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えひめ国体は青森県(ラインメール青森)が優勝!


優勝 青森県(2017/10/4)より

 第72回国民体育大会(笑顔つなぐえひめ国体)サッカー競技(成年男子)が10月1日(日)~4日(水)までの4日間、愛媛県県北条市で開催された。JFL勢では単独チームとしては開催地代表として愛媛県のチームとして「FC今治」、奈良県のチームとして「奈良クラブ」、青森県のチームとして「ラインメール青森」の3チームが参加。茨城県の選抜チームには「流経大ドラゴンズ龍ケ崎」の選手が選出され、三重県の選抜チームには「ヴィアティン三重」の選手が選出され参加した。結果は青森県が優勝、愛媛県が準優勝となった。

 1回戦では三重県が神奈川県と対戦。前後半を通じて終始優位に攻めシュート数で圧倒する三重県だったが、再三の決定機に決めることができずスコアレスで延長戦へ。そして延長戦でも勝負がつかずPK方式の決着へ。そこで三重県は二人が外し2-4で敗れ1回戦で姿を消した。茨城県は鹿児島県と対戦し先制されるが62分に同点とするが終了間際に決められ1-2で敗れこちらも1回戦で姿を消した。単独チームで参加した3チームは奈良県が長野県に2-0、青森県が北海道に3-0と危なげなく勝利。地元の愛媛県は、京都府相手にシュート数で上回られるが前半29分に上村岬が決めた1点を守りきり2回戦へ駒を進めた。

 準々決勝では愛媛県が鹿児島県と対戦。愛媛県は前半12分にゴール前で繋いだボールを桑島良汰が決め先制、18分には直接FKからのボールを斉藤誠治が頭で決め2点目。28分に1点を返されるが前半を2-1で折り返す。後半は42分に愛媛県は水谷拓磨が決め3点目。しかし終盤に鹿児島県が猛反撃。67分、69分に決められ3-3となり延長戦へ。そして延長戦でも勝負がつかずPK方式の決着へ。そこで鹿児島県は1人目が外したのに対し愛媛県は全員が決め5-4で勝ち辛くも2回戦へ。JFL勢対決となった奈良県と青森県の対戦は、青森県が前半16分に左からのクロスボールを横野純貴が決め先制、1点リードで折り返す。後半は互いに決定機に決められず青森県が奈良県に1-0で勝利。

 準決勝では第1試合として愛媛県が群馬県と対戦。前半から優位に進める愛媛県が前半20分に桑島良汰がFKを直接決め先制し1点リードで折り返す。後半も優位に進める愛媛県は40分に佐保昂兵衛が相手のクリアボールを詰め2点目、69分には桑島良汰が放ったシュートが一度は相手GKにクリアされるもののそのボールを押し込み3点目。守備の面でも群馬県に決定的なチャンスを作らせず3-0で勝利、翌日の決勝戦へ駒を進めた。第2試合として青森県が石川県と対戦。青森県は前半15分に浜田幸織がPKを決め先制し1点リードで折り返す。後半は43分に小栗和也が左からドリブルで切り込み決め2点目。その後石川県にチャンスを作られるが青森は安定した守りでゴールを決めさせず、逆に終了間際に小栗和也がカウンターからドリブルで持ち込みダメ押しとなる3点目を決め計3-0で勝利、こちらも翌日の決勝戦へ駒を進めた。


準優勝 愛媛県(2017/10/4)より

 昨年の静岡県(沼津)と宮城県(ソニー)同様に今年もJFL勢決戦となった決勝戦。今季のJFLリーグ戦は青森の1勝1分け。順位も上位に位置する青森に対し開催地県として多くの声援を背に地元の利を愛媛県(今治)が活かせるか?また昨年の優勝経験のある都道府県対決でなく共に勝てば初優勝となりメディアや関係者も多く集まったこの試合。前半は風上に立つ青森が数多くチャンスを作るものの決めきれず、愛媛県も青森県を上回るシュート数を放つがこちらも決めきれずスコアレスで折り返す。後半はまず青森県が40分に右サイドから水木将人のロングスローに横野純貴が頭で合わせ先制。その後は風上に立つ愛媛県ペースで進むも青森の堅い守りの前にゴールならず。青森もカウンターからチャンスを作るがこちらも追加点はなく最後まで体を張って虎の子の1点を守り切った青森県が1-0で勝ち国体初優勝。地元開催の愛媛県は残念ながら敗れ準優勝となった。