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第97回天皇杯1回戦「JFL勢は8チームが勝利し2回戦に駒を進める!」


2回戦では鹿島と対戦するFCマルヤス岡崎(2017/4/22) より

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が4月22日(土)に4試合、23日に5試合が開催された。 JFLからは10チーム出場。8チームが勝利し6月21日開催の2回戦へ駒を進めた。

■1回戦の結果
【 】は、マッチナンバー、得点後の(  )は背番号


◎[4月22日(土)]
【1】13:00 和歌山県紀三井寺公園陸上競技場(紀三井寺)
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県) 2 - 3  FCマルヤス岡崎(愛知県)
  (前半  0-0)
  (後半  2-2) 
  (延長前半  0-1)
  (延長後半  0-0)
 マルヤス得点:64分(9)盛礼良レオナルド、90+2分(9)盛礼良レオナルド、103分(35)寺尾憲祐
 失点:67分、73分

 FCマルヤス岡崎は関西リーグのアルテリーヴォ和歌山と対戦。前半は風下ながらも優位に攻めるマルヤス。しかし互いに決定機に決めることができずスコアレで折り返す。後半は風上に立つマルヤスが再三に渡りチャンスを作り、64分に縦の突破から最後は相手GKが弾いたボールを盛礼良レオナルドが詰め先生。その後も決定的なチャンスに決められずにいると和歌山がロングボールからチャンスを作り67分と73分に澤野康介に決められ逆転されてしまう。しかし終盤に足が止まり始めた和歌山相手に攻め続け終了間際にゴールに向かった浮き球を盛礼良が頭で押し込み同点とし延長線戦へ。延長戦では終始優位に進めたマルヤスが延長前半の103分に右CKからのボールを相手FPがクリア、そのボールを寺尾憲祐が落ち着いて決めこれが決勝点となりマルヤスが苦しみながらも勝利、2回戦へ駒を進めた。


【17】14:00 ヤンマースタジアム長居(ヤンマースタ)
FC大阪(大阪府)  4 - 1  佐賀大学(佐賀県)
  (前半  1-1)
  (後半  0-0) 
 FC大阪得点者:21分(6)ジュニーニョ(PK)、55分(17)高橋周也、61分(11)川西誠、90分(11)川西誠
 失点:43分

 FC大阪は九州大学リーグ1部の佐賀大学と対戦。前半から圧倒的に攻めるFC大阪だったが得点は21分のPKによるゴールのみ、逆に佐賀大学が43分に決め1-1の同点で折り返す。後半は互いに4本ずつのシュートながらも決め手で勝るFC大阪が55分に縦の突破からゴール前で高橋周也が決め再びリードすると61分には右からのクロスボールを川西誠が落ち着いて決め、更に川西は90分にも相手GKが弾いたボールを決めFC大阪が4-1で勝利、2回戦へ駒を進めた。


【19】13:00 栃木グリーンスタジアム(栃木グ)
栃木ウーヴァFC(栃木県)  6 - 1 FCパラフレンチ米沢(山形県)
(前半  5-0)
(後半  1-1) 
 栃木ウ得点者:16分(19)佐藤祐輝、20分(20)松田康佑、25分(19)佐藤祐輝、34分(29)増田修斗、45+2分(25)若林学、90分(11)畦地健太
 失点:85分
 
 栃木ウーヴァFCは東北2部リーグ南に所属するFCパラフレンチ米沢と対戦。シュート数で栃木ウ28本、米沢4本が示すとおり前半から力の違いを見せつけた栃木ウ。16分に右からのロングスローから佐藤祐輝が頭で決め先制、20分には右からのロングボールを松田康佑が冷静に決め、25分には佐藤がこの日2点目を決め3-0。その後は栃木ウが得意とする高さのあるセットプレーで増田修斗、若林学が立て続けに決め5-0で折り返す。後半は相手のサイド攻撃から決められ失点をするが90分には畦地健太がゴール前の浮き球を頭で決め計6-1で勝利、2回戦へ駒を進めた。


