他のチームに関係なく勝利の場合は今季のJFL4位以内かつJ百年構想クラブ2位以内が確定する。
②第27節で引き分けの場合は東京武蔵野ユナイテッドFCとFCマルヤス岡崎の直接対決で勝敗が決し(引き分けの場合はなし)、ラインメール青森が引き分け以下の場合、今季のJFL4位以内かつJ百年構想クラブ2位以内が確定する。

☆3位奈良クラブの場合
①第27節で勝利の場合、東京武蔵野ユナイテッドFCとFCマルヤス岡崎の直接対決で勝敗が決し(引き分けの場合はなし)、ラインメール青森が引き分け以下の場合、今季のJFL4位以内かつJ百年構想クラブ2位以内が確定する。