【20】13:00 ならでんフィールド(ならでん)
奈良クラブ(奈良県)  0 - 1 ヴァンラーレ八戸(青森県)
  (前半  0-0)
  (後半  0-0) 
  (延長前半  0-1)
  (延長後半  0-0)
 八戸得点者::105分(20)三根和起

 JFL対決となったこの試合は1点を争う展開。前半は八戸がシュート数で上回るが互いに決定的なチャンスが少なくスコアレスで折り返す。後半は奈良優位の展開で八戸ゴールに再三に渡って攻まるが八戸は固い守りで奈良にゴールを決めさせずスコアレスで延長戦へ。延長前半に八戸は105分に左サイドを吉川翔梧がドリブルで駆け上がり中央へパス。それをゴール前で繋ぎ最後は三根和起が決め八戸が先制。延長後半は八戸が奈良の猛攻を凌ぎ虎の子の1点を守りきり八戸が勝利、2回戦へ駒を進めた。


◎[4月23日(日)]
【4】13:00 山梨中銀スタジアム(中銀スタ)
韮崎アストロス(山梨県) 1 - 5 ブリオベッカ浦安(千葉県)
  (前半  1-3)
  (後半  0-2) 
 浦安得点者::8分(3)笠松亮太、12分(14)上松瑛、25分(18)相馬将夏、69分(24)南部健造、73分(17)富塚隼
 失点:20分
 
 ブリオベッカ浦安は山梨県1部リーグの韮崎アストロスと対戦。前半から圧倒的優位に攻める浦安が8分に右からのクロスボールを笠松亮太が頭で決め先制。12分には上松瑛が相手GKのクリアボールを詰め2点目。20分には韮崎の小泉公二にPKを決められ1点を返されるが、浦安は25分に相馬将夏が決め2点リードで折り返す。後半も浦安は攻撃の手を緩めず69分には南部健造がPKを決めると73分には左サイドを起点にした攻撃から最後は富塚隼が決め浦安が計5ゴールで勝利、2回戦へ駒を進めた。


【6】13:00 沖縄県総合運動公園陸上競技場(沖縄県陸)
FC琉球(沖縄県) 5 - 5 FC今治(愛媛県)
  (前半  2-2)
  (後半  2-2) 
  (延長前半  0-1)
  (延長後半  1-0)
  (PK方式  3-5)
 今治得点者:21分(10)桑島良汰、45+4分(10)桑島良汰、50分(9)長尾善公、73分(9)長尾善公、100分(7)片岡爽
 失点:25分、38分、69分、90+1分、119分

 FC今治はJ3のFC琉球と対戦。前半から点の取り合いとなったこの試合。21分に今治は左からのクロスボールを桑島良汰が頭で合わせ、一度は相手GKに弾かれるも桑島が落ち着いて決め先制。その後は25分と38分に琉球に決められ逆転を許すが前半終了間際に右からのグラウンダーのパスを桑島が決め同点で折り返す。後半は73分に琉球にFKを直接決められるが今治は50分、73分に長尾善公が決め1点リードでアディショナルタイムへ。90+1分に琉球が右CKから西岡大志が頭で合わせ同点、延長戦へ。延長前半100分に今治は右からのグラウンダーのパスを片岡爽が決め1点をリード。このまま試合終了かと思われた延長後半終了間際にまたも琉球の西岡に決められ5-5の同点。PK方式による決着戦へ持ち込まれた。ここで琉球が3人目の選手が決めることができず、逆に今治は5人全員が決め2時間42分の死闘を制した。今治は見事J3クラブに勝利し今季のJFL勢ジャイアントキリング第1号となり2回戦に駒を進めた。


【7】13:00 大分銀行ドーム(大銀ド)
ヴェルスパ大分(大分県)  2 - 1 高知ユナイテッドFC(高知県)     
  (前半  0-1)
  (後半  2-0) 
 V大分得点者:61分(17)清水大輔、66分(9)鍔田有馬
 失点:36分

 ヴェルスパ大分は四国リーグの高知ユナイテッドFCと対戦する。前半は高知がシュート数で上回り36分に左CKからのボールを横竹翔が頭で決め先制、V大分が1点ビハインドで折り返す。後半はV大分が終始優位に攻め、61分に左CKからのボールを清水大輔が決め同点に追いつくと66分には左からのクロスボールを鍔田有馬が決め逆転。その後は安定した守りで決定的なチャンスを作らせず2-1でV大分が逆転勝利、2回戦に駒を進めた。


【8】13:00 Honda都田サッカー場(都田)
Honda FC(シード)  3 - 1 びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県)
  (前半  0-1)
  (後半  1-0) 
  (延長前半  2-0)
  (延長後半  0-0)
 Honda得点者:77分(4)富田湧也、95分(9)大町将梧、104分(9)大町将梧
 失点:6分

 Honda FCは、関西学生リーグ1部のびわこ成蹊スポーツ大学と対戦。前半6分にびわこ成蹊大が右サイドから持ち込み堂安憂が決め、Hondaは先制され1点ビハインドで折り返す。後半優位に攻めるHondaは守りを固めるびわこ成蹊大の前に決定的なチャンスをなかなか作らせてもらえず。しかし77分に右サイドからのクロスボールをゴール前で繋いだボールを富田湧也が決め同点。その後のチャンスは決めることができず延長戦へ。延長に入ると終始Hondaが優位に攻め95分に栗本広輝が左サイドからドリブルで切り込みゴール前へパス、それを大町将梧が決め、更に大町は104分に右からのクロスボールを左足で決めHondaが3-1の逆転勝利、2回戦に駒を進めた。


【13】13:00 岩手県営運動公園陸上競技場(岩手)
グルージャ盛岡(岩手県) 2 - 0 ソニー仙台FC(宮城県)
  (前半  0-0)
  (後半  2-0) 
 失点:77分、79分

 ソニー仙台FCはJ3のグルージャ盛岡と対戦。前半はソニーがシュート数で上回るも決定機に決めることができずスコアレスで折り返す。後半もシュート数ではソニーが上回るが盛岡の攻守の前にゴールなし。逆に盛岡は77分にゴール前のこぼれ球を菅本岳が決め、79分にはゴール前のクリアボールを八角大智が決め盛岡が2-0で勝利。ソニーは最後まで決め手に欠き2回戦進出ならず。


■JFL8チーム、天皇杯2回戦対戦カード
【 】は、マッチナンバー

◎[6月21日(水)]
【25】19:00 茨城県立カシマサッカースタジアム(カシマ)
鹿島アントラーズ(J1) ― FCマルヤス岡崎(愛知県)

【29】19:00 日立柏サッカー場(柏)
柏レイソル(J1) ― ブリオベッカ浦安(千葉県) 

【32】19:00 シティライトスタジアム(Cスタ)
ファジアーノ岡山(J2) ― FC今治(愛媛県)

【33】19:00 市立吹田サッカースタジアム(吹田S)
ガンバ大阪(J1) ― ヴェルスパ大分(大分県)

【35】19:00 ヤマハスタジアム(ヤマハ)
ジュビロ磐田(J1) ― Honda FC(シード)

【47】19:00 ニッパツ三ツ沢球技場(ニッパツ)
横浜F・マリノス(J1) ― FC大阪(大阪府)

【49】19:00 等々力陸上競技場(等々力)
川崎フロンターレ(J1) ― 栃木ウーヴァFC(栃木県)

【51】19:00 山梨中銀スタジアム(中銀スタ)
ヴァンフォーレ甲府(J1) ― ヴァンラーレ八戸(青森県)